ゴシラン

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さようならリブレ

去年終盤からなんとなく続いている、強い倦怠感や不眠を中心とする「体調不良」。

「病院行っても原因はわからないし、突然症状が治まっているときもあるし、一体何なんだろうなあ?」と、書籍やYouTubeをさまよっているときに考え付いたのが「低血糖」の可能性であった。

 

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とは言え、実際の血糖値は測ってみないとわからない。

健診の血液検査の空腹時血糖やHbA1cの値は問題がないが、不眠の原因には「夜間低血糖」があるのではないかと思い、「24時間の血糖値の推移」を知りたかったのであった。

 

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で、8000円ぐらいで14日の間、24時間の血糖値を推測することができる「リブレ」というものの存在を知り、Amazonでポチリしてみたのだった。

 

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本日の午前10時を持ちまして、14日間の測定期間が終わりましたので、そこから気づいたことをまとめていきたいと思います。

 

《夜間低血糖はあるときはある》

 

 

14日のうち、深夜から早朝にかけて、基準値より血糖値が下がったのは5回。

確かに血糖値が下がってから、急に上がったときに、覚醒を感じることもあり、ここで血糖値を上げる興奮ホルモンの「アドレナリン」が悪さをしているのかなと推測することもできる。

 

 

ところが眠剤(デエビゴ or ベルソムラ)を入れると、なぜか夜間の血糖値低下は見られない。

にも関わらず、夜中の中途覚醒はあり、「あんまり血糖値と中途覚醒の関連はないのかなあ」というのが、現時点での私の考えである。

 

あと、「寝る前のはちみつが夜間低血糖を防ぐ」というのも、私には当てはまりませんでした。

 

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単純にメンタルの問題なのかねえ。

特に今月に入ってからは「ヤバい、俺、肺癌かもしれん!」と必要以上に不安になっていたことだし。

 

《数字を気にする生活はストレスになる》

 

前半の一週間は、食べたり動いたりした後での数値の変化を面白く感じ、「おお、すげぇ。色々実験してみよう」と思っていたのであるが、後半一週間は、正直数字を気にしながらの生活が苦痛でしたね。

飯食った後に、ビヨーンと血糖値が上がると、「うわっ!どこまで上がるんだ!」と不安になり、下がり始めると、「おお!血糖値スパイクでヤバいところまで下がるんじゃないか?」と、余計な糖質を口に入れたくなりますし。

実際、何も食べてないのに、血糖値が上がっていることがありましたが、これの原因としては、血糖値を上げる「ストレスホルモン」である「コルチゾール」が無駄に分泌されていることも考えられます。

今日の10時にリブレの使用期限が切れたときは、「ふーっ、やっと数分おきに無駄にスマホで数字をチェックする生活から解放される」と、安堵感を得られたのであった。

 

《基本、血糖値には異常なし!》

 

主に「夜間低血糖」の有無をチェックするために試してみたリブレでしたが、2週間の計測期間で、そこまで血糖値が異常だという数字が見られることはなかったですね。

確かに夜ちょっと下がっていたことはありましたが、ギャーギャー騒ぐレベルでもないなと。

 

「かくれ低血糖」の可能性があるんじゃないかと思ってから、書籍やYouTubeで推奨されている「グルテンフリー」「カゼインフリー」を心がけ、小麦や乳製品を控える生活を送ってきましたが、それがストレスとなって、かえって体調に影響を及ぼしていたのかもしれないな。

 

私はキリスト教徒ではありませんが、とどのつまり、マタイによる福音書6章25節が、食に対する本質をついているのではないでしょうか。

 

だから、言っておく。自分の命のことで何を食べようか何を飲もうかと、また自分の体のことで何を着ようかと思い悩むな。命は食べ物よりも大切であり、体は衣服よりも大切ではないか。

 

あまり栄養学的にどうのこうのということは気にせずに、ドクターペッパーを飲み続けて100歳以上まで生き延びたおばあちゃんを見習った方がいいのかもしれません。

 

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逆説的であるが「健康を意識せずに習慣を守る」ことが、健康につながるのかもしれません。

「正しい」と思われる健康情報に振り回されないようにしていこう。

 

さようなら。

謎の肺の影におびえる日々

さてさて、北海道マラソンが終わり、すっかり心身ともに抜け殻のガラガラになった私。

張り詰めた気持ちが一気に抜けたのか、強い倦怠感や不眠が猛威をふるっている日々を過ごしています。

 

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で、道マラの3日前に、お腹の調子が悪いということで、腹部CTを撮影したのだが、思わぬところに落とし穴があった。

 

お腹のちょっと上にある左肺に影があるんじゃない?

 

まさかお腹のCTを撮影して、肺に怪しいところが見つかるとは思ってもいなかった。

咳はないし、ここ数ヶ月、のどの痛みを感じるような風邪などひいたことがない。

しかし、初期の肺癌は、無症状でもCTで発見できるようだしなあ。

「レントゲン画像で影がある」というレベルだったら、「どーせ見間違いでしょ」と、軽く受け止められるのだが、解像度がレントゲンの1000倍は高いCT画像だと、「これ、やべー奴じゃん」という気持ちになるのである。

 

んなわけで、「癌なのかそうじゃないのか」に悩む、文字通り眠れぬ夜を過ごしてきました。

とりあえず、肺のCTを撮ってみようということで、先週の木曜、改めて肺CTを撮影しました。

 

 

で、CT画像を見てみると、左肺の下の方に2㎝ぐらいの大きさの影が写っていたのね。

2週間前に比べると、若干小さくなっているような気がするが、やはり不安は消えない。

画像診断専門の放射線科医の先生に読影してもらうことになりました。

 

で、結果発表。

 

治りかけの肺炎像のようで、癌ではなさそう

 

とのこと。

 

いやー、癌でなさそうで、よかったよかった。

とは思うのだが、逆に「全く身に覚えのない肺炎にいつかかったんだ?」という謎は残る。

知らんうちに無症状のコロナ肺炎にかかっていたということ?

だったら、今年1月に悩まされていた謎の体調不良は、「コロナの後遺症」じゃないかということで辻褄が合う。

人間の身体というのは、よくわからない。

 

んなわけで、肺に関しては、10月末に経過観察の肺CTを撮影するということで、ひとまず一件落着なのであるが、お腹の調子は相変わらずイマイチだし、CTを心配するあまり不眠がひどくなったしで、体調不良は続いていて、走るどころではない生活を送っている私です。

 

まあ、「肺癌で手術」という、最悪のシナリオは脱したので、不眠やメンタルはそのうち元に戻ると思うが、今年に入ってから体調不良のオンパレードで嫌になっちゃうね。

今年は体調不安があったため、秋レースは一切入れていなかったのだが、逆にそれが自分の体調ばっかりに目が向くようになり、悩みが体調不良を呼び、悪循環になっているのだろうか。

体調のことを忘れるぐらいに、楽しいイベントを入れた方がよかったのかもしれない。

 

まあ、なにはともあれ、こっから元気を少しでも取り戻していこう。

エイエイオー!

 

さようなら。

2025北海道マラソン参加記(その4)

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2回「もう辞めよう」と思った北海道マラソンも、多くの皆様の応援や援助のおかげで、どうにか「残り5㎞」のところまで来ることができました。

残り時間は1時間。

もう全部歩いてもゴールできる。

喜びというよりは、ホッとしたという安堵感に包まれた瞬間でした。

 

ここまで相当気が張り詰めていたのでしょうね。

ようやく精神的に余裕ができて、レースを「楽しむ」という気分になりました。

シンデレラ姫に仮装しているランナーの、「泣いても笑ってもあと5㎞。どうせなら最後は笑おう!」というお言葉に、「うん、そうだ!そうだ!」と、気持ち口角を上げながら、堂々と歩きます。

 

札幌工業高校で左に曲がり、いよいよ「北大構内」に入ります。

もうここまで来たら、残りは「ご褒美」。

一歩一歩、噛みしめるように、ゆっくりと緑あふれるコースを味わおう。

一応、北大卒の私であるが、スチャラカ学生時代のときではありえなかったぐらいに、真剣に校内を満喫します。

「ああ、俺はこんな素晴らしいところに7年もいたのか(年数については突っ込まない)。何で、若いころもっと勉強しなかったんだろう」と。

 

学生時代に思いをはせながら歩いていたら、私を呼ぶ声が。

おお、このイカのチアガール姿は、チャーリーさんではありませんか!

お互い「骨折仲間」として、よくここまでやってきたよ!

もうゴールは間違いないと、お互いに健闘を称えあい、メインストリートへと向かいます。

 

メインストリートでは家族も待っている。

今年はいつもより1時間ぐらい遅くなり、お待たせして申し訳ない。

しかし、何とか今年もここで元気に走る姿を見せることができそうだ。

 

見栄を張って、メインストリートからは走り出します。

やはりみっともない姿は見せたくない。

最後ぐらいはしっかり走ろうじゃないか!

「北大界隈最速」を目指すのだ。

 

40㎞地点で家族発見。

お母さま、今年は体調崩しっぱなしで、色々ご心配をかけましたが、どうにかここまでたどり着くことができました。

お姉さま、今年も素敵な動画作成、本当にありがとうございました。

妹は仕事で来ることができなかったが、妹の旦那様、お子様たち、わざわざ足を運んでくださりありがとうございました。

 

 

ここまで来て十分満足したのか、まるで優勝したかのような喜びぶりです。

いやいや、まだまだゴールにはたどり着いてないぞ。

 

2年前までは「北海道マラソンは完走して当たり前」と、おごった気持ちを持っていた私ですが、今年は1月に「30分の散歩が限界」という謎の体調不良が発生したり、5月上旬に転倒して顔面の骨を折って、入院して手術したり、退院して3日後に、今度はクルマにはねられ、頭から血を流し、鎖骨骨折で再入院と、マンガのようにアクシデントが積み重なりました。

ずっと苦しいことばっかりだった2025年でしたが、この1日で報われました。

北海道マラソンという舞台で、ゴールに向かって、自分の脚で進めるだけで満足です。

本当に本当に、多くの皆様、ありがとうございます。

この文章をお読みの皆様も、ありがとうございます。

 

 

まだ鎖骨骨折の影響で、右腕が上がりにくい状況ですが、そんなことはどうでもいい。

両手を高く上げ、喜びを表そう。

 



もう残りわずかだ。

ここを数百メートル進めば、もう一歩も動かなくてもよい。

シンデレラ姫のお言葉のように、最後は笑ってゴールしよう。

 



ありがとう2025北海道マラソン

タイムはワーストだったが、思い出は最高だったよ!

 


オールスポーツのカメラマンさん、ゴール後も待ち構えてくださり、ありがとうございました。

釧路湿原ノロッコ号」は、途中、野生動物による進行妨害がありましたが(大ウソ)、どうにか定刻以内に釧路駅に戻ることができました。

そして、JR北海道釧路駅関係者の皆様。

JRとは無関係の私が、勝手に釧路駅を代表するようなカッコで走って申し訳ないです。

そうです、私はもちろん本職のJR職員ではありません。

 

 

私の北海道マラソンは、ここまででお腹いっぱいでした。

ゴール後は、はてなブロガーが集まる「青空宴会」に行く体力もなく、大通公園西8丁目の芝生で寝転んでいたり、仮装ランチーム「かっぱちゃん」の打ち上げには、かろうじて参加できましたが、常時上の空状態と、満身創痍でありました。

「5時間42分」に、今年1年の私のすべての力を注ぎこんだ感じです。

 

 

走力的には「過去最低」で、一時期は参加も危ぶまれていた「2025北海道マラソン」でありますが、今年ほど、多くの人の力でゴールさせてもらったと思ったことはありません。

 

はてブロランナーの皆様。

チーム「かっぱちゃん」の皆様。

新川通で助けてくれた「レースプロッガー」の皆様。

応援してくれた家族の皆様。

SNS上で、お祝いコメントをくださった皆様。

 

そして、この文章を最後までお読みになった皆様。

本当に感謝です。

 

2026年は、今年以上に感動一杯の北海道マラソンになるように、まずは体調をしっかり整えて、心身ともに精進していきたいと思います。

ここまでご清聴ありがとうございました。

 

さようなら。

リブレ生活一週間経過

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別に私は糖尿病患者ではないのだが、2週間、24時間血糖値の値を測定することができる「リブレ」を買っちゃいました。

(厳密に言えば、血糖値ではなく、間質液中のグルコース値なのだが、めんどいので「血糖値≒グルコース値」とみなすことにします)

 

で、リブレで血糖値チェックするようになってから一週間経ったので、この間にわかったことを、まとめることにします。

まずは一週間分のグラフをドンッ!

 

 

基本的に、正常範囲内で血糖値は抑えられていて、病的なものはないんじゃないでしょうか。

ただ、深夜や早朝に、70を下回っているときがあり(グラフの赤の部分)、「夜間低血糖」は見られますね。

実際、この一週間、中途覚醒が頻繁にあり、睡眠の質はよくありませんでした。

この辺は、数ヶ月前の私の読みが当たっていると思います。

 

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ただ、上の記事では、寝る前の「ハチミツ」や「MCTオイル」でよくなったということが書かれていますが、この一週間は、寝る前にハチミツを入れようが入れなかろうが、「午前1時」と「午前4時」ぐらいに低血糖の波が来る傾向は変わりません。

実際、血糖値が下がってから、興奮ホルモンのアドレナリンが分泌しているだろうと推測される時間帯に、目が覚めてしまっているし。

数ヶ月前には寝れたのは、眠剤の力があったのだろうな。

 

あと、私は基本平日は「朝晩自炊」、「昼は職員食堂で定食」という食生活を送っているのだが、昼になると血糖値が上がる傾向があるな。

特に11日に「うどん+米」という「ダブル炭水化物」の食事を摂ったときは、バンと血糖値が跳ね上がった。

血糖値スパイクで、昼間に極端な眠気を感じることはなかったが、やはり過度の糖質は血糖値に影響するんだなあと。

 

んで、夜はめんどいので、大体同じようなものを食うことが多いのだが、あんまり血糖値が上がらん傾向にありますね。

そこは飯前に飲む、プロテインが影響しているのだろうか。

「米を食べる前にタンパク質を摂ると、血糖上昇が抑えられる」と本に書いてあったのは、正しいのかもしれない。

数字にすると「70mg/dl」が「低血糖」と判断される基準になるのだが、私の場合、2桁になると怠さが増していくような。

そっから糖質入れて、120ぐらいに上昇していくと、「ああ、復活してきたな」って気分になる。

まあ、その辺はプラシーボ効果もあるのかもしれないが。

 

大雑把にまとめると、とりあえず中途覚醒の原因に「夜間低血糖もある」ということがわかったので、残り一週間で、どうやったらそこが改善できるのか、夜の食生活を考えていきたいと思います。

まあ、一週間ぐらいでは何も変わらんと思うが、色々人体実験するのは自由だ。

 

また来週、使用期限が過ぎたら、まとめを報告したいと思います。

あ、あとこの記事をお読みの専門家で、「このグラフ、ヤバいんじゃない?」と思うようなことがありましたら、ご教示してくださるとありがたいです。

 

さようなら。

2025北海道マラソン参加記(その3)

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新川通に入ったときは「25㎞で辞めよう」と、完全に諦めていた私でしたが、レースプロッガーさんが差し出してくれた塩タブによって、復活をとげ、制限時間より15分ぐらい余裕をもって折り返し地点を過ぎた私です。

「よし、あとは街中に戻るだけだ!」

助けてくださったレースプロッガーさんのためにも、必ずゴールまでたどり着こう。

 

30㎞地点までは快調でしたね。

 

 

スライドでは、ジャックスパロウに扮したたいがぁさん、そしてアンパンマンかっぱちゃんにパワーをいただきます。

沿道の応援もありがたいが、仲間が頑張っている姿を見ると、余計に元気をもらえる。

 

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そして、レースサポーターの「65BASEあまんちゃん」に、ピコンとプラスチックハンマーで頭に刺激を入れてもらい、パワーを注入します。

一緒に走るランナーの他にも、沿道の応援の皆様、エイドステーションのボランティアの皆様、レースサポーターの皆様にこれだけ励まされると、前に進まないわけにはいかない。

 

30㎞地点通過。

制限時間まで20分残し。

「30㎞4時間」を目標タイムにしていたが、それと比べても10分余裕がある。

残り12.195㎞を2時間10分かけて移動すればいいわけだから、あとは半分ぐらい歩いても大丈夫だ。

 

30.2㎞のエイドで補給をして、もういいだろうと歩き出します。

 

あれ?一度歩いたら身体が動かない

 

うわ、マジかこれ。

またハンガーノックにかかってしまったか。

手持ちの経口補水パウダー、カフェイン入りのジェルを摂っても、まるで復活する気配はない。

バテてからの補給は、あまり意味がないのである。

「疲れる前に補給」が原則なんだよなあ。

 

いかんな、ちょっとフラフラしている。

30㎞まで無理した反動がやってきたか。

レースサポーターのあまんちゃんが「35㎞まで13時35分までにたどり着けばいいよ。大丈夫だよ!」と大きな声で励ましてくれたので、「うん、それなら大丈夫そうだ」と、マイペースで前に進みます。

 

長い直線の新川通が終わり、西野屯田通に入ります。

ちょっと下り坂の部分があったので、少し走ってみたが、やっぱ長い距離を走るのは無理。

うー、キツイ。

これゴールまで行っても、その後、倒れて何もできなくなるんじゃないか?

 

安全策で進みましょう。

幸い35㎞の関門まで時間に余裕はある。

35㎞の関門まで行ったら、この後どうするか決めよう。

というか、この時点では8割ぐらい「35㎞で辞めよう」と思っていました。

 

新琴似二番通に入って、どうにか35㎞地点に到達します。

ああ、救護テントが輝いて見える。

この中に入って寝たい。

もう1㎜も動きたくないよ、パトラッシュ。

 

ただ、30~35㎞に50分近くかけたのにも関わらず、制限時間までまだ11分も残っているのだよな。

うーむ、ここで辞めるのはもったいない。

でも寝たい。

とりあえず前に進むが、やっぱ戻りたいと、救護テントのことが頭に浮かぶ。

 

「いつ辞めようか、いつ辞めようか」と思いながら、心を無にして、ふらふらと進みます。

そんな中でも「釧路駅!」「駅長さんファイト!」などの声援が、ありがたく、そしてちょっとだけ恥ずかしく感じました。

どうして、この方たちは見ず知らずの人に対して、自分の仲間のように応援してくれるのだろう。

 

全然走ることはできないが、どうにか止まらずに前に進めている。

そして、見えてきたのは「残り5㎞」の表示。

時計を見ると、制限時間までは「残り1時間」。

これは「全歩き」でも、どうにかなるな。

 

ゴールしてから、打ち上げに参加して、その日のうちに釧路に帰って、翌日仕事ができるのかはわからんが、ここまで来たら最後まで行くしかねえ!

腹くくって、ゴールまでたどり着こう。

北大メインストリートでは、今年も家族が応援してくれているのだから。

誰かが待っていると思うと、頑張れる。

私はひとりじゃない。

ゴールしてから、救護スタッフさんにいっぱい迷惑かけることになるかもしれないが、そんなことはゴールしてから考えよう。

 

うぉぉぉぉ!俺は行くぜ!俺は行くぜ!

 

(つづく)

2025北海道マラソン参加記(その2)

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17km地点でハンガーノックにかかり、走れなくなった私。

すっかり肉体的にも精神的にボキボキに折れてしまい、「25㎞で棄権しよう」と心に決めたのでありました。

 

で、道マラの最難関、往復13㎞の新川通に入ったときに、救いの手が差し伸べられたのでありました。

それはコース上のゴミを拾いながら走られる「レースプロッガー」の方。

 

あまりに私がふらふらして歩いていたのか、おひとりのプロッガーの方に「塩タブ」をもらいました。

「よかったら、どうぞ」と。

 

「うーん親切はありがたいんだが、もう辞めると決めたしなあ。でも、せっかくもらった塩タブ、ありがたくいただこう」

パクリ。

 

ん。

 

んんん?

 

何か知らんけど、力が湧いてきた!

 

ちょっとだけ走ってみるか。

スタスタスタと…。

 

あれ?走れる!!

 

何ということでしょう。

私に足りなかったのは、どうやら糖分ではなくて、塩分だったようです。

道マラのような暑い中でのマラソンは、汗と共に身体から塩がふき出すので、塩分の補給も欠かしてはいけないのだった。

いや、塩分だけではないな。

何よりもプロッガーさんの気持ちが、また私を走らせてくれたのだと思う。

 

とにかくありがたい。

これで30㎞までは行けそうだ!

 

走り出して、前を行くレースプロッガーの方に、「さっきはありがとうございました。おかげで走れるようになりました」と、5回ぐらいお礼を言って前に進みます。

もう助けられてばっかりで、涙が出てきそうだよ。

 


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そして今年もやってきました。

札幌国際情報高校の吹奏楽部による「ダンプレ応援」。

これが毎年の楽しみなのだよな。

トップランナーから最終ランナーが通過するまで、踊りながら演奏する姿には、たくさんの元気をもらえます。

というか、走っている我々よりも、キミ達の方が疲れないか?

 

「きったぞ、きたぞ、あっられちゃん」の音楽に合わせて、リズミカルに走っていたところで、20㎞地点到達。

制限時間12分前。

歩き出した割には、まだ制限時間に余裕あるな。

もうちょっと頑張ろう。

 

とにかく走れるうちに距離を稼いでおこう。

30㎞地点を4時間で通過すれば、あとはほとんど歩きでも6時間以内にゴールできるはずだ。

 

ラン仲間の応援にも励まされながら、ずんどこ進んでいきます。

そして、札幌手稲高校の吹奏楽部の皆様、今年も応援ありがとうございます!

 


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尚、去年の酷道ランナーの動画で見たが、手稲高校の校訓は「継続は力なり」である。

一歩一歩継続しながら、42.195㎞の道のりを楽しもう!

 

手稲高校から1㎞ちょっと進んだところで、大エイドである「前田森林公園」に入ります。

「おー、ちくわパン、ちくわパン!」

私のような遅いランナーだと、ちくわパンが当たらないんじゃないかと危惧していたが、余裕でゲットできましたね。

念願の「サブちくわパン」達成です。

これでもう思い残すことはない。

 

では、さっそくいただきます。

くーっ!うまいっっっ!

ちくわの中にぎっしり入っている「ツナマヨ」が本当にいい仕事をしているではないか。

ラソンのエイドは甘いものが多いこともあり、このちくわパンはいいアクセントになったぜ。

しばらくは道マラを思い出して、セイコーマートのちくわパンを食べ続ける日が続きそうだ。

 

ちくわパンを食べ終わったところで、25㎞地点通過。

制限時間14分前と、ちょっと盛り返してきました。

酷道ランナーさんの影響か、関門で「セーフ」と両腕を広げるランナーさんの集団にニヤリとしました。

 

 

シマエナガのモニュメントで折り返します。

ここは丁寧な折り返しが求められるところ。

 

 

多くのランナーは「最短距離を進もう」と、折り返しモニュメントのすぐ近くを走るが、私は折り返し地点の奥にオールスポーツさんのカメラマンが構えているのを見逃さなかった。

酷道ランナーさんのように、無駄にひとり大外を回り、しっかりとカメラ目線で丁寧にターンしたのであった。

いい写真をありがとうございます、オールスポーツのカメラマンさん。

尚、私が右手に持っているのは、前田森林公園でもらったどら焼きです。

 


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そういや、今年は折り返しで「鶴谷ターン」する奴が絶対おるだろと思っていたが、これだけ人が多いと、背中を向けてステップするようなターンする奴はいなかったな。

 

それはさておき、レースプロッガーさんのおかげで、一度は諦めかけた25㎞地点を突破することができた私。

この勢いで、どうにかもうちょっと先まで頑張ろう。

 

(つづく)

リブレ生活始めました

ずーっと続く体調不良の原因として、夜間低血糖も含む「機能性低血糖」の可能性があるんじゃないかと、リブレを購入した私です。

 

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リブレはセンサーを上腕につけて、スマホアプリで測定する仕組みになっています。

まずはセンサーをつけないとな。

 

 

ネットで調べると「センサーには針がある」って記述があったので、「装着するとき痛いんじゃないか?」と思ったが、全然痛くなかったですね。

説明書通りにカチンと音がして、無事に装着完了。

あとはスマホアプリで測定されているかを確認します。

 

 

とりあえず、昼飯を食おう。

ご飯は北海道マラソンの参加賞です。

 

 

おー、飯食ったら、ちゃんと1時間後に血糖値が上がっとる。

これはなかなか面白いおもちゃだな。

約8000円の元を取るべく、しっかり使い倒そう。

 

 

よせばいいのに、走ったら血糖値がどう変化するのか、試したくなってきた。

バナナ一本食べてから、6㎞走ってみました。

 

 

16時過ぎから走り出したのだが、どういうわけかバナナ一本では説明がつかんぐらい血糖値が上がっている。

ジョギングなどの有酸素運動では血糖値は下がることになっているんだが、どうなってんだ、俺の身体?

 

 

と思ったら、帰宅後5分ぐらいで、急に血糖値が下がってきた。

「これが『血糖値スパイク』という奴か?」と怖くなって、慌てて干し芋を食べて血糖値を復活させた。

ジョギング後の補食は大切であるということを学習した。

 

 

さて、私が一番知りたかったのは「就寝時の血糖値の変動」である。

悩まされている中途覚醒の原因は「夜間低血糖」にあるのではないかと、起床後、データを確認した。

 

 

1時と3時半で、血糖値が少し落ちていますね。

そっからまた上がっているのは、血糖値を上げるホルモン「アドレナリン」の影響なんだろうか。

2時ごろと、4時過ぎに覚醒を感じたので、これはデータ通りに「夜間低血糖」の影響があったのかもしれない。

ただ、基準値の70を大幅に下回ることはなかったので、そこまで数字上は深刻な状態でもないのかなあと。

 

 

今日も10㎞走って、血糖値の状態をチェックしてみました。

尚、河川敷で開催されていた「ヒアガーデン」は、昨日で終わりになってしまいました。

ここのところ夕方は20度切ることが多かったんで、よい冷え具合になったのではないでしょうか。

ヒアガーデン関係者の皆様、お疲れさまでした。また来年。

まあ、下戸の私には縁のないイベントなんだが。

 

 

バナナ一本食べて9時から走り出しましたが、やはり昨日同様、走っている間は血糖値高めで推移していましたね。

ランニング後の下げ幅は、昨日ほどではなかったです。

ラソン大会とかで、ガクンと走れなくなるのは、走っている間になるというよりは、エイドとかで休憩したときになってしまうのかなあと、仮説を立てている私です。

できれば先週、リブレをつけて道マラ走ったらどうなったか実験したかったですな。

 

んなわけで、昨日今日と、無駄に食べたり動いたりして、血糖値の変動はどうなっているのかイチイチチェックしている私です。

 

今日はハチミツを摂って、血糖値を上げてから寝て、今日未明のような「夜間低血糖」が生じないかどうかチェックしていきたいと思います。

 

さようなら。