去年終盤からなんとなく続いている、強い倦怠感や不眠を中心とする「体調不良」。
「病院行っても原因はわからないし、突然症状が治まっているときもあるし、一体何なんだろうなあ?」と、書籍やYouTubeをさまよっているときに考え付いたのが「低血糖」の可能性であった。
とは言え、実際の血糖値は測ってみないとわからない。
健診の血液検査の空腹時血糖やHbA1cの値は問題がないが、不眠の原因には「夜間低血糖」があるのではないかと思い、「24時間の血糖値の推移」を知りたかったのであった。
で、8000円ぐらいで14日の間、24時間の血糖値を推測することができる「リブレ」というものの存在を知り、Amazonでポチリしてみたのだった。
本日の午前10時を持ちまして、14日間の測定期間が終わりましたので、そこから気づいたことをまとめていきたいと思います。
《夜間低血糖はあるときはある》
14日のうち、深夜から早朝にかけて、基準値より血糖値が下がったのは5回。
確かに血糖値が下がってから、急に上がったときに、覚醒を感じることもあり、ここで血糖値を上げる興奮ホルモンの「アドレナリン」が悪さをしているのかなと推測することもできる。
ところが眠剤(デエビゴ or ベルソムラ)を入れると、なぜか夜間の血糖値低下は見られない。
にも関わらず、夜中の中途覚醒はあり、「あんまり血糖値と中途覚醒の関連はないのかなあ」というのが、現時点での私の考えである。
あと、「寝る前のはちみつが夜間低血糖を防ぐ」というのも、私には当てはまりませんでした。
単純にメンタルの問題なのかねえ。
特に今月に入ってからは「ヤバい、俺、肺癌かもしれん!」と必要以上に不安になっていたことだし。
《数字を気にする生活はストレスになる》
前半の一週間は、食べたり動いたりした後での数値の変化を面白く感じ、「おお、すげぇ。色々実験してみよう」と思っていたのであるが、後半一週間は、正直数字を気にしながらの生活が苦痛でしたね。
飯食った後に、ビヨーンと血糖値が上がると、「うわっ!どこまで上がるんだ!」と不安になり、下がり始めると、「おお!血糖値スパイクでヤバいところまで下がるんじゃないか?」と、余計な糖質を口に入れたくなりますし。
実際、何も食べてないのに、血糖値が上がっていることがありましたが、これの原因としては、血糖値を上げる「ストレスホルモン」である「コルチゾール」が無駄に分泌されていることも考えられます。
今日の10時にリブレの使用期限が切れたときは、「ふーっ、やっと数分おきに無駄にスマホで数字をチェックする生活から解放される」と、安堵感を得られたのであった。
《基本、血糖値には異常なし!》
主に「夜間低血糖」の有無をチェックするために試してみたリブレでしたが、2週間の計測期間で、そこまで血糖値が異常だという数字が見られることはなかったですね。
確かに夜ちょっと下がっていたことはありましたが、ギャーギャー騒ぐレベルでもないなと。
「かくれ低血糖」の可能性があるんじゃないかと思ってから、書籍やYouTubeで推奨されている「グルテンフリー」「カゼインフリー」を心がけ、小麦や乳製品を控える生活を送ってきましたが、それがストレスとなって、かえって体調に影響を及ぼしていたのかもしれないな。
私はキリスト教徒ではありませんが、とどのつまり、マタイによる福音書6章25節が、食に対する本質をついているのではないでしょうか。
だから、言っておく。自分の命のことで何を食べようか何を飲もうかと、また自分の体のことで何を着ようかと思い悩むな。命は食べ物よりも大切であり、体は衣服よりも大切ではないか。
あまり栄養学的にどうのこうのということは気にせずに、ドクターペッパーを飲み続けて100歳以上まで生き延びたおばあちゃんを見習った方がいいのかもしれません。
逆説的であるが「健康を意識せずに習慣を守る」ことが、健康につながるのかもしれません。
「正しい」と思われる健康情報に振り回されないようにしていこう。
さようなら。