17km地点でハンガーノックにかかり、走れなくなった私。
すっかり肉体的にも精神的にボキボキに折れてしまい、「25㎞で棄権しよう」と心に決めたのでありました。
で、道マラの最難関、往復13㎞の新川通に入ったときに、救いの手が差し伸べられたのでありました。
それはコース上のゴミを拾いながら走られる「レースプロッガー」の方。
あまりに私がふらふらして歩いていたのか、おひとりのプロッガーの方に「塩タブ」をもらいました。
「よかったら、どうぞ」と。
「うーん親切はありがたいんだが、もう辞めると決めたしなあ。でも、せっかくもらった塩タブ、ありがたくいただこう」
パクリ。
ん。
んんん?
何か知らんけど、力が湧いてきた!
ちょっとだけ走ってみるか。
スタスタスタと…。
あれ?走れる!!
何ということでしょう。
私に足りなかったのは、どうやら糖分ではなくて、塩分だったようです。
道マラのような暑い中でのマラソンは、汗と共に身体から塩がふき出すので、塩分の補給も欠かしてはいけないのだった。
いや、塩分だけではないな。
何よりもプロッガーさんの気持ちが、また私を走らせてくれたのだと思う。
とにかくありがたい。
これで30㎞までは行けそうだ!
走り出して、前を行くレースプロッガーの方に、「さっきはありがとうございました。おかげで走れるようになりました」と、5回ぐらいお礼を言って前に進みます。
もう助けられてばっかりで、涙が出てきそうだよ。
そして今年もやってきました。
札幌国際情報高校の吹奏楽部による「ダンプレ応援」。
これが毎年の楽しみなのだよな。
トップランナーから最終ランナーが通過するまで、踊りながら演奏する姿には、たくさんの元気をもらえます。
というか、走っている我々よりも、キミ達の方が疲れないか?
「きったぞ、きたぞ、あっられちゃん」の音楽に合わせて、リズミカルに走っていたところで、20㎞地点到達。
制限時間12分前。
歩き出した割には、まだ制限時間に余裕あるな。
もうちょっと頑張ろう。
とにかく走れるうちに距離を稼いでおこう。
30㎞地点を4時間で通過すれば、あとはほとんど歩きでも6時間以内にゴールできるはずだ。
ラン仲間の応援にも励まされながら、ずんどこ進んでいきます。
そして、札幌手稲高校の吹奏楽部の皆様、今年も応援ありがとうございます!
尚、去年の酷道ランナーの動画で見たが、手稲高校の校訓は「継続は力なり」である。
一歩一歩継続しながら、42.195㎞の道のりを楽しもう!
手稲高校から1㎞ちょっと進んだところで、大エイドである「前田森林公園」に入ります。
「おー、ちくわパン、ちくわパン!」
私のような遅いランナーだと、ちくわパンが当たらないんじゃないかと危惧していたが、余裕でゲットできましたね。
念願の「サブちくわパン」達成です。
これでもう思い残すことはない。
では、さっそくいただきます。
くーっ!うまいっっっ!
ちくわの中にぎっしり入っている「ツナマヨ」が本当にいい仕事をしているではないか。
マラソンのエイドは甘いものが多いこともあり、このちくわパンはいいアクセントになったぜ。
しばらくは道マラを思い出して、セイコーマートのちくわパンを食べ続ける日が続きそうだ。
ちくわパンを食べ終わったところで、25㎞地点通過。
制限時間14分前と、ちょっと盛り返してきました。
酷道ランナーさんの影響か、関門で「セーフ」と両腕を広げるランナーさんの集団にニヤリとしました。

シマエナガのモニュメントで折り返します。
ここは丁寧な折り返しが求められるところ。

多くのランナーは「最短距離を進もう」と、折り返しモニュメントのすぐ近くを走るが、私は折り返し地点の奥にオールスポーツさんのカメラマンが構えているのを見逃さなかった。
酷道ランナーさんのように、無駄にひとり大外を回り、しっかりとカメラ目線で丁寧にターンしたのであった。
いい写真をありがとうございます、オールスポーツのカメラマンさん。
尚、私が右手に持っているのは、前田森林公園でもらったどら焼きです。
そういや、今年は折り返しで「鶴谷ターン」する奴が絶対おるだろと思っていたが、これだけ人が多いと、背中を向けてステップするようなターンする奴はいなかったな。
それはさておき、レースプロッガーさんのおかげで、一度は諦めかけた25㎞地点を突破することができた私。
この勢いで、どうにかもうちょっと先まで頑張ろう。
(つづく)