眠りが浅いもので、横になっている時間こそ長いが、すっきりしない朝。
去年までは朝5時に起きても全然苦痛でなかったのだが、今は7時まで寝床にいても、目覚め時に何とも言えない苦痛を感じる。
「うぉー!今日はダメだ。一日中布団にもぐる。でも眠れないから仕方なく起きてやるか」
と、無理やり起きて、朝の準備をしながら30分ぐらいすると、なぜか落ち着く。
朝イチの血圧がめっちゃ低いのかしらん?
あんまり動き回るのは身体によくないような気もするが、一人暮らしのアパートで「悶々タイム」を過ごすのも精神衛生上よくないので、とりあえず出かけましょう。
今のところ西洋医学の領域では、はっきりしない私の体調不良の原因。
ここは「中国4000年の歴史」に頼って、漢方の力で解決策を見出しましょう。そうしましょう。
昨日のブログに書いたように「コロナ後遺症」の症状に近い、現在の私。
職場の同僚の勧めと、ホームページ上に「コロナ後遺症外来」を標榜しているということから、とある漢方医に診てもらうことにいたしました。
さて、診察。
これが独特なものであった。
聴診器を当てるとか、そういうことは一切せず、医師は私の手を取りながら、薬のカタログらしきものを出し、もう片方の手は看護師の手をつかんでいる。
んで、私の指を色んな薬の写真のところに当てながら、私の指と看護師の指の反応を見て、「これは違う。これはそうだ」と、占い師のように私の必要とする薬を判断したのであった。
こんなので薬出していいのか?
先生が言うには、「コロナ診断はされていなくても、コロナ後遺症と同じものと考えていいね。これ飲めば元気になってよく眠れるから大丈夫。今飲んでいる眠剤は併用してもいいよ」と。
大病院と違って、待ち時間なくあっという間に診断され薬が出てくるのは、体調の悪い今はとてもありがたい。
出されたお薬はこちら。
人参養栄湯は、私の場合冷えが強いので、写真にはないコウジン末(高麗ニンジンの粉末)も追加で飲んでねと処方された。
知らない薬が出されたら、どんな効果があるのか検索したくなるのが人情である。
人参養栄湯は、「倦怠感や冷えに有効」と、一般のコロナ後遺症外来でもよく出されるお薬のようね。
芎帰調血飲は、「産後のストレスに有効」とか、女性向けのようなことが書かれているが、本当に大丈夫なんだろうか?
まあ、漢方のプロが選んだものだから間違いはないのだろう。
信じる者は救われる。
ただ漢方というのは、「根本的な体質改善」をモットーにしているので、西洋医学的なお薬と違って即効性はないのね。
効果が出るのは「数ヶ月~半年」なんて書かれているのを見ると、気が遠くなりそうな思いもするが、焦りは禁物。
インスタントな対処療法に頼らず、これを機会に冷え性も解消すると信じよう。
冷えは万病の元なのである。
薬は一週間分出ました。
占いのような診察は面白いし、先生も話しやすい感じの方だったので、また来週行ってみることにしよう。
中国4000年の歴史は私を救う。
あと、先生曰く、私は「不安神経症」の気があるようなので、不安はブログにぶちまけるにとどめておくことにして、普段は何も考えない練習をしていきましょう。
さようなら。