ゴシラン

走ることについて語ります

2023 11/19~11/25 ランニング週記

11/20より勤務が始まり、どうなることやらと思った一週間の始まりでしたが、どうにか大過なく過ごすことができホッとしています。

とは言え、体力は半分ぐらいに落ちているかな。

「寝ないと持たねえ!」という日々が続いております。

昼寝の時間が生きがいである今日この頃です。

(前からそうだったという話もあるが)

ボチボチ日常を取り戻していきましょう。

 

 

走行距離は今んとこ「週間50㎞」ぐらいがちょうどいいかも。

ペースはどうしようもないですな。

キロ6分半ペースでも、心拍数は140近くまで上がり(普段は120ぐらい)、なかなか思うようには行きませんが、もう少し「自分は病人である」という自覚を持つようにしましょう。

前より熟睡できるようになったのは、いいことかな。

 

今週も週2でプールに行っておりました。

うまく力が入らないのが水泳にはいいのか、大体100m連続で泳ぐと疲れてしまう私が、連続で500mぐらい泳げています(スピードは触れないことにする)。

今の方が、いい感じで脱力できて、水の抵抗を受けないのかなと。

せっかく始めたんで、「1㎞30分連続」で泳げるレベルまでは継続してみようかしらん。

トモキン先生の動画視聴が、最近の日課となっております。

呼吸は「1回止める」のがポイントですな。

 

 

 

体調はゆっくりと戻りつつあるのだが、味覚が戻らんのがキツイな。

肉肉しい脂っこいものは、味もしないし、ちょっと食えんかなというのが現状です。

X(旧twitter)で「飯テロ画像」を見せられても、「いや、今、焼き肉なんか食えないし」と、ちっともうらやましいと感じられないぐらいに神経が麻痺しています。

 

 

トップバリュの冷凍餃子なら、そこそこ美味しく食べられるかな。

餃子は「皮の炭水化物」「野菜」「肉」と、栄養バランスが悪くないと思うので、しっかりと食べていきたいと思います。

まあ、今は活動量自体が落ちているので、体重、体脂肪率ともにちょっと増えていて、栄養的には悪くないと思うがな。

とは言え、「栄養不足」が「ロードバイク落車」のひとつの原因でもあったと思われるので、今は栄養優先で、しっかり食べることを重視していくことにいたしましょう。

 

今は「フルマラソンで記録を目指そう」とか「ウルトラマラソンに出てやろう」とか、とてもそこまで考えられないレベルではありますが、せめて、家族が応援に来る、来年8月の「北海道マラソン」は制限時間内に走れるように戻していきたいですな。

目標を持ちながら、少しでも前を向いて人生を過ごしていきたいものです。

 

さようなら。

「壱岐ウルトラマラソン2023」参加記(その7)

gossy54200.net

 

100㎞の「壱岐ウルトラマラソン」も、80㎞地点を過ぎ、残りはハーフ1本弱となりました。

ここまで約8時間半と、14時間の制限時間にも余裕があるし、もう歩いても完走は確実なのであるが、最後まで気を抜かずに、きちんと走って、コースアドバイザーさん仰せのごとく「11時間切り」を目指して走っていきましょう!

 

《80~100㎞》 2:18:31(トータルタイム 10:46:41 ラップタイム 6:56)

 

まあ80㎞からは、とにかく「坂だらけ」のコースでしたね。

「こんなコース作ったの誰じゃ!」と文句を言いたい気持ちもやまやまであったが、自分で「走りたい」と思って、高い参加費と交通費をかけて参加したわけだから、文句など言えるわけがない。

自分のできるだけのペースで、淡々と走るしかないですな。

88.6㎞の「マリンパル壱岐」までは、標高差にして50m以下の、ジャブのような坂道が続きます。

 

 

85㎞地点の「錦浜」。

うーむ、こんなキレイが砂浜があったんか?

全然記憶ないぞ。

とにかくこの区間は、「上り道」と「下り道」以外はほとんど覚えていない。

 

 

私の記憶に間違いがなければ、この87㎞地点の「ペンション スーベニール」である。

従業員の方が応援して下さっていて、私のTシャツを見て

 

「釧路いいですね!私も3回行ったことがありますよ」

 

という非常にありがたい応援をいただきました。

 

おお、こんなところに釧路を知っている方がいらっしゃるとは!

これは次回、壱岐の島に行くときは、このペンションに泊まるしかないですな。

思わぬところで「釧路ファン」を見つけた、非常にありがたい時間でした。

 

…と思いきや、今「ペンション スーベニール」のHPを見たら、「ペンションは閉店しました」という衝撃的な表示。

 

souvenir4.wixsite.com

 

おお、残念すぎる。

できればマラソン大会の前後だけでも営業して、私を泊めてくれないかしらん。

一泊3万円でも払います。

もしペンション関係者の方が、このサイトをご覧になっていましたら、是非私に連絡を!

 

ペンションの方のありがたい応援を背に、とうとう「ラスボス前」の88.6㎞地点エイド「マリンパル壱岐」に到着します。

こっからが「激坂3連発」の「真の壱岐」の姿を見せてくれます。

心して進んでいこうではないか。

 

 

さ、まずは「激坂1発目」。

距離にして1㎞、標高差にして80mの坂を駆け上がります。

 

gossy54200.net

 

事前の「完走計画」では、この「激坂区間は歩いてもいい」と書きましたが、せっかくここまで走ってきたんだから、最後まで走りたいと思うのが人情だ。

えっちらおっちら上っていきましょう。

 

90㎞地点を過ぎてからは、今度は「激下り」。

もう重力がかかって、膝は笑って、止まれません。

 

 

以前、X(旧twitter)で見たときは、「いやいやいや、こんな万歳しながら走るなんて、恥ずかしくて無理でしょ」と思っていたのだが、周りに人はいないし、もうこれしかないなと、万歳しながら走っていました。

確かに、下半身が安定して、うまくブレーキをかけながら走れたような気がします。

この「激下り万歳走法」、まず山岳ウルトラ以外で試す機会はないと思いますが、止まれないような激坂では、是非お試しあれ!

 

さて、下りが終わると、坂の合間のオアシス「久喜バス停エイド」があります。

ここでラストの「モルテン」を摂取し(今まで言及していなかったが、確かにモルテンは絶大な効果があった。最後まで急ブレーキがかからず完走できたのは、50%ぐらいはモルテンのおかげかもしれない)、更なる激坂に備えていきましょう。

 

 

「ラスボス」手前の分かれ道。

「これ右ですか?」とスタッフさんに聞いたら、「ハイ、右です」と絶望的なお言葉をいただきました。

うん、ここ何回もYouTubeで見てきたから知ってる。

 

こっから2段階で、一気に150mぐらい上っていきます。

走っても「キロ9分」ぐらいのショボい数字になって、ほとんど歩いているのと変わらんスピードなのだが、ここまで来たら意地ですね。

とにかく「トータルで11時間」を切るように、少しでも歩を速く進めるのみです。

途中、50㎞の部のランナーで「波切島」と書かれたランシャツで走っている若者がいましたね。

漫画「奈緒子」のコスプレなんでしょう。

 

 

地獄のような上りを終えて、96㎞からはほぼ下り。

もう11時間切りは確実です。

ふう、自分で自分で褒めるのもあれだが、よくここまで走り切ったよなと。

サロマの悪夢は十分払拭された。

いや、まだ完走していないんだがな。

 

ゴールの「壱岐の島ホール」に向けて、郷ノ浦大橋を超え、郷ノ浦トンネルをくぐります。

郷ノ浦トンネルでは「絶叫DJ」のSAYURIさんが、大きな声でランナーの皆様にねぎらいの言葉をかけてくださるのが聞こえてきます。

残り500m切った。

最後までしっかり走り切ろう!

 

いよいよ壱岐の島ホールに入って、ラスト100mの花道。

SAYURIさんのメガホンにタッチして、ついにゴールテープを切る瞬間がやってきました。

やった!やったんだ!

 

 

ありがとう!壱岐の島!

 

 

やったぜ!壱岐の島!

多くの皆様方のおかげで、サロマでは走れなかった100㎞の道のり、最後まで走らせていただきました。

「10時間46分41秒」の「壱岐の島一周の旅」、大変満足のいくものとなりました。

本当に、感謝の言葉もありません。

 

ガーミン記録。

 



坂道、絶景、応援、全てが最高の思い出となりました。

壱岐の島の皆様、大会関係者の皆様、最高の舞台を用意してくださり、ありがとうございました。

 

(次回、反省会につづく)

「壱岐ウルトラマラソン2023」参加記(その6)

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「長いなぁ」と思っていた「100㎞ウルトラマラソン」も、残すところ40㎞と、フル1本未満の距離となりました。

まあ、これからが「真の激坂コース」となり、我々を大いに苦しめるところなのだが、まずは何事もなく60㎞過ぎ去ったことを喜ぼう。

 

《60~80㎞》 2:08:24(トータルタイム 8:28:10 ラップタイム 6:25)

 

60㎞を過ぎても、坂はそこそこありますが、ここまでですっかり坂に対する感覚が麻痺したこともあり、この区間は「割合平ら」だった印象があります。

改めてコース図を見ると、その印象は間違っていたわけだが。

 

60.7㎞の「漁民研修センター」のエイドを過ぎた辺りから、50㎞の部のランナーさんにずんどこ抜かされていきます。

まだ10㎞ぐらいしか走っていなくて、フレッシュな脚のランナーさんは全然違いますな。

あまりの違いに、追っかけようなどと言う気持ちは、1㎜も湧いてきませんでした。

人間で例えれば、10代のピチピチの若者と、還暦過ぎの老人を比較するようなものだ。

ウルトラマラソンは人生の縮図なのである。

 

この辺りは、注意深く見れば、印象深い景色があったかもしれんが、なぜか写真は一枚も残っていない。

 

 

Googleストリートビューからのコピペでアレだが、強いて言えば66.6㎞エイドの「原の辻ガイダンス」の遺跡が印象に残ったかな(写真右)。
ここまで60㎞以上走っている身としては、遺跡などに見とれている余裕など、全くなかったわけですが。

 

69.9㎞エイド「幡鉾ため池」の応援には感動しましたね。

女子中学生の皆様が、ゼッケンのニックネームを見て、私のために応援歌を歌って熱烈に励まして下さります。

ウルトラマラソンでは、70㎞ぐらいが私にとって一番つらく感じるときなので、この大応援は本当にありがたかったです。

 

ここまでも十分に熱い応援を感じましたが、特に70㎞以降の応援は印象に残りましたね。

 

73.6㎞エイドの「安川建設」の皆様、山崎地区に入ってからの「恐竜コスプレ」での応援、そして、76.8㎞エイドの「山崎地区漁民センター」では、X(旧twitter)のフォロワー様が、応援プレートを用意してお待ちしておりました。

 

 

しかし、私はこの応援プレートを見逃すという失態_| ̄|○

非常に残念で申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが、これはきっと「また壱岐の島に来い」という神様のメッセージと勝手に解釈することにします。

今度出たときは、江口様の応援プレートに見守られたいものですね。

 

エイドでは、私のTシャツを見て、「わざわざ釧路から来てくれたのか。ありがとう」と声をかけられることが多かったですが、なんのなんの。

こちらこそ、「北海道では味わえない、こんな素晴らしいところを走らせていただいてありがとう」という気持ちでいっぱいでした。

遠征ランは、知らない発見が多く、本当に楽しいですな。

コースは前年よりも坂成分こそ増えましたが、気温が20度以下と涼しく、極めて走りやすい条件だったのが救いです。

 

山崎地区の標高差にして50mぐらいのアップダウンを乗り越えて、80㎞地点に入ります。

さすがに脚は疲れてきたが、残りハーフ1本弱と考えれば、まだまだ動く!

80㎞通過地点で、コースアドバイサーさんが「ゴール予想タイム11時間」と声をかけてくださった瞬間に決めました。

 

このレース「絶っっっ対に11時間以内でゴールしてやろう」と。

 

こっからアップダウンはますます激しくなるが、20㎞を約2時間半で進むという簡単なお仕事です。

せっかく遠くまで来たんだから、最後ぐらいは、自分の限界を試してみようではないか!

 

ガーミンの記録はこんな感じです。

 


上り区間では、キロ7分台に落ちていますが、平地や下りならまだまだ行ける感じです。

残り20㎞、「北からの最後の本気」を出し尽くしていきましょう!!

 

(つづく)

2023 11/12~11/18 ランニング週記

ロードバイク落車による「外傷性くも膜下出血」から退院して、自宅療養だった1週間を振り返っていきましょう。

 

 

自宅療養中とは思えんぐらい走ってしまってますね。

しかしペース的には「キロ6分半~7分」ぐらいが手一杯。

いや、こんな時期に手一杯走る必要などないわけだが。

家にいても暇なもんで、ついつい外で身体を動かして気を紛らわせたくなりますね。

 

 

やることがないので、スイム練を復活させました。

バタ足能力がゼロに等しいので、キックは脚を浮かすレベルの「2ビートキック」で、のんびりクロール。

久々に慣れない動きを入れるのも、いいものですね。

ランと違って、上半身がガクガクです。

 

25mを40~50秒の超スローペースで、休み休み500mぐらい泳いでおりました。

別にトライアスロンをやろうという気はないが、トモキン先生の動画見ながら、クロール研究にいそしもうかしら?

 

 

 

入院したときは「一週間もすれば治るだろう」と気軽に考えていましたが、なかなか元通りとは行きませんね。

特になくなったのは「味覚」です。

最初は「うわー、病院食、味うっす!」と思っていたのだが、家に帰ってからも味がしないので、これは味覚障害だなと。

 

besmart-chari.hatenablog.com

 

チャーリーさんのブログでも言及されていますが、今は走れないことよりも、何を食っても「味がしない」方が辛いかも?

とどのつまり、走ってからの「ご褒美」で「うまいものを食べよう!」という気力がわかないのです。

 

まあ、味覚障害の他にも、平衡感覚が失われていたり(片足で靴下が履けん)、呂律が普段よりも回らなかったりとか色々あるのですが、とにかく今はそんな現状をなげくよりも、「お、こんな風に変化していくのか。これは面白い!」と自分を面白がって、ギャグの対象にしていくのが精神安定上いいのかもしれません。

きっと直に治るなり、慣れるなりしていくのでしょうから、今しか気づかない自分の変化を面白く感じながら過ごしていきたいものです。

 

さようなら。

「壱岐ウルトラマラソン2023」参加記(その5)

gossy54200.net

 

レースは40㎞を過ぎ、いよいよ中盤戦へと入ります。

フルマラソンの距離を超えてからがウルトラの始まりと言えるでしょう。

こっからずんどこ面白くなってくるところです。

 

《40~50㎞》 1:00:43(トータルタイム 5:05:41 ラップタイム 6:04)

 

40㎞過ぎから「新コース」である「激坂区間」に入ります。

長さにして2㎞ぐらい、標高差にして100mぐらいですので、平均勾配は5%と言ったところでしょうか。

温存しつつも、歩かないように気をつけていきたいものです。

 

事前にスピードはともかく、坂練習だけは積んできたので、坂を見てもビジュアル的に「無理!」って思うことはなかったですね。

「いつかは過ぎ去る」という気持ちで、淡々と歩を進めるのみです。

Googleストリートビューであらかじめ予習しておいたのが役に立ったかな。

 

 

視覚的には激坂具合が伝わらないと思いますが、大体こんな感じの坂が2㎞ぐらい続いていました。

んで、非常にありがたいことに、坂のてっぺん辺りにエイドが!

これはランナー心理をよくわかっている絶妙なエイドの位置でしたね。

 

エイドのスタッフさんに「えっ、坂もうこれで終わりですか?いやぁ、ちょっと物足りないなあ」と、心にもない軽口を叩きます。

私は気が弱いもので、口に出す言葉だけは「あえて強気」にするという作戦です。

いや、ホント、ウルトラぐらいの距離になってくると、自分の吐いた言葉によってメンタル左右されるんでな。

とにかく「景気のいい言葉だけ」をつぶやくことに終始しました。

 

ネガティブ言葉をつぶやかないということは、「100miles100times」を目指されるウルトラトレイルランナー「トモさん」もおっしゃっています。

 

thetrailsmag.com

 

「脚が攣ったのではなく『熟成した』」「ねん挫したのではなく『可動域が広がった』」と、怪我をしてもポジティブさを保つメンタルだけは身につけていきたいものです。

「自分が食べたものによって、自分の身体は作られる」と、よく言われますが、それと同様に「自分が口に出す言葉によって、自分のメンタルは作られる」のではないかなあと思います。

知らんけど。

 

さてさて、激坂を過ぎたら絶景が待っていましたね。

写真撮る余裕なかったんで、Googleストリートビューからのコピーで勘弁してください。

 

 

あまり画像では伝わりませんが、坂から見下ろす海が本当に絶景でしたね。

坂を上った後には「ご褒美」が待っているものです。

 

坂を下りたところの45.1㎞エイド「少武公園駐車場」では、女子生徒の皆様に元気づけられました。

壱岐ウルトラマラソンは、人口密度こそ、都市型のマラソン大会に比べると物足りないですが、その分、同じ方が移動して複数個所で応援されるなど、非常に密度の濃い応援を味わいました。

これだけ応援されると、頑張らないわけにはいかないわけで…。

 

芦辺港からは割合平坦な道を走って、中間エイド到達。

うん、気温も高くないし、これならもう半分行けるでしょう。

まだまだ走り続けましょう!

 

40㎞から中間エイド(ぐらい)までのガーミン記録。

 

 

ここでも、ほぼ「キロ6」と順調にペースを刻んでいますね。

しかし、サロマのときも、こっから「まさか」の大失速が始まったんで、気持ちだけは緩めないようにしていきましょう。

 

さて、中間エイドで楽しみにしていたのが「壱岐牛」を用いた「カレーライス」。

これはもう食べるしかないでしょう。

 

 

「盛りはどうしますか?」って聞かれたので、「普通」と応えたら、どかどかと程よい盛りになっていた。

うーむ、これ食えるんだろうか?

つーか、「少な目で」と、はっきり意思表示すべきだったかもしれない。

いただきます。

 

お、なんじゃこりゃ、うまいじゃないか!

おお、うめー、うめー。

語彙に乏しいもので、何がどううまいのか説明できないのがアレだが、これでもう100㎞は進めるな。

いや、それはちょっと盛り過ぎだろ。

 

食い始める前は「これ食えるのか?」と思うぐらいの量だったが、意外とあっけなく食えましたね。

ついでなんで味噌汁も飲んで、塩分補給していきましょう。

ちょい腹がたっぷんたっぷん気味だが、まあ、なるようになるだろう。

 

預けた荷物から、後半の補給食やサングラスをゲットして、残り半分、走り出します。

ここで休み過ぎるとリズムが崩れるんで、10分ぐらい休んでおけば十分でしょう。

さあ、後半、行ってみよー!

 

《50~60㎞》 1:14:05(トータルタイム 6:19:46 ラップタイム 7:25)

 

ここでラップタイムが、ガクッと「キロ7分半ぐらい」に落ちていますが、中間エイドで10分近く休憩していたんで、移動速度自体は前半とあんまり変わっていなかったと思います。

こっからは「サングラス装着」で、目にとってはかなりラクでしたね。

日差しの強い道外のマラソン大会では、サングラスは必須アイテムだな。

 

50~60㎞のハイライトは「清石浜」~「左京鼻」へと続く海岸線の景色ですね。

特に「砂浜の白さ」に、南国具合を感じました。

(と言いながら、写真に砂浜は写っておらん)

 

 

「オールスポーツさん」の写真はこちら。

 

 

こっちの写真は「白い砂浜」が写っていて、バッチグーですな。

北国在住の私としては、必要以上に「青い海、白い砂浜」に憧れてしまうものなのである。

にしても、さっきも書いたが、眼鏡からサングラスに替えると、快適度が3割はアップするわ。

今回完走した自分へのご褒美に、クリスマスは、夜でも使える「調光式サングラス」を買おうかしらん。

 

サロマのときは58㎞ぐらいで左脚に激痛が走ったが、今回は痛みを感じることなく、順調に60㎞地点を通過します。

よしよし、残りは「フル1本弱」。

この長い一日も半分以上は終わったのだ。

残り40㎞も、慎重に歩を進めていこうではないか!

 

 

ラップタイムはこんな感じ。

中間エイドで思いっきりサボってしまったことが、わかってしまいますねw

カレーもいい感じでこなれてきたし、もうちょっと南国のマラソン大会を楽しもうではないか。

 

(つづく)

「壱岐ウルトラマラソン2023」参加記(その4)

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レースは「暗闇の序盤戦」を終わり、中盤へと向かっていきます。

日が昇って明るくなったのはいいが、気温が上がらんといいな。

 

《20~40㎞》 1:59:06(トータルタイム 4:04:58 ラップタイム 5:59)

 

序盤の山場である「猿岩」を過ぎて、コースは壱岐の島の北部に入っていきます。

漁港や海など、見どころのあるところも多かったのですが、それ以上に「坂に苦しめられた」印象が強いですね。

人間というものは、よかったことよりも、辛かったなあという思い出をキョーレツに残すものなのである。

 

25㎞ぐらいで、勝本浦の街並みに入ります。

 

 

こんなディープなところを走るのも、ウルトラマラソンならではですね。

ここでも、玄関先から住民の方が出迎えてくださり、熱い応援をいただきました。

朝早くからありがたいことです。

 

こういう道、昔どっかで走ったことあるなあと思ったら、津軽半島階段国道339号線の下側部分に似ていましたね。

写真は15年前のものである。

懐かしいなあ。

つーか、当時の俺、こんなところを無意味に走っていたのか。

(信じられんかもしれんが、これでも立派な「国道」です)

 

 

どことなく「デジャブ現象」を感じながら、情緒あふれる勝本浦を駆け抜けます。

さぁ、今後は「イルカパーク」に向けて、海岸線を走るのだ。

壱岐の島は初めてということもあり、景色が目まぐるしく変わり、全く「飽きる」ということはなかったですね。

2回目になると、どうなるかはわかりませんが。

 

 

イルカパークに向かう道も絶景でしたな。

まだ30㎞も進んでいないのに、こんな景色を見ることができるなんて、なんだかもったいないような気もした。

イルカパークの折り返しまで、無駄に激坂を往復させるところがあったが、こんくらいは許してやろう(なぜかエラソー)。

 

 

こんな絶景を「オールスポーツさん」が見逃すわけがないですね。

無駄に「釧路から来た」ことをアピールしています。

見る人が見れば、崖の岩も「なんとか岩だ!」と、ビックリするようなものなんだろうなあ。

知らんけど。

 

もうひとつ、オールスポーツさんの風景写真。

こんなところを走っていたんだなあと、しみじみ。

 

 

30㎞を過ぎたところから、上りが始まります。

日なたでは、日差しが強くて目がしんどかったですな。

夜のウルトラや、トンネル内でも使えるような「調光式サングラス」が欲しいと切実に思いました。

ただ、気温は思ったほど上がらず、坂こそ多いが、身体は「サロマより楽」と感じました。

「30㎞の壁」を感じずに、進めるところまで進んでいこう。

 

1本坂を上れば、40㎞まで基本下り基調。

「ここが脚の繁忙期」と、ずんどこ進んでいきます。

35㎞過ぎで、最初にお会いした「一休さん」と再会しましたね。

お先に行かせていただきます。

台湾サンダルで頑張れ!

 

坂はそこそこありましたが、40㎞までは割合順調なペースでした。

コースアドバイサーさんに「サブ10行けますよ!」と言われましたが、いやいやいや。

こっからの激坂具合を考えると、そんな景気のいいことは言ってられんぜ。

 

40㎞までのガーミンラップタイムはこんな感じ。

 

 

下り区間では「キロ5分半」と、極めて順調に進んでいますね。

キロ6分でこの区間を走ることができ、十分すぎるぐらいの出来です。

しかし、レースはまだまだ半分以上残しているのな。

こっからは「新コース」の「2㎞激坂区間」ということで、心して進むことにいたします。

 

(つづく)

「壱岐ウルトラマラソン2023」参加記(その3)

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さて、前置きはこんくらいにして、走行記に入りましょう。

一応、目標タイムは「12時間」と設定しましたが、基本、時計を見ることはなく「自分にとって気持ちのいいペース」で進んでいきます。

尚、スタートロスのタイムは11秒。

長丁場のウルトラではどうでもいい数字だが、なんとなく記しておく。

 

《0~20㎞》 2:05:42(ラップタイム 6:17)

 

スタートの号砲から勢いよく飛び出す…、なんてことはぜず、ゆっくりと様子を見ていきます。

コース図によると、2㎞ぐらいから「激上り」が始まりますので、それまでは抑えていきましょう。

 

長~いウルトラレースでは、誰かに話しかけるに限りますね。

私の経験上、「仮装ランナー」や「目立つカッコの人」は話しかけやすいので、ちょうど目の前にいた「一休さん仮装」のランナーさんに話しかけます。

 

「本職のお坊さんですか?」

「いや、違います」

 

と、彼にとっては何度繰り返されたかわからない定番の会話をしながら、にこやかに走り出します。

ああ、いいね。

このギスギスしていないのが「ウルトラの空気」なのだよ。

 

足元を見ると一休さん、裸足に台湾サンダルで走っております。

私も一時期台湾サンダルで走っておりましたが、鼻緒部分が擦れてダメだったんだよな。

 

gossy54200.net
ただ、この手のサンダルはウルトラにありがちな「爪のダメージ」が防げるというメリットもあるし、記録狙いじゃなければ「サンダルラン」もいつかはやってみたいなと思いながら、先に行く一休さんを見送りました。

アニメ同様「端ではなく真ん中を走る」ような、クレバーな一休さんでした。

 

さて、2㎞からは激上り。

ただ、コースが真っ暗ということもあり、視覚的に「うげげ!坂だ!」と絶望的になることはなかったですね。

夜の坂は思ったよりも負担にならないかもと思った、650mぐらいの上りでした。

 

激上りの辺りで、熊本のYouTuber「ビフさん」に遭遇。

X(旧Twitter)上で交流があり、以下の記事が役に立ったというお褒めのお言葉をいただきました。

いやー、ありがたや、ありがたや。

この記事のほとんどは、アートスポーツの鈴木健司さんの受け売りなんだがな。

 

gossy54200.net

 

尚、ビフさん、事前に膝の怪我をされて十分な練習を積むことができなかった模様。

 

 

それでも、無理しないペースで走ることができれば、完走はできるはず。

「激坂で無理しない程度に頑張りましょう」とエールを送ってビフさんとは別れます。

 

午前6時が近づいても、なかなか明るくなりませんね。

そこに「日本の東の果てから西の果てに来たんだなあ」という実感がわきます。

この日は全国的に寒波が襲った日で、九州なのに気温が10度ぐらいしかなかったのには、ちょっと面喰いましたが。

(12.4㎞の猿岩エイドまでは、アームカバー装着で震えながら走っていた)

 

もうちょっとしたら「猿岩」ってとこのスライドで、よく通る声での「ナイスラン!」という女性ランナーのお声がけが。

おお、ウルトラランナーみゃこちゃん、こんな先の方を走られていたのですか。

(9時間16分で女子の部の優勝)

前週、南アフリカ遠征でお疲れのところ、元気を与えてくださり、ありがとうございました。

 

 

ボケボケの写真でアレですが、空は徐々に明るくなり、海岸線の美しい景色が見えるようになりました。

いいね、いいね。

これぞ離島のウルトラマラソンと言うものだよ!

 

尚、コース上には1㎞毎にノボリが立てられており、ノボリに書かれたメッセージ(地元小学生や中学生によるもの)に非常に元気づけられました。

「サロマでもこれ採用してくれないかな」とか思ったりしました。

 

12.4㎞、「猿岩エイド」到着。

 

 

ちなみに、「オールスポーツさん」が撮影したプロの写真はこんな感じ。

 

 

「バナナ」を摂取して速やかに出発します。

やっと空が明るくなってきましたね。

ちなみに、この時期の壱岐の島の日の出は午前6時半ごろです。

5時半ぐらいで明るくなる釧路とは違いますな。

 

さて、ウォーミングアップは終わり。

アームカバーを脱いで、バリっと走り出していきましょう。

猿岩からは割合下り基調で走りやすかったです。

 

しかし、17.3㎞地点の「サンドーム壱岐」を過ぎてから、また激坂。

最初のうちは暗くて傾斜がようわからんかったが、明るくなって、坂の全容が明らかになると「うげげ!」と感じますね。

しかし、条件は皆同じ。

ゆっくり着実に歩を進めていきましょう。

 

20㎞地点到着。

オフィシャルタイムは「2:05:42」。

まあまあいいペースと言えるでしょう。

20㎞地点にいた「ペースアドバイサーさん」によると、「10時間半で行ける」とのことですが、後半に難関が控えているのは知ってるんで、そんな簡単には行かんだろう。

マイペースでしっかりと刻んでいきましょう。

 

どうでもいいですが、午前7時に島内放送で「恋はみずいろ」がかかるところに、「あっ、釧路と同じだ!」と意味もなく親近感を感じてしまいました。

(釧路では午後の5時にかかる音楽なのだが)。

 

 

 

ガーミンのGPSとは最終的に800mぐらいズレてしまいましたね。

1㎞毎にノボリがあったんで、手動ラップにした方がよかったかもしれません。

一応、20㎞までのガーミンラップをまとめておきます。

 

 

坂がある関係上、1㎞毎のラップは安定していませんが、平均して「6分20秒ぐらい」と悪くなかったと思います。

心拍数は上り区間では150ぐらいに上がってしまいましたが、平均で140ぐらいと、無理せずに進めています。

このペースで中間地点まで「淡々と」進んでいきたいものですね。

 

(つづく)