ゴシラン

走ることについて語ります

「人参養栄湯」から「十全大補湯」へ

謎の不定愁訴で、苦し紛れに漢方医のところに駆け込んでから2ヶ月が過ぎました。

ロクに検査もせず、よくわからん占いのような診察でお薬が決まり、「本当にこれ効果あるのか?」と大いに疑問に思ったのであるが、「30分の散歩がやっと」という状態から「10㎞のマラソン大会完走」というところまで復活したので、それなりに効果はあるのだろう。

 

んで、10日ぐらい前の診察。

「うん、もう人参養栄湯は卒業でいいね。もうちょっと弱い薬出しておくから」

と、出された薬がこれ。

 

 

十全大補湯」というお薬に変更になりました。

読み方は「ジュウゼンタイホトウ」って、そのままですな。

 

効果についてネットで調べたら、先生がおっしゃるように、「人参養栄湯」が弱くなったような感じのことが書いてあった。

エナジードリンクで言えば、「レッドブル」と「モンスター」ぐらいの違いなのだろうか。

いや、それとは全然違うか。

 

漢方というのは、飲んだときは効いているのか効いていないのかさっぱりわからんのだが、先週、十全大補湯を飲み始めたときは、「あれ?今までの人参養栄湯よりは効きが悪いかも?」と、身体に違和感があった。

その違和感を言語化するのは難しいのだが、なんか気持ち調子がよろしくないというか、医者に言っても伝わらないような細かい違和感であった。

 

ただ、お薬がなじんできたのか、今週に入ってから「あ、ちょっと調子戻ったかな」という気がする。

これも気持ちだけで、実際、どのように戻ったのかはうまく説明できないが。

 

漢方薬というのは、西洋医学の「熱さまし」とか「咳止め」とか、はっきりとした効果がある薬とは違って、何に効くのかということが曖昧だし、どのように効いているのかは知らんが、「気がつけば、症状が改善されてるかも?」と、よくわからんところがあるな。

あまり、効能や副作用について、変な知識を入れて白黒はっきりさせようとするよりも、「何かわからないけど、なんとなく効く」ぐらいの、のほほんとした感じで服用した方が効果があるような気がする。

 

疑り深い目を持たないで、「漢方のプロが出した薬だから間違いない」と、素直な気持ちで服用することが大事なのかもしれないな。

今では、「十全大補湯」と「芎帰調血飲」の2種類のお薬をお湯に煎じて、「食前茶」のように飲むのがすっかり日課になりましたね。

食前に2種類の漢方薬を、マグカップ2杯分のお湯で飲むと、いい感じで腹が膨れて、「食いすぎ防止」にも役に立っているような気がする。

漢方薬の本質とは、何の関係もない話だが。

 

果たして「漢方卒業」まで、どのくらいの年月がかかるかはわからんが、じわじわとよくなって来ているのは事実なので、もう少し「中国4000年の医学」を味わっていきたいと思います。

 

さようなら。