北海道は冬将軍が暴れていますね。
道央圏や道北圏では大雪となっているところもあり、朝からの除雪や、積雪路面での運転などにストレスを感じる季節となりました。
しかし、ここ道東釧路は12月になっても「積雪ゼロ」の世界です。
ご覧のように、雪は全くなく、まだ自転車で走ることのできる路面状況です。
空は青く、太陽もピッカリ出ていて、そんなに寒さを感じない写真であるが、この日の釧路は「最低気温マイナス12度」と、極寒の世界。
手袋二枚重ねでもハンドルを握ってられないぐらいの寒さというか、痛さでありました。
(寒冷地に住んでいる人にしかわからないと思うが、ある程度「寒い」を通り越すと、その後の感覚は「痛い」となる)
しかし個人的には、このマイナス二桁の寒さが「最も美しい釧路川」だと思うのだよな。
これから季節が進むと、川から湯気が上がるような「気嵐(けあらし)」が見えたり、「蓮氷」が川を埋め尽くしたりで、晴れた澄んだ空気とドンピシャの美しい眺めを見せてくれる。
「痛いぐらいに寒いが美しい」
これが冬の日の出時の釧路である。
観光客の皆様は、幣舞橋から沈む夕日を見るのもいいが、是非、朝7時の幻想的な釧路川の世界を見てほしいと、切に願う私なのであった。
つーか、地元民でもこれを見ないで朝の時間を過ごすのは、もったいないとすら思ってしまう。
あまりの寒さのために、今年の自転車通勤は今日でもって終わりにいたしますが、「冬の釧路川は永遠に不滅です」。
来週以降も、徒歩通勤で無駄に遠回りして、釧路川河川敷をとぼとぼ散歩したいと思います。
話は変わるが、札幌からの高速道路が釧路までつながるまで、ついに10日を切ったのだな。
私が釧路に来たころは、「やった!白糠まで高速道路がつながった!」と喜んでいたものだが、もうあれから10年ぐらいの年月が過ぎたのか。
高速バスの運行も、今までの阿寒インター経由から変更されるのかな。
基本、片道2~3㎞の通勤&買い物ライドにしか使わなかったESCAPE号であるが、今年も一年安全に私を運んでくれてありがとう。
特にこれと言って特徴のないクロスバイクであるが、また来年も私と一緒にたくさんの小さな思い出を作っていこう。
さようなら。