道マラが終わって1週間以上が過ぎました。
あれだけ楽しかった道マラ。
しかし、この楽しさを文章化しようとしても、その楽しさはあくまで「自分基準」であって、これをどう「人に伝わるように」文章化しようか、頭を悩ませる日々が続きました。
まあ、結局のところ、開き直って「わかる人だけわかればいいや」という視点で、いつも通り好き勝手に書いてまいりたいと思いますので、あしからず。
さてさて、釧路~札幌の距離は300㎞以上と、同じ北海道内なのに、東京~名古屋ぐらいの距離があります。
以前は運転するのが面倒だったので、高速バス使って移動していましたが、今回は「ノロッコ号」を運搬するため自家用車での移動になります。
まあ、果てしなく遠いことよ。
移動だけで5時間ぐらいかかり、次の日42.195㎞走るエネルギーが奪われつつあります。
土曜の昼過ぎに、受付会場である大通公園に到着。
最近、ゼッケンや計測チップは事前送付で、事前受付なしで走らせてくれる大会が多い中、道マラは前日までの受付が必須でめんどくさい。
まあ、都市型マラソンはどこも同じようなものか。
気温34度ってマジですか。
とりあえず、この日がマラソン本番でなくてよかったわ。
釧路ではまず味わうことのできない破壊的な暑さでした。
いや、それはちょっと言い過ぎか。
にしても、「バーニラ、バニラ」と音を発しながら走っているトラックを見ると、「ああ、都会にやってきたなあ」とテンションがダダ上がりする、品のない私なのである。
宿泊先は、バニラとは全く関係のない、札幌とは40㎞ぐらい離れた街にある実家。
仕事の都合でお盆に帰省することはできんので、私にとっては「道マラ」がお盆代わりの帰省になります。
翌日に備え、24時間テレビでヒロミが走るのを見ることもなく、20時にはとっとと寝ます。
おやすみなさい。
おはようございます。
5時起きの9時間睡眠で、長距離移動の疲れをすっかり癒すことができました。
せっかくの機会なので、普段お目にかかることのない方たちとのシューズ円陣の輪に加わりたい気持ちもあったのですが、さすがに6時半集合は無理ゲーなので、安全運転でゆっくりと会場に向かいます。
さようなら実家。
また正月。
タイム狙いで行くのなら、スタートブロックの先頭の方に並ぼうと、朝の7時ぐらいからスタンバるぐらいがちょうどいいのかもしれませんが、タイムなどはなから頭にない私のスタートは「最後尾の世界」。
最後尾の世界は非常に時間に寛容で、スタートギリギリ、いや、むしろスタート時の渋滞を考えると、スタートから5分ぐらい経って到着するぐらいでちょうどいいのかもしれない。
すすきのの駐車場に車を停めて、「ノロッコ号」を背負い、大通公園の果て「西10丁目」へと向かいます。
スタートラインの「西4丁目」までは1㎞ぐらいあり、最後尾ブロックは他の人よりたくさん走れてお得ですね。
同じ参加費払ってるなら、「よりゆっくり、より長く」走った方がお得なんじゃないでしょうか。
そういう価値観を持つ方は少数派だと思いますが。
北海道マラソンの最後尾の世界は「酷道ランナーさん」の動画が一番伝わると思います。
尚、酷道ランナーさんは今年も道マラに参加され、私も彼らにインタビューされたので、そのうち公開になるであろう動画に私が映るかもしれません。
乞うご期待。
まあ、しかし、どう見てもマラソン大会のスタート前の光景ではないですね。
本当にあなたたち、これから42.195㎞走るのですか?
ガチで走るAブロックのランナーさんが、この光景を見ると、「お前らフルマラソン舐めるな!」と、眉をひそめられるかもしれません。
シンデレラさんの仕切りにより、記念撮影会が5分ぐらい繰り広げられていました。
これぞ「最後尾の世界」。
酷道ランナーさんのTシャツにも書かれていたが「最後尾」は「最高美」なのである。
今回より「ウェーブスタート」が採用された北海道マラソン。
最初のA~Fブロックが8時半にスタートした後の15分後、8時45分に我々「最末端ランナー」はスタートとなります。
もう、このくらいの位置になると「キロ〇分で走ろう」とか、そういうペース配分はどうでもよくなりますが、あまり余裕ぶちかますと最初の関門で切られるので、スタートラインをまたいでからは真面目に走りましょう。
(ちなみに最初の1.2㎞関門の制限時間は20分)
多分、スタート直後の写真。
この時点で、号砲が鳴ってから8分近く経っています。
つーてっことは、1.2㎞関門までに残り12分でたどり着けばいいわけだな。
うん、これなら歩いても大丈夫。
と、タイムマネジメント的にはOKなのだが、この日はスタートから気温が30度近くあり、しかも事前の雨予報に反して「晴れ」と、日焼け対策ゼロの私は、こっから暑さに苦しめられるのであった。
(つづく)