「24時間耐久レース」に向けて、またまた新しいシューズを買っちゃいました。
買ったのはHOKAの「CLIFTON8」。
以前、HOKAの「MACH4」を買ったとき、比較で履いた「CLIFTON8」にちょっと厳し目の評価を下した私なのでした。
では、なぜ今回あえて「CLIFTON8」を買ったのかと言うと、決め手となったのは以下の「ウルトラトレイルランナー」タグゾウさんの動画である。
24時間を走り続けるのにあたって、多分必要なのは、軽さや反発性よりも「12時間超えても足裏が痛くならない」ということでしょう。
そうなると、「マシュマロクッション」に定評にあるHOKAのシューズということになり、その中でも一番バランスの取れた「CLIFTON8」が無難な選択なのかなあと。
私の持っている「MACH4」も軽くて快適でいいのだが、きっとコイツは「100kmサブ10」ぐらいで走るのにちょうどよく、今回のように「キロ7分弱ペースで限りなく走り続ける」という点ではカッチリ感が弱いかなあ。
重量は27.5cmで268gと、私の持っているMACH4より30gぐらい重い。
フィット感は普通。
ただ、MACH4と比べると、かかとがちょい緩いかな。
履いて歩いた感じは、評判通り「ふわふわ」。
ランニングしなくても、ウォーキングシューズとして採用したいぐらいに快適。
ただ、ちょっとスピードを出して走ると、ふわふわ感は薄れ、カッチリとした走り心地になり、かつ安定感もバッチリってとこですな。
前に紹介したASICSのグライドライドのような癖はなく、ロッカー機構も「カックン」するほど強くなく走りやすいです。
「キロ5〜7分」ぐらいで走るにはベストな、万人向けのジョグシューズなのではないでしょうか。
早速、先日の「別海2日間80km」や「湿原マラソン30kmコース試走」で使ってみました。
MACH4同様、50kmを超えても足裏が痛くなることなく、爪が死ぬなどの足トラブルは皆無でしたな。
しかし、上に書いたような「かかとのゆるさ」が原因か、砂がシューズに入ってくるので、クロカンコースではどうかなあってところもある。
耐久性はイマイチ。
まだ100kmちょっとぐらいしか走っていないのに、かかと外側を中心に結構アウトソールが崩れかけていますな。
400〜500kmぐらいがこのシューズの寿命なのかなあと。
そう考えると、月300〜400kmの走行距離の私が「普段使いの練習用シューズ」にするにはもったいない。
とは言え、100kmのウルトラマラソンレースだったら、NIKEのズームフライかMACHを使うと思うので、レース用に使うにしても「超ウルトラ」以外では、私の場合出番はないのかなと。
まとめると
・クッション性、安定性は最高レベル。
・耐久性はスペランカーレベルまでは行かんが、かなり弱い。
・普段のジョグで使うには、走り心地としてはいいんだが、耐久性が弱いんでためらう。私なら普段使いにはグライドライドを選ぶ。
・とは言え、勝負レースに使うには役不足。結局、100kmを超えるような「超ウルトラマラソン」ぐらいでしか、私の場合は出番がないのかなあという印象。
年にとっかえひっかえ何足もシューズを買う裕福な人にとってはいいのでしょうが、私のように「練習用のジョグシューズは年一足」というケチな人にとっては、ちょっと費用対効果がよろしくないなあと。
耐久性の問題さえクリアすれば、最高の練習用シューズなんだけどなあ。
ちなみに本番の24時間走では、よっぽどコースが雨が降ってドロドロで荒れない限り「CLIFTON8」で走る予定です。
さようなら。