2月にマラソンクラブの練習会で走った「又飯時」に、今日は自転車で行ってみました。
ちなみに読み方は「またいとき」。
この日の釧路は、太陽が出ていて気温も2桁あって、そこそこ暖かかったのだが、それ以上に風がやたら強くてだな。
10m/s近くの強風に翻弄され、なかなかハードでございました。
益浦のトライアルを過ぎてから、道幅は狭くなり、「日本の古き良き漁村」という感じの味わいのある風景が続きます。
これは冬に撮影した写真なんだが、益浦からの海岸線の道は、ご覧のように路肩がボコボコに荒れているので、ロードバイクでは走るにはかなりストレスになります。
最低でも28Cのタイヤを履いたほうがいいんじゃないでしょうか。
道東はこういう道が多いんで、25Cのロードバイクよりも、太いタイヤが履けるグラベルロードの方が楽しめるような気がしますね。
ちなみに私の今乗っているクロスバイクは、30Cのタイヤを履いています。
こんな民家が全く無いようなところにもバス停はあるのね。
「秘境駅」ならぬ、「秘境バス停」と言ったところでしょうか。
でもって、バスは一日一本で、しかも土日祝日は運休と、なかなか乗車するのにはハードルが高い設定となっております。
こういうの見ると「意地でもこの路線のバスに乗りてえ!」と思っちゃうのですが、平日のこの時間帯にこんなバスに乗っていると会社遅刻するんで、多分乗ることはないんだろうなあ。
恐らく、少なくとも5年以内には、この一本もなくなってしまうことが予想される悲しい地方の公共交通事情なのである。
海岸線特有のアップダウンの激しい道をえっちらおっちら進んでいくと。
又飯時到着です。
到着と言っても、政治家のポスター以外には、特に何もないところですので、そのままギュイーンと引き返しましょう。
ちなみに、私はポスターの「しのだ奈保子さん」と、ほぼ同時期に同じ学校の同じ学部を出ているのに、かたや「弁護士」、かたや「しがない最末端医療従事者」と、どうしてこんなに差がついてしまったのだろうか。
まあ、なんだかんだで私は今の生活が気に入っているので別にいいし、私には弁護士や政治家などのストレスフルな仕事など、とてもできない。
同学のよしみとして、しのださんの応援だけさせていただきます。
釧路に住んでいながらも、普段海を見ることのない生活を送っている私にとって、こういう海岸線の道は新鮮でいいですな。
願わくば、もうちょい平らな道だったら、もっと頻繁に走りたいと思えるのだがね。
坂と風に苦しめられて、クロスバイクなのに折りたたみ自転車レベルのスピードしか出ませんでしたが、よい爽やかな休日の朝を過ごせたのではないでしょうか。
峠級の長い坂はなかったのですが、ひたすらアップダウンを繰り返し、平らなところがほとんどないのはキツかったですね。
ぶっちゃけ、自転車よりもランニングの方が楽なんじゃないかと思えるような、益浦から又飯時の海岸線の道でありました。
だが、それがいいのである(マゾ特性)。
さようなら。