ゴシラン

走ることについて語ります

「壱岐ウルトラマラソン2023」参加記(その5)

gossy54200.net

 

レースは40㎞を過ぎ、いよいよ中盤戦へと入ります。

フルマラソンの距離を超えてからがウルトラの始まりと言えるでしょう。

こっからずんどこ面白くなってくるところです。

 

《40~50㎞》 1:00:43(トータルタイム 5:05:41 ラップタイム 6:04)

 

40㎞過ぎから「新コース」である「激坂区間」に入ります。

長さにして2㎞ぐらい、標高差にして100mぐらいですので、平均勾配は5%と言ったところでしょうか。

温存しつつも、歩かないように気をつけていきたいものです。

 

事前にスピードはともかく、坂練習だけは積んできたので、坂を見てもビジュアル的に「無理!」って思うことはなかったですね。

「いつかは過ぎ去る」という気持ちで、淡々と歩を進めるのみです。

Googleストリートビューであらかじめ予習しておいたのが役に立ったかな。

 

 

視覚的には激坂具合が伝わらないと思いますが、大体こんな感じの坂が2㎞ぐらい続いていました。

んで、非常にありがたいことに、坂のてっぺん辺りにエイドが!

これはランナー心理をよくわかっている絶妙なエイドの位置でしたね。

 

エイドのスタッフさんに「えっ、坂もうこれで終わりですか?いやぁ、ちょっと物足りないなあ」と、心にもない軽口を叩きます。

私は気が弱いもので、口に出す言葉だけは「あえて強気」にするという作戦です。

いや、ホント、ウルトラぐらいの距離になってくると、自分の吐いた言葉によってメンタル左右されるんでな。

とにかく「景気のいい言葉だけ」をつぶやくことに終始しました。

 

ネガティブ言葉をつぶやかないということは、「100miles100times」を目指されるウルトラトレイルランナー「トモさん」もおっしゃっています。

 

thetrailsmag.com

 

「脚が攣ったのではなく『熟成した』」「ねん挫したのではなく『可動域が広がった』」と、怪我をしてもポジティブさを保つメンタルだけは身につけていきたいものです。

「自分が食べたものによって、自分の身体は作られる」と、よく言われますが、それと同様に「自分が口に出す言葉によって、自分のメンタルは作られる」のではないかなあと思います。

知らんけど。

 

さてさて、激坂を過ぎたら絶景が待っていましたね。

写真撮る余裕なかったんで、Googleストリートビューからのコピーで勘弁してください。

 

 

あまり画像では伝わりませんが、坂から見下ろす海が本当に絶景でしたね。

坂を上った後には「ご褒美」が待っているものです。

 

坂を下りたところの45.1㎞エイド「少武公園駐車場」では、女子生徒の皆様に元気づけられました。

壱岐ウルトラマラソンは、人口密度こそ、都市型のマラソン大会に比べると物足りないですが、その分、同じ方が移動して複数個所で応援されるなど、非常に密度の濃い応援を味わいました。

これだけ応援されると、頑張らないわけにはいかないわけで…。

 

芦辺港からは割合平坦な道を走って、中間エイド到達。

うん、気温も高くないし、これならもう半分行けるでしょう。

まだまだ走り続けましょう!

 

40㎞から中間エイド(ぐらい)までのガーミン記録。

 

 

ここでも、ほぼ「キロ6」と順調にペースを刻んでいますね。

しかし、サロマのときも、こっから「まさか」の大失速が始まったんで、気持ちだけは緩めないようにしていきましょう。

 

さて、中間エイドで楽しみにしていたのが「壱岐牛」を用いた「カレーライス」。

これはもう食べるしかないでしょう。

 

 

「盛りはどうしますか?」って聞かれたので、「普通」と応えたら、どかどかと程よい盛りになっていた。

うーむ、これ食えるんだろうか?

つーか、「少な目で」と、はっきり意思表示すべきだったかもしれない。

いただきます。

 

お、なんじゃこりゃ、うまいじゃないか!

おお、うめー、うめー。

語彙に乏しいもので、何がどううまいのか説明できないのがアレだが、これでもう100㎞は進めるな。

いや、それはちょっと盛り過ぎだろ。

 

食い始める前は「これ食えるのか?」と思うぐらいの量だったが、意外とあっけなく食えましたね。

ついでなんで味噌汁も飲んで、塩分補給していきましょう。

ちょい腹がたっぷんたっぷん気味だが、まあ、なるようになるだろう。

 

預けた荷物から、後半の補給食やサングラスをゲットして、残り半分、走り出します。

ここで休み過ぎるとリズムが崩れるんで、10分ぐらい休んでおけば十分でしょう。

さあ、後半、行ってみよー!

 

《50~60㎞》 1:14:05(トータルタイム 6:19:46 ラップタイム 7:25)

 

ここでラップタイムが、ガクッと「キロ7分半ぐらい」に落ちていますが、中間エイドで10分近く休憩していたんで、移動速度自体は前半とあんまり変わっていなかったと思います。

こっからは「サングラス装着」で、目にとってはかなりラクでしたね。

日差しの強い道外のマラソン大会では、サングラスは必須アイテムだな。

 

50~60㎞のハイライトは「清石浜」~「左京鼻」へと続く海岸線の景色ですね。

特に「砂浜の白さ」に、南国具合を感じました。

(と言いながら、写真に砂浜は写っておらん)

 

 

「オールスポーツさん」の写真はこちら。

 

 

こっちの写真は「白い砂浜」が写っていて、バッチグーですな。

北国在住の私としては、必要以上に「青い海、白い砂浜」に憧れてしまうものなのである。

にしても、さっきも書いたが、眼鏡からサングラスに替えると、快適度が3割はアップするわ。

今回完走した自分へのご褒美に、クリスマスは、夜でも使える「調光式サングラス」を買おうかしらん。

 

サロマのときは58㎞ぐらいで左脚に激痛が走ったが、今回は痛みを感じることなく、順調に60㎞地点を通過します。

よしよし、残りは「フル1本弱」。

この長い一日も半分以上は終わったのだ。

残り40㎞も、慎重に歩を進めていこうではないか!

 

 

ラップタイムはこんな感じ。

中間エイドで思いっきりサボってしまったことが、わかってしまいますねw

カレーもいい感じでこなれてきたし、もうちょっと南国のマラソン大会を楽しもうではないか。

 

(つづく)