レースは「暗闇の序盤戦」を終わり、中盤へと向かっていきます。
日が昇って明るくなったのはいいが、気温が上がらんといいな。
《20~40㎞》 1:59:06(トータルタイム 4:04:58 ラップタイム 5:59)
序盤の山場である「猿岩」を過ぎて、コースは壱岐の島の北部に入っていきます。
漁港や海など、見どころのあるところも多かったのですが、それ以上に「坂に苦しめられた」印象が強いですね。
人間というものは、よかったことよりも、辛かったなあという思い出をキョーレツに残すものなのである。
25㎞ぐらいで、勝本浦の街並みに入ります。
こんなディープなところを走るのも、ウルトラマラソンならではですね。
ここでも、玄関先から住民の方が出迎えてくださり、熱い応援をいただきました。
朝早くからありがたいことです。
こういう道、昔どっかで走ったことあるなあと思ったら、津軽半島の階段国道339号線の下側部分に似ていましたね。
写真は15年前のものである。
懐かしいなあ。
つーか、当時の俺、こんなところを無意味に走っていたのか。
(信じられんかもしれんが、これでも立派な「国道」です)
どことなく「デジャブ現象」を感じながら、情緒あふれる勝本浦を駆け抜けます。
さぁ、今後は「イルカパーク」に向けて、海岸線を走るのだ。
壱岐の島は初めてということもあり、景色が目まぐるしく変わり、全く「飽きる」ということはなかったですね。
2回目になると、どうなるかはわかりませんが。
イルカパークに向かう道も絶景でしたな。
まだ30㎞も進んでいないのに、こんな景色を見ることができるなんて、なんだかもったいないような気もした。
イルカパークの折り返しまで、無駄に激坂を往復させるところがあったが、こんくらいは許してやろう(なぜかエラソー)。
こんな絶景を「オールスポーツさん」が見逃すわけがないですね。
無駄に「釧路から来た」ことをアピールしています。
見る人が見れば、崖の岩も「なんとか岩だ!」と、ビックリするようなものなんだろうなあ。
知らんけど。
もうひとつ、オールスポーツさんの風景写真。
こんなところを走っていたんだなあと、しみじみ。
30㎞を過ぎたところから、上りが始まります。
日なたでは、日差しが強くて目がしんどかったですな。
夜のウルトラや、トンネル内でも使えるような「調光式サングラス」が欲しいと切実に思いました。
ただ、気温は思ったほど上がらず、坂こそ多いが、身体は「サロマより楽」と感じました。
「30㎞の壁」を感じずに、進めるところまで進んでいこう。
1本坂を上れば、40㎞まで基本下り基調。
「ここが脚の繁忙期」と、ずんどこ進んでいきます。
35㎞過ぎで、最初にお会いした「一休さん」と再会しましたね。
お先に行かせていただきます。
台湾サンダルで頑張れ!
坂はそこそこありましたが、40㎞までは割合順調なペースでした。
コースアドバイサーさんに「サブ10行けますよ!」と言われましたが、いやいやいや。
こっからの激坂具合を考えると、そんな景気のいいことは言ってられんぜ。
40㎞までのガーミンラップタイムはこんな感じ。
下り区間では「キロ5分半」と、極めて順調に進んでいますね。
キロ6分でこの区間を走ることができ、十分すぎるぐらいの出来です。
しかし、レースはまだまだ半分以上残しているのな。
こっからは「新コース」の「2㎞激坂区間」ということで、心して進むことにいたします。
(つづく)