ゴシラン

走ることについて語ります

量より質を考えるときになったのか

あくまで私の考えであるが、フルマラソンを走り切るには、ある程度の「月間走行距離」が必要になってくるのではないかと思います。

 

走り始めで、「月間100㎞も行けばすげぇ!」って思っていたころのフルマラソンは、5時間ぐらいかかり、「もうこんなものは二度とやるか!」と思ったのであるが、月間走行距離が増えるに従って、42.195㎞がラクに感じ、かつタイムもよくなってきた。

 

具体的な数字を挙げると

 

月間200㎞ サブ4

月間300㎞ サブ3.5

月間350㎞ サブ3.15

 

というのが、私が今まで達成してきたタイムに対する目安の距離である。

まあ、私はスピード練習が嫌いなもので、きちんとインターバル走とかやってたら、もっと少ない走行距離でも行けたんじゃないかって気もするが。

(9割ぐらいがキロ5分半ぐらいのジョグであった)

 

ただ、やっぱり月間走行距離を増やすだけでは、タイムは頭打ちになりますね。

「月間400㎞を超えればサブスリーも行けるんじゃないか!」と思っていた時期もあったが、400㎞を数ヶ月繰り返してもタイムは微妙にしか上がらず(現在のベストが3時間4分54秒)、費用対効果の悪い練習となっていた。

「じゃあ、スピード練習だ!」と気合を入れたら故障するしで、なんだかなあという日々を過ごしていたのでありました。

 

んで、去年の11月に倒れてからは、その月間走行距離すらも稼げなくなってきましたね。

ちょっと動くとすぐ具合が悪くなり、「もう練習量で勝負する時期は終わったんだなあ」と。

ちなみに現在も、倦怠感がやたら強く、こうして走らずに駄文を書いているわけでございます。

 

話は変わって、今は甲子園をかけた高校野球の予選大会真っ盛りの時期ですね。

私はナイター設備を完備したような専用グラウンドを持つ「私立の強豪校」よりも、「練習は1日3時間まで」「グラウンドは他の部と共用」などと、色々練習環境が制限されている「進学校」にシンパシーを感じます。

 

もう私立の野球強豪校のように、練習時間がかけられない今となっては、進学校の野球部を見習って「量より質」を追求する段階になったのではないでしょうか。

 

 

などと考えて、「日本一の進学校」であろう「開成高校」の野球部を見習おうと思ったが、ただの笑える本であり、「効率的な練習」という意味ではあまり参考になるところはなかった。

つーか、そもそも「甲子園を目指すだけなのが高校野球なのか?」と、甲子園に対するアンチテーゼも感じられ、「フルマラソンのタイム向上を目指すだけなのがランニングなのか?」と、違った意味で考えさせられ、私の頭はウニになったのでありました。

「一般的に考えられているセオリーを無視したところ」に、競技の本質や面白さがあるのかもしれません。

まあ、所詮マラソンなんて、我々市民ランナーにとっては単なるお遊びだ。

好きな練習を好きなようにやって、徹底的に楽しもうぜ!

 

さようなら。