ゴシラン

走ることについて語ります

サロマセット練1日目

4年ぶりに開催される「サロマ湖100kmウルトラマラソン」まで、残り2ヶ月弱となりました。

今年は1月からフルマラソン超えの距離を何本も走り、仕上がりは早いですな。

 

ちょっとサロマまでは時間がありますが、今日明日とサロマへの最終チェックとして「60km+40km走」のセット練をしようかなと思います。

当初はサロマ1ヶ月前にやる予定だったんだが、なんせ今月末に「150km走るやべぇイベント」に申し込んでしまったので仕方がない。

 

moshicom.com

 

ちなみに5/27に行われる「超キャノンボールラン」、75kmや100kmの部もありますので、サロマの調整として参加されるのもいいのではないでしょうか。

申込締切は明日までです。

 

さて、話は少しずれてしまったが、今日は「サロマセット練1日目」。

「キロ5分半〜6分」のペースで60km走る練習をしましょう。

これができれば「サロマサブ10」のスピードは十分にあると判断していいだろう。

知らんけど。

 

 

運動公園の一周約3.3kmのランニングコースを、ひたすらぐるぐるすることにします。

周回コースは単調で退屈と言えば退屈かもしれないが、補給物を車の中に入れておくことができ、空身で走ることができるので、楽といえば楽です。

 

 

ちなみに補給物はこんな感じ。

レースで使うようなモルテンなどのお高いジェルは、練習で使うのがもったいないので、基本、練習の補給食はコンビニで調達できるものにしています。

 

では、走り出しましょう。

写真のように天候は曇り、気温は12〜16度と極めて走りやすい条件でした。

サロマの暑さを考えると、そろそろ暑熱順化しといた方がいいんだろうが、釧路に住んでいる限りそこはしょうがないですな。

暑熱順化は、ランニングとは別にサウナで鍛えることにしましょう。そうしましょう。

 

機械的に30分に1回ぐらいで「塩タブ」を摂って、その他の給水補給は、前半は「10km(3周)で1回」、後半は「6.6km(2周)で1回」と、規則正しい補給を心がけます。

あとは鼻呼吸にして心拍数を上げすぎないように注意しましたね。

ウルトラは速すぎるよりも、ちょっとゆっくりかなぐらいのペースの方が、60km以降のことを考えるとちょうどいいです(私の場合)。

 

42.2kmの通過タイムが「4時間5分」。

まあ、こんなもんでしょう。

きっと本番はアドレナリンが出ていたり、周りに引っ張られてもっと早くなることが予想されますが。

 

フルを過ぎても、脚は割合余裕があったので少しペースアップします。

最終的に「キロ5分10秒」まで上げて、60km走はおしまい。

 

 

終盤になってもタレることはなく、休憩を含めても6時間5分と、サブ9を目指すには物足りない数字かもしれませんが、サブ10を目指すには十分な内容の練習だったと思います。

いつものことであるが、50km過ぎた辺りから腹が張って食えなくなるのが課題だな。

今回は胃腸障害というレベルではないし、シャリバテもしていなかったので、そのまま突き進んだが、終盤の栄養補給に課題を残しました。

まあ、本番はもっと分量の少なく栄養のあるジェルを摂るので、そんなに腹がたっぷんたっぷんになることはないと思うがな。

今日は涼しくてあまり汗が出なかったので、なんとも評価し難いですが、給水と電解質の補給はよかったのではないかと思います。

 

ラソンの補給と言えば「水」「糖質」が真っ先に思い浮かぶと思いますが、100kmウルトラクラスになると、ナトリウムを含む「ミネラル」の補給が鍵を握るのではないかと思います

水分と共に、汗で失われるのはミネラルなわけで。

逆に糖質は、ウルトラクラスのゆったりしたスピードなら、余程心拍数が上がらん限り、そこまで体内から失われないので(糖質よりは、むしろ脂質をエネルギーにしている)、あんまり神経質になる必要はないのではないでしょうか。

甘い物摂りすぎると、「血糖値スパイク」起こして、かえって身体が動かなくなる可能性もありますし。

 

尚、今書いたことは、あくまで私の感想であり、発言の内容には一切責任は持ちません。

補給に関しては個人差があるので、色々自分で試すしかないですな。

 

 

アップダウンや風向きの関係で、一見安定していないペースに見えますが、1周ごとのペースはだいたい同じ山を描いていて、ほぼ一定ペースで進めていたのではないかと思います(最後の1周は気持ちペースアップしたが)。

心拍数も平均で129と、マフェトン心拍数(「180−年齢」)以内で、理論的にはあまり体内の糖を使わない「脂肪燃焼」範囲でよかったのではないでしょうか。

実際、60km走が終わっても「もう20kmぐらいは行けるかな」って感じでした。

私見ですが、ウルトラでは序盤いかに心拍数を上げないかが、終盤での「撃沈」を防ぐ鍵になると思います。

 

 

シューズはHOKAの「カーボンX2」。

サロマの協賛企業に忖度するわけではないですが、やっぱり「ウルトラのHOKA」ですな。

「カーボンプレートシューズは速い人が履くもの」という先入観を持っている方も多いと思いますが、HOKAのカーボンXシリーズは、「速く走るのではなく、楽に走るため」にあるものではないかと思います。

(HOKAのシューズなら、非カーボンのリンコンやマッハの方が反発があって速く走れる)

足首から下のダメージは、フルを超える距離になってもほとんどありませんでしたね。

サブスリークラスではなく、むしろ「サブフォークラスで、今回初サロマで不安」という方に履いてほしいシューズだと思います。

いい意味で「反発がない」ので、ウルトラ終盤でも脚を残せるのではないでしょうか。

 

ただ、カーボンX2、まだ3回しか使ってないのに、もうアウトソールが削れて結構ヤバいのね。

まあ、その3回が「35km」「52km」「60km」と凄まじい距離だったというのもありますが。

このままだと、「超キャノンボールラン150km」が引退レースになって、サロマでは別のシューズを調達しなければならない可能性もありそうです。

 

さてさて、「サロマセット練1日目」の「60km走」は、無事に「サブ10」ペースで終わりました。

明日はキロ7ぐらいでいいので、ダメージを残した脚で「40kmLSD」を行うことによって、サロマ終盤で歩かずに走れるスタミナの有無をチェックしていきたいと思います。

2日で100km走れれば、本番でもペース配分や補給のタイミングを間違えない限り、サブ10は十分狙えるのではないでしょうか。

知らんけど。

 

さようなら。