タイトルだけを見ると、ちょっと何を言っているのかよくわからないのであるが、まあ、人の話は黙って最後まで聞きなさい。
いや、どうかお願いしますので、聞いてくださいませm(_ _)m。
去年は10月の「別海町パイロットマラソン」で、自己ベストを更新し、「さあ、2023年は一気に別海でサブスリーだ!」と意気込んでいたのであるが、仕事の都合上、今年はパイロットマラソンに参加できないことが確定したのでありました。
残念ではあるが、私はマラソンではなく、本業で飯を食っている身分であるので、本業を優先させることは仕方がない。
別海町から「ふるさと納税」の返礼品としていただいた「いくら」をもぐもぐ食べながら、「あー、別海、残念だなあチクショー」と思っていたところでひらめいた!
別海のマラソン大会に出られないなら、別海のマラソン大会に出ればいいじゃないか!
と。
ここでタイトルの謎に戻るわけである。
私が言いたいことはこういうことだ。
10月の「パイロットマラソン」には出られないが、今年から開催される2月の「別海アイスマラソン」には出られる。
さて、アイスマラソン。
道外の方にとっては初めて聞く言葉だと思うが、道民の私も初めて聞く言葉である。
最近は、「冬の間も雪の上で走ろうぜ!」と、札幌近郊で「スノーマラソン」なる大会が開催されているが、「アイス」と命名されているぐらいだから、もちろんこういうことである。
氷の上を走るマラソン大会
大会公式HPによると、「日本初」の陸地を走らないマラソン大会なのである。
北方領土を見渡すことができる、東の果ての海、野付湾の「凍った海の上を走る」という、北海道ならではの酔狂なイベントなのだ。
なぜ海の上を走る必要があるのかはわからないが、こういう誰も考えつかないようなおバカなイベントに、私の「マニアックセンサー」はビンビン反応する。
大会は「2km」「16km」「42km」の三部門があるが、私が参加するのはもちろん「42km」の部である。
第一回のこの大会で、参加者は「日本で初めて海の上でフルマラソンを走った」という歴史を刻むことになり、私は歴史の教科書に載って、将来の子どもたちは私の名前を暗記することになるであろう。
歴史に名を刻むことを考えると、4万円の参加費など安いものだ。
……いや、強がりはよそう。
正直、こんな酔狂な公認レースでも何でもないイベントで、4万の出費は痛い。
ただ、野付湾で取れたいくらをパクパク食った身分としては、少しでも2月の別海町を、大会に参加することで盛り上げていこうじゃないかと。
そう、4万円は、別海町に対する「ふるさと納税」みたいなものだと思えば、「ああ、私はただ遊びに行くのではなく、地域振興に貢献するのだ」と、散財の罪悪感は薄れるのである。
あと、私が参加を決めたのは、新しいauのCMソングの影響も大きいですね。
3月の板橋Cityマラソンで、本気で記録を目指すのなら、一ヶ月前に極寒の環境で、体調を崩すリスクのあるイベントにわざわざ参加する必要はない。
頭で考えれば、正直「アイスマラソン」に参加するという選択肢はなしだ。
ただ、こういう「日本初」のバカらしいイベントに、私のココロは踊る。
3月のフルマラソンでサブスリーを目指すのであれば、はっきり言ってアイスマラソン参加は「間違った選択」であるが、人生一度きり、正しいことよりも「ココロオドル」方を選択しようじゃないか。
もし、失敗しても、絶対に心躍る選択をした方が、後悔はしないと思う。
「やらない後悔」よりも「やる後悔」だ。
迷ったときは「正しい方」「楽な方」ではく、「ワクワクする方」を選ぼう。
さようなら。