色々と自然条件に翻弄された「別海アイスマラソン」でしたが、今までにない体験ができて、そこはとてもよかったと思います。
レース後は、道外から来られた選手の方などとお話する機会がありましたが、やはりこういう「キワモノレース」に遠くから来られるような方は、いい意味で「どこかネジが一本飛んでいる」個性を持っていて、話をして楽しかったですね。
今まで「マラソン大会はこういうものだ!」と思っていた枠組みが、いい感じで取り壊され、また違った「走る楽しみ」を見出すことができたのではないかと思います。
ロードのフルマラソンと違って、こういうトレイルやアドベンチャーレースに近いような大会は「理不尽を楽しむ」ぐらいの心のゆとりが大事なのではないかと。
今大会の実行委員長であった吉田様のnoteの記事を貼っておきます。
改めて、主催者のこのイベントに対する「熱い思い」を感じることができました。
大会にただ参加する側からはわからない、「前例のない」イベントを開催することの難しさ、そして過疎地域の抱える問題、生まれ育ったマチへの愛着、地域振興のために何ができるのか、多くのことを考えさせられました。
「別海アイスマラソン」が産声を上げた一方で、別海町と同じように酪農業や漁業を主産業とする道北の浜頓別町では、先月下旬、突如、マラソン大会の幕が降ろされました。
別海町や浜頓別町など、北海道の郡部でマラソン大会のような大きなイベントを開催するには、それこそ「マチをあげての」マンパワーが必要なんだなあということに気づかされました。
我々ランナーは、多くの人たちのご協力によって「走らせてもらっている」という視点を忘れてはいけないと思いました。
今、北海道の酪農業は大変な状況に陥っています。
9割以上の酪農家が「赤字経営」と言われている現状です。
そんな中で、「打ち上げ花火」のように、「お、これは!」というイベントが、「熱い思い」を持った主催者と、それに賛同する多くの協力者の力で実施されました。
しかし、「打ち上げ花火」一発だけでは、地域の振興にはつながりません。
大事なのは、この取組を、主催者の「熱い思い」とともに、いかに継続させていくことができるかということだと思います。
そのために「たかが一参加者」の私が偉そうに言えることではないですが、「地域の魅力を発信すること」「地域にしっかりお金を落とすこと」で、微力ながらも、大会を開催してくださった皆様のために、少しでも恩返しをしていき、今後「第2回」「第3回」と続いていく「別海の名物イベント」として定着していくことを祈念してやみません。
別海の牛乳は、非常に後味がすっきりして飲みやすく、アイスマラソン以降、すっかり愛飲するようになりました(釧路市内ではコープさっぽろで売っている)。
日頃、安い低脂肪乳しか買わない私がうまいと言っているのだから、本当に別海の牛乳はうまいのです。
今回は真冬の「アイスマラソン」について取り上げましたが、別海町にそれ以外にも魅力的なところはたくさんあります。
多くの方に、別海に足を運んで、別海のよさを知り、別海の持つ可能性を感じていただだき、「よーし、来年もアイスマラソンが開催されたら、絶対出るぞ!!」という物好きな方が現れれば、これに勝る喜びはありません。
I love 別海 forever.
ここまで、ご清聴ありがとうございました。
さようなら。