いよいよ、「凍った海の上を走る」という狂気のイベント「別海アイスマラソン」まで、残り3日となりました。
スタートリストが公開されましたが、私が参加する「42kmの部」で、申込みは40名。
「せいぜい10名ぐらいなんじゃないかな」などと思っていたが、思ったより多かったですね。
私も人のことは全く言えないが、世の中には物好きがいるものだ。
このイベントは今回が第一回ということと、コースが気象条件に左右されるということで、ここに来て変更点がちらほら出てきて、主催者の皆様の苦労がしのばれます。
結局、コースは当初予定されていたところの氷の厚みがイマイチということで、約1.5km北側のところに移りましたね。
まあ、これは2週間前に視察に行った感じから、想定の範囲内というところです。
でもって、コロナ感染防止の観点から、レース後の「アワードパーティー」は中止になりましたね。
この理屈だと、前日に予定されている「オープニングレセプション」も中止になるんじゃないかという気もしますが、それについてはどうなんでしょかね?
直前まで、主催者からの発表に目が離せない展開になりそうですが、こういうのも「手作り感のある大会」らしくていいでしょう。
単なる「お客様」としてこのイベントに参加するのではなく、「自分も一緒になってこのイベントを作り上げるんだ」という気概で臨んでいきたいと思います。
さてさて、当日の標津町の天気予報はこんな感じです。
(別海町でも、会場となる尾岱沼はむしろ標津町に近いので、別海町よりも標津町の天気を参照した方がいいかと)
気温は昼にはプラス気温になって、雨が降るかもしれないと、2月の道東にあるまじき天気です。
正直、雨は勘弁してほしいんだが。
まあ、でも、風もそんなに強くなさそうだし、某国のトレラン大会のように死者が出るとかそういった恐ろしいことにはならないでしょう。
多分。
防寒対策だけはしっかりして、凍傷で医療班のお世話にならないようにしていきたいものです。
問題はコースコンディションなのですよね。
正直、普段雪道を走っている私としては、ちょっと走りにくいけど、サブフォーぐらいでサクッとゴールできるんじゃないかと舐めていました。
ところが、Facebook上で、地元のサブスリーランナーの方の試走レポを見ると
「3キロで、キロ7分ペースがやっとでした」
という恐ろしいお言葉が。
マジか。
あの地元の最速ランナーでも、こんなに苦労するのか。
Facebookに挙げられた動画を見る感じ、足首まで雪に埋もれる状態で、道なき道をかき分ける「ラッセルラン」となりそうです。
んでもって、一周4.2kmの周回コースなので、時間が経つにつれコースは荒れ、ますます走りにくくなりそう。
これで雨が降って、さらにズブズブになったらどうすんだって感じです。
うーん、ポール使った方がいいんだろうか。
つーか、俺ポール持ってないし、今更買うのもなんだなあ。
やはり、「日本初」のイベントだけあって、一筋縄ではいかないようだ。
心を入れ替えて、以下の本の「北極マラソン」「南極マラソン」のところを読み返し、何があってもうろたえない覚悟を持って、どうにか制限時間内にゴールできればと思います。
いくらなんでも、北極の「マイナス50度」や、南極の「風速15m/s」の中を走るよりはマシだろうと、ちょっとだけお気楽な気持ちで、道東ならではの酔狂なイベントを楽しみたいと思います。
さようなら。