いよいよ、「日本初」の海上を走るマラソン大会まであと一日となりました。
「日本初」のイベントながら、世の中的の注目度は限りなくゼロに近い状況であるが、こういうニッチで阿呆なことに打ち込むのも、また私らしくていいでしょう。
普通のロードのフルマラソンでは味わえない、「非日常」の世界を楽しんでいきたいと思います。
《天候》
会場に近い「標津町」の予報はこんな感じです。
レース開始の8時の時点で、マイナス4.8度と、マイナス二桁の環境に慣れている私にとっては、むしろ「暖かい」と思える気温。
日中はプラスまで気温が上がり、重装備だと「暑い」と感じるんじゃないでしょうか。
風がどのくらいかで体感気温は変わりますが、イメージとしては箱根駅伝の5区、6区ぐらいなのかなあと。
今日は曇りで寒かった…
— 中屋裕貴(ランナー気象予報士) (@hirorunweather) 2023年2月10日
明日も曇りですが、気温は上昇!
ただ雪のちらつく所が多いので
どんよりとした一日になりそうです。
別海町で日曜日に #アイスマラソン
がありますが、雪の降る中での見通しの悪いレースになりそうです。
気温は上がるのでウェア選び要注意!#道東天気 pic.twitter.com/UCRqeEMa5w
気温はいいのですが、気になるのは雪ですね。
なんせ遮るもののない海の上なので、見通しが悪くなったら、最悪コースロストの危険もありそう。
レース展開にもよりますが、雪の降る時間帯は、できるだけ単独走にならないようにしたいものですね。
《ウェア、装備》
そんな天候をふまえて、ウェアを考えましょう。
ますは頭頸部。
ネックウォーマーと、頭から耳にかけてBUFFを巻けば十分かなと。
アイウェアは、雪が降るということでスキー用のゴーグルがあればベストなんだが、持ってないので、普通にサングラスを着用します。
マイナス20度ぐらいになることを想定して、顔全体を覆うバラクラバは買ったんだが、当日のコンディションを考えると必要ないかな。
上半身。
アンダーアーマーコールドギアにTシャツ、アウターにモンベルのクロスランナージャケット。
普段マイナス5度ぐらいの環境で走るときは、この組み合わせを採用しています。
マイナス二桁になったら、ユニクロのウルトラライトダウンベストも使いますが、今回は出番なさそうかな。
下半身。
モンベルのクロスランナーパンツにCWXタイツ。
でもって、Facebook上の情報だとコースはあまり整地されていないようで、シューズに雪が入りそうなので、ゲイター装着で雪の侵入を防ぎたいと思います。
手、指先。
私は極度の「指先冷え性」なので、この時期の通勤ランやクラブ練習会では、右の「ミトン+インナー」の二枚重ねを採用しています。
色んな防寒用手袋を試した私ですが、なんだかんだで、ホームセンターで3000円ぐらいで買ったミトンが最強です。
ただ、今回は気温が上がりそうなので、0度ぐらいの気温のときに使う手袋も持参し、フレキシブルに「手袋を履き替えたい(北海道弁)」と思っています。
シューズ。
雪国ランナーの定番シューズ「ASICSスノーターサー」と、必要があれば簡易スパイクも装着しようかなと思っていますが、そこまではいらんかな。
トレランリュック。
当初は「空身」で走ろうと思っていましたが、想像以上にタフなコースで、私の走力なら一周(4.2km)に30分以上はかかると思うので、リュック、フラスクを持参して、30分毎に補給が取れるようにしておきます。
あと、コース上の急激な天候の変化に対応するために、ウェアやエマージェンシーシートも常備しておきたいんでね。
でもって、コース途中で尿意を催しても、本部テント近く以外にトイレはないので、簡易トイレも持参することにします。
寒いし、年だし、小便が近くなるのよ。
《コース》
正直、完全に舐めてました。
朝一のスキー場のように、バッチリ整地された圧雪路面で、ほぼノンストレスで走れるんじゃないかと思っていました。
しかし、Facebook上に挙がっていた地元の高速ランナーの試走レポによると、圧雪されていないかなりズブズブのコースで、「普段キロ5分で走る人も、キロ7〜8分は覚悟した方がいい」とのこと。
完全に頭を切り替えて、「今回はロードのレースではない。トレイルだ」と、トレランに準じた準備をし、「制限時間内にゴールできれば儲けもの」と、タイムは考えず、完走第一で臨むことにします。
別海アイスマラソン大会会場にて。
— Taro Shirato (シラトタロウ) (@maidotaro) 2023年2月10日
ええ感じ!
寒いけど^ ^ pic.twitter.com/oBnb0WxuMM
ただ、上の動画を見る感じでは、きちんとコース上は整地されているようにも思えますが、私はビビリで小心者なので、事前に「悪い方悪い方」に物事を考え、実際そうでなかったらラッキーぐらいに思うようにしておきます。
せっかくUTMFレベルのバカ高い参加料を払っているのだから、さっさとゴールするのももったいない。
時間いっぱい海の上の世界を満喫したいと思いますので、明日、参加される皆様、そして主催者の皆様、どうかよろしくお願いいたします。
では、これから安全運転で、別海の地に旅立ちます。
さようなら。