ゴシラン

走ることについて語ります

「別海アイスマラソン」前日

いよいよ、「日本初」の海上を走るマラソン大会まであと一日となりました。

「日本初」のイベントながら、世の中的の注目度は限りなくゼロに近い状況であるが、こういうニッチで阿呆なことに打ち込むのも、また私らしくていいでしょう。

普通のロードのフルマラソンでは味わえない、「非日常」の世界を楽しんでいきたいと思います。

 

《天候》

 

会場に近い「標津町」の予報はこんな感じです。

 

 

レース開始の8時の時点で、マイナス4.8度と、マイナス二桁の環境に慣れている私にとっては、むしろ「暖かい」と思える気温。

日中はプラスまで気温が上がり、重装備だと「暑い」と感じるんじゃないでしょうか。

風がどのくらいかで体感気温は変わりますが、イメージとしては箱根駅伝の5区、6区ぐらいなのかなあと。

 

 

気温はいいのですが、気になるのは雪ですね。

なんせ遮るもののない海の上なので、見通しが悪くなったら、最悪コースロストの危険もありそう。

レース展開にもよりますが、雪の降る時間帯は、できるだけ単独走にならないようにしたいものですね。

 

《ウェア、装備》

 

そんな天候をふまえて、ウェアを考えましょう。

ますは頭頸部。

 

 

ネックウォーマーと、頭から耳にかけてBUFFを巻けば十分かなと。

アイウェアは、雪が降るということでスキー用のゴーグルがあればベストなんだが、持ってないので、普通にサングラスを着用します。

マイナス20度ぐらいになることを想定して、顔全体を覆うバラクラバは買ったんだが、当日のコンディションを考えると必要ないかな。

 

上半身。

 

 

アンダーアーマーコールドギアにTシャツ、アウターにモンベルのクロスランナージャケット。

普段マイナス5度ぐらいの環境で走るときは、この組み合わせを採用しています。

マイナス二桁になったら、ユニクロのウルトラライトダウンベストも使いますが、今回は出番なさそうかな。

 

下半身。

 

 

モンベルのクロスランナーパンツにCWXタイツ。

でもって、Facebook上の情報だとコースはあまり整地されていないようで、シューズに雪が入りそうなので、ゲイター装着で雪の侵入を防ぎたいと思います。

 

手、指先。

 

 

私は極度の「指先冷え性」なので、この時期の通勤ランやクラブ練習会では、右の「ミトン+インナー」の二枚重ねを採用しています。

色んな防寒用手袋を試した私ですが、なんだかんだで、ホームセンターで3000円ぐらいで買ったミトンが最強です。

ただ、今回は気温が上がりそうなので、0度ぐらいの気温のときに使う手袋も持参し、フレキシブルに「手袋を履き替えたい(北海道弁)」と思っています。

 

シューズ。

 

 

雪国ランナーの定番シューズ「ASICSスノーターサー」と、必要があれば簡易スパイクも装着しようかなと思っていますが、そこまではいらんかな。

 

トレランリュック。

 

 

当初は「空身」で走ろうと思っていましたが、想像以上にタフなコースで、私の走力なら一周(4.2km)に30分以上はかかると思うので、リュック、フラスクを持参して、30分毎に補給が取れるようにしておきます。

あと、コース上の急激な天候の変化に対応するために、ウェアやエマージェンシーシートも常備しておきたいんでね。

でもって、コース途中で尿意を催しても、本部テント近く以外にトイレはないので、簡易トイレも持参することにします。

寒いし、年だし、小便が近くなるのよ。

 

《コース》

 

正直、完全に舐めてました。

朝一のスキー場のように、バッチリ整地された圧雪路面で、ほぼノンストレスで走れるんじゃないかと思っていました。

 

しかし、Facebook上に挙がっていた地元の高速ランナーの試走レポによると、圧雪されていないかなりズブズブのコースで、「普段キロ5分で走る人も、キロ7〜8分は覚悟した方がいい」とのこと。

完全に頭を切り替えて、「今回はロードのレースではない。トレイルだ」と、トレランに準じた準備をし、「制限時間内にゴールできれば儲けもの」と、タイムは考えず、完走第一で臨むことにします。

 

 

ただ、上の動画を見る感じでは、きちんとコース上は整地されているようにも思えますが、私はビビリで小心者なので、事前に「悪い方悪い方」に物事を考え、実際そうでなかったらラッキーぐらいに思うようにしておきます。

せっかくUTMFレベルのバカ高い参加料を払っているのだから、さっさとゴールするのももったいない。

時間いっぱい海の上の世界を満喫したいと思いますので、明日、参加される皆様、そして主催者の皆様、どうかよろしくお願いいたします。

では、これから安全運転で、別海の地に旅立ちます。

 

さようなら。