釧路から約90㎞北東に位置する「別海町」。
人口約14000人に対して、11万頭余りの牛が飼育されているという「酪農」のマチである。
「べっかいちょう」と呼ばれることが多いが、正しい読み方は「べつかいちょう」である。
まあ、地元民によると、実際のところは「どっちでもいい」みたいであるが。
そんな別海町に舞い込んできた明るいニュースが2つ。
まずは先週の1月19日、別海町出身の作家、河﨑秋子さんの「ともぐい」が直木賞を受賞いたしました。
選考会前日は、道東を代表する「インデアンカレー」を食べていたというエピソードがいいですな。
そして、もう1つのニュースは、昨日発表された3月の「センバツ甲子園代表」。
なんと、別海高校が「21世紀枠」で「史上最東端」の甲子園代表に選ばれました!
パチパチパチ。
昨秋の全道大会では惜しくも優勝した北海高校に準決勝で敗れましたが、8回の表まで1対2と接戦だったのが評価されたのでしょう。
別海高校野球部は、北海道の郡部校にありがちな、数年前までは単独でチームを作れないぐらいの規模であったのだが、監督が代わってからメキメキ力をつけましたな。
高校野球は指導者の力が大きいですね。
かつて甲子園にも出たこともある私立の強豪校を退職して、故郷の高校を率いて甲子園に出場するというのもストーリー性があってよい。
今年のセンバツは別海高校の活躍に注目しようではないか!
涼しい夏の気候のため、実業団陸上部による「合宿銀座」となっています。
NECホームエレクトロニクス陸上部を率いていた「ゆっくり走れば速くなる」の佐々木監督の提案で作られたのが、起伏の激しいクロカンコースである「別海町営ランニングコース」。
私も一度走ったことがあります。
そして10月第一週には、フルマラソンである「別海町パイロットマラソン」が開催されます。
私がPBを出した、思い出の大会でもあります。
去年から、「冬のマラソン」として「海の上を走る」クレイジーなイベント「別海アイスマラソン」が開催されました。
ワタクシも去年参加いたしました。
「アイスマラソン」という名前から「氷の上を走る」というイメージがありましたが、実際は「ズボズボ雪」の中を走るというか歩く苦行で、ゴールしたときは「もう2度とやるか!」と思ったものですが、人間の記憶というのはいい加減なもので、「あれはあれで楽しかった」と思える現在です。
気象条件に左右される大会ですので、今年はどんなコンディションになるかはさっぱり予想がつきませんが、トレラン好きな方にとっては面白い大会ではないでしょうか。
運営の方も、去年は1回目ということで手探りな感じがありましたが、今年は2回目でより洗練されることでしょうし。
尚、別海アイスマラソンは今月中まで参加申し込みを受け付けていますので、小説「ともぐい」を片手に、甲子園に出る別海高校への応援の意味も込めて、「冬の別海」を楽しむのもよろしいのではないでしょうか。
関係者に代わって、ドバドバ参加してくださいと、お願い申し上げます。
ちなみに私は、体調と仕事の都合により、参加できませんし、応援も行けません。
さようなら。