読み方は「べつかいちょう」が正しいようですが、私も含めほとんどの人は「べっかい」と「つ」の部分をつまらせて読んでいます。
まあ、通じりゃ読み方なんてどっちでもいいのよ。
人口は約1万5千人。
それに対して牛の数は10万頭以上と、人よりも牛の数が圧倒的に多い、のどかな酪農地帯です。
別海町は8月でも平均気温が18度と、釧路に負けず劣らずの冷涼な気候で、夏になると多くの大学や実業団の陸上チームが合宿にやってくる「合宿銀座」となります。
もっとも「コロナ禍」であるここ2年は、合宿状況がどうなっているのかはわかりませんがな。
話はかなり昔になりますが、この冷涼な気候は「夏の長距離走の合宿に最適だ!」と目をつけたのが、当時の新日本電気陸上部監督の「佐々木功さん」でありました。
佐々木さんと言えば、著書「ゆっくり走れば速くなる」で、LSDの重要性を説いた「LSDの父」。
軍隊のようなスパルタ練習が行われていた当時の体育会系の「昭和モーレツ時代」において、休養やコンディショニングの重要性を説いた画期的な本であったと思います。
この本の中で、佐々木さんは
・自然の中でクロスカントリーを
と、「アップダウンのある未舗装路」でのトレーニングを推奨しています。
で、佐々木さんが監督をしていた新日本電気陸上部が別海町で合宿をしていたとき、「アップダウンのあるクロスカントリーコースを造ってほしい」ということで、できたのが「別海町営ランニングコース」なのです。
ま、この辺の詳しいことについては、私がここで説明するよりも、以下の記事を読んでいただければと思います。
ソウル五輪女子マラソン代表の浅井えり子さんなど有名選手を育ててきた「佐々木功メモリアルランニングコース」。
これは「週末特訓」にふさわしい、走りごたえのあるコースなのではないだろうか。
1周2kmのクロカンコースで、もりもり特訓しようではないか!
さて、ここで唐突に話題が変わりますが、「弱虫ペダル」という自転車ロードレース漫画があります。
この漫画の中で、インターハイのメンバーを決める際に「4日間1000km合宿」という、非常にハードな合宿がありました。
起伏の激しい一周5kmのサーキットを、4日間で200周もするというもので、同じところをぐるぐる回るってのが、体力だけではなく、メンタル的に相当やられそうですな。
「いつまで同じことを繰り返せばいいんだ!」と。
そこで、私はひらめきました。
「よし、ここのコースで『弱虫ペダル』ばりの変態特訓をやろう!」と。
私は50近くになっても、高校生レベルのアホな発想しかできないのです。
で、私が決めたルールは
「土日の2日間で100km走る!」
平らなロードのコースならなんとかできそうである「2日で100km」。
しかし、初見の起伏のあるクロカンコースで、すんなりと「2日で100km」走ることができるのか?
来月の「24時間耐久レース」に向けた、私の挑戦が始まったのでありました。
24時間耐久レースの「まちなかトレラン」も、一周1.6kmのクロカンコースをひたすらぐるぐる回るというものであるから、練習にはこれ以上ない最高の環境である。
(つづく)