最近、私が読み込んでいるランニング本がこれ。
リディアードによると、5000mだろうがフルマラソンだろうが、レースに出るためには「有酸素能力の発達」が一番大事であり、それができてから他の練習に取り組むべきということである。
ただ、私の場合、基本ダラダラジョグばっかりで「有酸素能力の発達」はすでに飽和状態であると思われるので、そろそろ別の刺激を入れる必要がありそうだ。
んなわけで、第2段階として、インターバルトレーニングでビュンビュンスピードを鍛えるべきと思われるかもしれないが、リディアードによると、「有酸素運動のジョグ」と「心肺を酷使するインターバル」の間に、もうワンクッション入れるべきとのことだ。
その「ワンクッション」にあたるのが「ヒルトレーニング」である。
インターバルなどのスピード練習に耐えられる「脚づくり」が「ヒルトレーニング」の目的である。
幸い釧路には「出世坂」という手頃な坂があります。
距離300mぐらいで、高さにして25mぐらい上ります。
勾配にして8%ぐらいでしょうか。
当時は坂の上に旧制の「釧路中学校」があったので、向学心に燃える若者の出世を願って、この名がつけられたとのこと。
出世坂は階段になっているので、ガンガンダッシュすると言うよりは、むしろピッチを上げて一段ずつリズミカルに登ることを心がけます。
こうした歩幅を広げられない階段を使ったトレーニングは、ラダートレーニング的にも使えるかなと。
ラダートレーニングをするために、ラダーを準備するのは面倒と思う方は、階段を利用してラダートレーニング代わりにするのもありなのかなと、階段を駆けながら思いつきました。
効果は知りません。
出世坂の上は「ぬさまい公園」になっていて、釧路のシンボル「幣舞橋」を見下ろすことができます。
「観光ラン」の中に「出世坂」を組み入れるのもありでしょう。
釧路駅の南側の区域は、フォトジェニックな風景が多く、観光ランをするにはオススメです。
本日は「帰宅ラン」の中に「ヒルトレーニング」を取り入れ、出世坂を4本上りました。
これを毎日10本ぐらいやれば、トレランでも通用するような強い脚が作られそうな気がします。
多分、そこまでしないけど。
ちなみにこの出世坂は、去年まで釧路にいた「釧路最速市民ランナー」が、よく練習で使っていたとのこと。
帰宅ランを利用して、気が向いたら週に2回ぐらい出世坂で刺激を入れ、サブスリーへの「出世の階段」を駆け上がりたいと思います。
さようなら。