ゴシラン

走ることについて語ります

2023年サロマに向けて第一歩

北海道、いや日本を代表するウルトラマラソンの大会である「サロマ湖100kmウルトラマラソン」。

2020年〜2022年の3年間、残念ながら、新型コロナウイルスの影響により「大会中止」となってしまったが、さすがに来年こそは必ず開催されるはずだ!

多分、開催されると思う。

開催されるんじゃないかな。

ま、ちょっと覚悟はしておく。

 

で、開催されるとすれば、サロマまではあと半年。

別海が終わって、「今シーズン完全終了モード」となり、心身共にだらけきっている私であるが、そろそろサロマに向けて始動していかないとマズイだろう。

100kmの脚は一朝一夕で作ることはできないのである。

ということで、「サロマンブルー(100kmの部を10回完走した人に与えられる称号)」を目指す有志の皆様に誘われて、本日「第一回2023サロマ練習会」に参加したワタクシです。

 

7時半、東釧路駅を出発。

気温はマイナス6度。

 

 

ガラスの指を持つ私は、氷点下を下回る気温になると、「手袋2枚重ね」じゃないとやってられません。

でもって、マイナス5度を下回ると、インナーの手袋は「電熱ヒーター付き」のものでないと、指先が凍りついてしまうほどの軟弱な指なのです。

「防寒テムレス」と「電熱ヒーターグローブ」は、これからの時期のランニングには必需品ですな。

 


 

ただ、この電熱グローブ。

指先までポカポカで便利なんだが、1時間もしないうちにバッテリーが切れるのだよな。

なぜか片側だけが。

不良品つかんだんだろうか。

まあ、1時間もすれば、指はそれなりに温まるし、外気温も上がっていくのでいいと言えばいいのだが。

 

 

リュックはモンベルの「クロスランナーパック15」。

サイドに500mlのペットボトルを2本入れることができ、フラスクを使わなくてもいいんで、今日みたいな「ロードのLSD」には重宝します。

ウルトラマラソン練習や通勤ランには、ちょうどいいアイテムなのではないでしょうか。

 

 

まずは、田舎道をずんどこ進みます。

寒いですが、天気はめっちゃいいですね。

ペースはキロ6分〜6分半ぐらいで、のんびりとおしゃべりしながらLSDモード。

 

私よりも若い人が、老後、自分はどこに住むのか、施設に入った方がいいのかなどを熱く語るのを聞いて、そんな先のことは全く考えていない私は、「いやー、すげーなー。私もきちんと人生設計をしなければならないのだろうか」と、暗澹とした気持ちになった。

恐らく、生涯独身を貫くであろう私も、こういうことは今のうちにきちんと考えておかなきゃならんのだろうな。

ただ、老後を迎える前にぽっくり死んでしまう可能性もあるんで、そういう難しいことは、難しい局面になったら改めて考えることにしましょう。そうしましょう。

 

まあ、今後、マンションを買うにしても施設に入るにしても、金さえあればなんとかなる。

今後の資産形成について語り合い、「今は電力株が狙い目」ということで、意見の一致を得たのであった(投資は自己責任ですので、この発言に関して私は一切責任を持ちません。ちなみに私は東日本大震災の一週間前に東電の株をつかんだぐらいに株のセンスはありません)。

 

 

だいたい10kmごとぐらいにコンビニ休憩を入れます。

腹が減ったとか、水分が足りないとか、そういうことはないんだが、こういう氷点下の中を走っていると「小便が近くなる」という小問題があり、脚はまだ先に行けると主張しているのであるが、膀胱が「さっさと休ませろ」と暴れそうになるのが問題なのであった。

 

小問題のせいか、水分補給は少なかったですね。

用意していた600mlの麦茶の消費量は、半分ぐらいでした。

そのせいか38km過ぎぐらいから、左脚がちょっと攣りそうになったな。

冬場でも水分補給はきちんとしておかなきゃいかんよな。

 

デタラメに釧路市釧路町を、東西南北縦横無尽に走り回っていましたが、メンバーの一人が「うまい大福のある和菓子屋がある」ということで、寄ってみました。

 

 

南大通にある「成田餅菓子店」。

南大通は私がランニングコースとしてよく使うのであるが、ほぼ早朝か夜にしか通らないんで、この店が開いているのを見るのは初めてだ。

ちなみに、味はうまい。

何がどのようにうまいのか伝えられないのが、私の残念なところであるが。

ここも「かわなべ」や「二幸」に負けず劣らずの、釧路のおすすめ和菓子屋でございます。

団子は「かわなべ」、大福は「二幸」か「成田餅菓子」ってとこでしょうかね。

 

 

LSDペースにも関わらず、30kmからちょっと壁を感じ、44kmで本日の練習会はおしまい。

40km以上走るのは別海以来なので、ちょっと脚がなまっているようだ。

 

これからも大会まで、毎月「サロマ練習会」が開催されるんで、フル以上の距離になれておかんとな。

特に1〜2月のクソ寒い中、フル以上の距離を走ることが、精神的に重要なのではないかと思う。

ウルトラマラソンの70km過ぎになると、何よりも自分を支えるのは「あのときこれだけ辛いことをやったんだ」という練習に裏付けられた自信だと思う。

知らんけど。

 

春になって、キロ5分ペースで50〜60km走れれば、サブ9も見えてくかなあと希望的観測。

目標は高い方が面白いと思うので、現状維持の「サブ10」ではなく、思い切って「サブ9」を目指して、サロマまで頑張っていきたいと思います。

 

さようなら。