右ふくらはぎを故障してしまい、通勤に「ランニング」という手段は使えなくなってしまった。
というか、普通に歩くのすらちょっと無理という状況である。
仕方がないので、車で通勤して、職場の近くの有料駐車場に車を停めて、そっから脚を引きずりながら歩いて出社しているのだが、今の私では駐車場から会社までの500m弱の道のりですらしんどい。
駐車場料金ももったいないし。
で、ひらめいたわけですよ。
自転車なら行けるんじゃないか!
と。
去年の9月に「通勤ラン」を始めてから1mmも乗ることなく、放置されてしまった「折りたたみ自転車ブロンプトン」
最悪、処分することも視野に入れていたが、とっておいてよかったよ。
今朝はマイナス8度とすっかり冷え込んだが、今の通勤手段で恐らくこれが一番速くて快適なはずだ。
寒さに負けず、久々に自室から自転車を出し、どーんと走れる状態に拡げたのであった。
半年ぶりの自転車は快適であった。
ギアを軽くして、ふくらはぎに負荷をかけないようにすれば全然行ける。
時速にして15kmも出ていないと思うが、このくらいのスピードが心地よいですな。
ロードバイクと違って「頑張らなくてよい」というのが、この手の折りたたみ自転車の良さであると思う。
外は寒いんで、指が凍らないように「ぼっこ手袋(「ミトン手袋」の北海道弁)」を履いて(これまた「はめる」の北海道弁)、キコキコとペダルを回します。
指は不自由だが、ブレーキをかけるのに支障はないので、まあよしとしましょう。
基本9割ぐらいはアスファルトが見えている快適な道であったが。
1割ぐらいはスケートリンク状の路面で油断ならない。
無理してこういう路面を走ろうとして、スリップしてゴーカイにこけそうになった。
ただでさえ負傷中なのに、こんなことで新たな負傷箇所を作るわけにはいかないのだ。
こういう道は自転車から降りて、押して歩こう。
さて、ふくらはぎ故障中にあたり、自転車のペダリングで気をつけなければならないことは「膝下でペダルを踏んではいけない」ということである。
こんな状態で膝下に力を入れると、ふくらはぎがまたグキッと逝ってしまうのである。
そうではなく、膝下には力を入れず、「脚の付け根から円を描くようにくるくる回す」ことを心がけなくてはいけない。
図示すると以下のような感じ。
でもって、脚の付け根から回すとき、大腿骨の出っ張りである「大転子」を回すイメージにすると、しっかりとふくらはぎのような小さな筋肉ではなく、お尻やもも裏のような大きな筋肉を効率的に使えるのではないだろうか。
せっかくの機会ですので、これを機に「大転子」をしっかり動かせるようなペダリングを習得し、みやすのんき先生の提唱する「大転子ランニング」をマスターできればと思います。
自転車に乗っているときも、「これをどう走りに活かせるのか?」と考えながらペダルを漕いでいこう。
全てはつながっているのだ。
さようなら。