怪我のため、ランオフ生活も10日を過ぎました。
その間「走りたい」って気持ちがふつふつと沸き起こってくるかというと、そんなことはなく、「走らない生活ってなんて楽なのだろうか。通勤ランもしないから、朝はゆっくり寝ていられるし、今のところ運動量低下による体重増加もないし。もうこのまま怠惰に過ごすのも幸せなのではないだろうか」と、我が怠け心がむくむくと育ちつつあるのであった。
うーむ、これはよくないかも。
いや、別によくないってことはないかもしれないが、なんか生活の中で一本芯が抜けてしまったようで、日々なんとなく淡々と時間だけが過ぎていくような気がする。
去年、わが町で行われたイベント「まちなかトレラン」に参加して、50マイル走ったときは、「いつかはトレイルで100マイル!」と燃えたぎっていた情熱も、怪我を繰り返すにつれて、へなへなとしぼみつつある。
あの「100マイラー」Tomoさんに「100マイル行けますよ!」と太鼓判を押されたのを忘れてしまったのか?
北海道のトレイルランニングレースで一番距離が長いのは「大雪山トレイルジャーニー(70km)」で、密かに今年はコイツに出ることを目標にしていたが、いつまで経っても公式HPは更新されず、今年開催されるのかどうかすらさっぱりわからない。
「サロマ」も「北オホーツク」も中止になったし、今年はウルトラもトレイルもやる気にならんなあ。
もうランニングなんてやめて、自転車の世界に戻ろうかしらなどと思ったところで、こういう大会の存在を知ったのだった。
うむ、こんな大会があったのか。
調べてみると、林道主体のコースということで、本格的な山岳コースではなく、私のようなトレランビギナーに優しい設定である。
距離も最長で43kmと、微妙にフルマラソンの42.195kmを超えており、立派な「ウルトラマラソン」の距離である。
トレイル100マイルの入門としてはうってつけの大会なのではないだろうか。
まずはカムイの杜で「ウルトラトレイルランナー」となろうではないか!
ということで、旭川はちょっと遠いが、勢いで「43kmの部」にエントリーしちゃいました。
これでダダ下がりのモチベーションも少しは上昇するのではないだろうか。
怪我もさすがに5月の下旬には完治しているだろう。
今は脚を引きずって歩くことしかできないが、4月から徐々に脚を作っていこう。
わたしゃ、「海外レース挑戦」という夢というか野望があります。
今は走ることはできないので、せめて語学力だけはつけようじゃないかと、勢いで日本語の全くない英語だらけの教本を買ってしまいました。
今は海外旅行もままならないご時世でありますが、「いつかはハワイで『HURT100』だ!」をモチベーションに、走りに語学学習に取り組んでいきたいと思います。
「やるべき努力をやっていれば、きっと神様はふさわしいチャンスを与えてくれる」というのが、私が今まで50年近く生きてきた実感です。
怪我で我慢の時期ではありますが、ここで腐らずに、1mmでも日々前に進んでいき、神様が微笑んでくれるのを待ちたいものです。
さようなら。