昨日5月27日(土)、「日本海側の小樽から太平洋側の苫小牧まで走る」という変態イベント「超ウルトラキャノンボールラン2」に参加しました。
遅ればせながら、結果報告。
ずーっとこのブログで「痛い痛い」と言ってきて、「50km走れれば御の字」などと言っておりましたが、気がつけば121kmも走ってしまい、「痛い痛い詐欺」疑惑が出るような結果となってしまいました。
設定された150kmのコースを走り切ることはできず「DNF」という形になってしまいましたが、今の私の状態では出来すぎの結果となり、これから何か悪いことが起こるのではないかと、かえって不安になるぐらいです。
(ちなみに150kmの部の参加者は私も含め4名で、完走者はゼロ)
ロードの「超ウルトラ」の世界は初めての私でしたが、いい意味でサロマのような「競技」という空気がなく、「長い散歩」というか「旅」のようなゆるい感じで、15時間以上に渡る道のりを満喫させていただきました。
参加賞Tシャツ。
正に、Tシャツに書かれているような「長い旅の通り道 素敵な誰かが待っている」というフレーズがどんぴしゃで当てはまるような、非常にナイスなイベントでした。
主催者の「風たびRC」の皆様、このようなニッチなイベントに私設エイドまで用意してくださったチャーリーさん、最後、苫小牧市内での「夜のピクニック」にお供してくださったタマ子さん始め、今回のイベントで携わった皆様全てに心より感謝しています。
結果は先に書いたようにDNFでしたが、自分の中では4年前にサロマでサブテンを達成した以上の価値ある大会だったと思います。
あの伝説のウルトラトレイルランナー「スコット・ジュレク」が著書「EAT&RUN」の中で残したお言葉
人生はレースじゃない。
ウルトラマラソンだってレースじゃない。
そう見えるかもしれないけれど、そうじゃない。
ゴールラインはない。
目標に向かって努力して、それを達成するのは大事だけど、一番大事なことではない。
大事なのは、どうやってそのゴールに向かうかだ。
決定的に重要なのは今の一歩、今あなたが踏み出した一歩だ。
結果よりも、その結果に向かう一歩の質。
それが数字よりも大事であるということを知らしめてくれた、小規模ながらも心温まるイベントでした。
果たして、このような参加者20名程度のニッチなイベントのレースレポに、どのくらいの需要があるかはわかりませんが、「超ウルトラ」の魅力をこれから数日にかけて、余すところなく伝えられればいいなあと思います。
さようなら。