コロナ禍で一時中断しておりましたが、今年も6月最終日曜日に「ちょっとおかしなランナーの祭典」である「サロマ湖100㎞ウルトラマラソン」がオホーツクの地で開催されました。
住んでいる方には申し訳ないが、こんな辺鄙なところに日本全国津々浦々から「ウルトラのツワモノ」がやってくるのだから、「サロマブランド」はやっぱすげえなあと。
まあ、一時期のように「クリック合戦」で参加枠が秒殺で埋まるということはなくなりましたがな。
スタート地点は「湧別町総合体育館」なのであるが、参加者で混み合う駐車場に部外者の私が邪魔をしちゃいけないなあと、4.5㎞離れた道の駅「かみゆうべつ温泉チューリップの湯」に車を置きます。
ここもサロマに参加される方が、車中泊でちらほら泊っておりましたな。
地方のウルトラマラソンは、宿泊施設のキャパがないので、北見などの都市部に宿を取って自家用車や送迎バスで来るなり、現地でキャンプや車中泊をするなりして参加される方が、結構いらっしゃいます。
ここの道の駅は、旧国鉄名寄本線の中湧別駅跡地となっていて、廃鉄道成分が多めの方には楽しめるスポットなのではないでしょうか。
チャーリーさんが大好きな「小便小僧」も健在です。
んじゃあ、スタート地点まで「応援ラン」と行きましょう。
せめてランナーの端くれとして、こんくらいはやっておかんとな。
私と同じことを考えていた人がいて、1㎞地点で合流しました。
「類は友を呼ぶ」というヤツですな。
話を聞くと、先日のテイネトレイルのスーパーロング(約50㎞、2881mD+)を8時間以内で完走されたツワモノでした。
朝の楽しいひとときを過ごさせていただき、ありがとうございました。
来年は共に「ランナー」として、サロマを走りましょう!
スタート地点到着。
選手でもないのに、チャーリーさん主催の「シューズ円陣」にちゃっかりと加わってしまいました。
チップのないシューズが私の足です。
ウルトラマラソンのスタートは、比較的すいていて、押し合いへし合いのない牧歌的な世界であることが多いのだが、さすがに3000人規模のサロマクラスになると、都市型マラソンぐらいの緊張感がありますな。
30度超え予報のサロマ、「暑さのため競技を取りやめることがあります」と、恐ろしいことがサラッとアナウンスされておりました。
5時きっかりにスタート!
スタート地点で、全ランナーを見送った後、またランで上湧別の道の駅に戻ります。
皆様、どうか「いのちだいじに」で倒れないことを祈ります。
んで、今度は車で道の駅「愛ランド湧別」へワープ。
ここの道の駅には、場違いな遊園地が併設されています。
「こんなところに遊園地なんかあって、つぶれないのかしら」と、10年以上前からずっと思ってきたが、こうして存在しているということは、それなりに採算が取れているのだろう。
まあ、ここがオホーツク地区唯一の遊園地ってこともあるだろうしな。
こっから、42.195㎞地点の「月見が浜」まで走ります。
42.195㎞の計測マットのあるところから、モニュメントまでは結構離れています。
距離にして300mぐらいでしょうか。
なぜそうなっているのかは不明。
「モニュメントはどこにあるんだ?」と、私に聞いてきたランナーさんがそこそこいらっしゃいました。
私、2019年のサロマ参加賞Tシャツを着ていたので、スタッフと勘違いされていたのでしょうか。
8時過ぎてくると、かなり暑くなってきましたね。
こっから昼になるとどうなるんだと、思いやられます。
そんな中、トップランナーから最後尾を走られるランナーまで、「ウルトラの本番はこっから!ファイト!!」などと、声をかけさせていただきました。
反応してくださった方、構ってくださった方、本当にありがとうございました。
皆様の頑張る姿を見て、「来年こそは!」とモチベーション爆上がりの2時間半でした。
よく、全国大会に行けなかった高校球児が「休みに実際に甲子園に行って観戦して、モチベーションが上がった」なんて記事を見かけますが、マラソン大会も実際に現地に足を運ぶことによってやる気がぐぐんとアップしますな。
「このマラソン大会に参加しようかしら?」と迷われている方は、応援だけでもいいので、是非、憧れの大会の現地に行って、実際に生で感じることをおススメします。
YouTubeではわからない空気感が伝わってきますよ。
暑さだけがクローズアップされていた今年のサロマですが、気温とは関係なく、湖を左手に眺めながら走るのは気持ちがいいものです。
今日は今まで見た中でも、一番青空に映えたサロマ湖だったのではないでしょうか。
ウルトラマラソンは、風光明媚な土地で開催されることが多いですので、単に記録だけではなく、景色を堪能して「旅」を感じたいものですね。
今日参加された皆様が、ステキな「サロマ湖の旅」を楽しまれたことを願います。
今日の私はフル地点で撤収。
100㎞の約1/6、17㎞の応援ランでした。
こっから先の「ワッカ原生花園」や「常呂のゴール」は来年の楽しみに取っておきたいと思います。
本日、参加された皆様、「ナイスチャレンジ」でした。
大変お疲れのことと思いますが、ゆっくりと休養し、英気を養ってください。
さようなら。