ゴシラン

走ることについて語ります

「北海道マラソン2023」参加記(その4)

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さて、30㎞地点も過ぎましたし、ゴールまで駆け抜けていきましょう。

楽しい新川通も、残り約2㎞です。

「殺風景で何もない新川通」と、東京オリンピックラソン札幌開催が決まったときは思いっきりディスられていましたが、私設エイドがたくさんあって「おもてなしの心」を感じましたね。

今思えば、全スルーで一つも寄らなかったのは、ちょっともったいなかったなって気がしますが…。

 

往路同様に復路でも、「国際情報高校吹奏楽部」の熱い演奏に励まされました。

 


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智辯和歌山高校が甲子園で応援に使う「魔曲」ジョックロックにしびれましたね。

これで優勝は確信しました。

(5時間以上かかって、何が優勝じゃ)

ありがとうございました。

また来年!

 


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来年のリクエストは、北海高校が甲子園でも使った「アゲアゲホイホイ」ですね。
「サンバデジャネイロ」の音楽にのせて、「エッサ!エッサ!」「アゲアゲホイホイ!」と元気よく応援されれば、ゾンビ化したランナーも生き返ること間違いないです。

つーか、アゲアゲホイホイかかったら、ワシ走るの忘れて、一緒に応援に回るかも。

えー、国際情報吹奏楽関係者で、万が一このブログをご覧になっている方がいらっしゃいましたら、是非ともご検討くださればと思います。

 

さて、約13㎞続いた新川通とは別れを告げて、残り約9㎞。

いよいよ道マラも終盤に入ります。

 

道マラに出始めたころは「さっさとゴールになってくれ!」と思ったものですが、去年今年と「あー、もう終わってしまうのか。名残惜しいな」って気分になりましたね。

かと言って、こっからまた逆走してもう一回新川通走りたいとは思わないが。

 

35㎞ぐらいから雨脚が強くなってきました。

紙製のノロッコ号は崩壊してきて、骨組みの針金がむき出しになり、それが手や身体に当たってイテテとなりながら走っていました。

まあ、まともな工作作業をしなかった自業自得だ。

 

素足にサンダルだから、ソックスにシューズで走るよりもストレスは少ないと思っていたが、意外と「裸足サンダルラン」は雨に弱いですな。

足裏とソールの部分が滑るし、鼻緒の部分は痛くなるしということで走りにくく、35㎞からはラップもがた落ちでありました。

アスファルトは水たまりを通り越して、川のようになっており、もう笑うしかなかったですな。

 

しかし、こんな天候や路面状況でも、夢と笑いを乗せる「ノロッコ号」は運休するわけにはいかないのでした。

ゴールまで走り続ける公共交通機関としての義務があります。

 

北大に入ってからは、完全にスコール状態。

空は夜のように暗いし、「さっさとゴールしたい」の一心でしたね。

これがさっきまで「ゴールするのが名残惜しい」と思っていた奴の吐くセリフか。

 

それでも、雨の中応援してくださる方々の声援には、できるだけきちんと応えるようにはしてました。

ホント今年は例年以上に、北大構内は沿道の応援が心の支えになりました。

 

 

北大のメインストリートで家族の応援を受け、いよいよゴールへと向かいます。

もうノロッコ号はぐちゃぐちゃで、原型をとどめておりませんな。

 

「ああ、仮装で遊ばなければ、大雨の中待たせなくても済んだのに」と、ちょっと申し訳なく思いながら、年に数回の短い家族との交流を楽しみます。

今年もありがとうございました。

身体が動き続ける限りは、道マラを「家族行事」にしたいものですね。

 

例年は北大構内過ぎたら、ゴールはもうすぐって感覚だったんですが、今年はそっからゴールまでやたら長く感じました。

実際、40㎞からゴールまでは14分以上かかり、序盤の暑さのツケがここになって現れてきたのかなあという気もします。

今年の道マラはタフでしたな。

その分、思い出に残るものも多かったですが。

 

 

最後は「ノロッコ号」とワタクシ、完全にボロボロになっておりましたが、無事にゴールまでたどり着くことができました。

 

今回は「ノロッコ号北海道マラソン特別号」の運行記を最後までお読みいただき、ありがとうございました。

悪天候の中、運行に支障をきたすところもあり、お急ぎのところご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。

また来年の北海道マラソンで、「新車両」でのご乗車をお待ちしております。

 

さようなら。