ゴシラン

走ることについて語ります

「第38回サロマ湖100㎞ウルトラマラソン」大反省会(その2)

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前回はメンタル面の反省をしました。

痛みそれ自体にやられたと言うよりは、痛みに対する「脳の反応」にやられたという感じでしょうか。

 

besmart-chari.hatenablog.com

 

あと、チャーリーさんのブログ読んで気づいたことは、「自分一人のことしか考えていなくて、『誰かのため』という視点が欠けていた」ということ。

そこが同じDNFでも、途中で完全に投げ出した私と、ギリギリまで粘ったチャーリーさんとの違いかなあと。

 

「ワッカのスライドで、クラブのみんなや知り合いランナーとエールを送りあおう!」

という気持ちがちょっとでもあったら、また違った結果になったのかもしれません。

 

そういや、スタート地点の湧別の横断幕に

 

自分のために走り出し、誰かのためにゴールする

 

ってフレーズがあったなあ。

ウルトラマラソン個人競技だけど一人では戦えない。

そんなことをしみじみ感じた今回のサロマでした。

 

まあ、今回のサロマは、結果としては惨敗に終わったわけですが。

ペース配分や補給という点については、今までより成長が見られたかなあ。

 

ペースについては、とにかく心拍数管理

タイムよりも心拍数管理

ということを徹底しました。

 

ガーミンの画面にはあえてタイムを出さず、心拍数のみ表示させるようにしていました。

タイムチェックは5㎞毎にしただけ(オートラップも5㎞に設定していた)。

序盤は心拍数が130超えたら、強制的にペースダウンして落ち着くのを待つということを徹底していきました。
正直、じれったく感じたときもありましたが、42.195㎞を超えてもかなり余力を残せたのは大きかったと思います。

 

ただ、これが100マイルのレースだったら、こんくらいの心拍数でもよかったと思いますが、100㎞だったらちょっと安全策過ぎたかなあと。

2年前の「オンライン1day100㎞チャレンジ」で、「心拍数150だとつぶれる」ということを学習したので、今回は「180ー年齢」の「マフェトン心拍数」である130を目安にしていきましたが、140ぐらいにしてもよかったのかもしれません。

実際、フルの距離を超えたあたりから、気温の上昇もあり、心拍は140ぐらいに上がっていきましたが、60㎞地点まではエネルギー切れを起こすこともなく、脚さえ元気ならまだまだ走れるという状況でした。

 

そして補給。

 

今までのウルトラは「糖質重視」で考えていましたが、今回は「塩分ミネラル重視」の補給にしていきました。

 

 

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今回は糖質補給はオフィシャルエイドに頼ることにして、「塩分ミネラル系」の補給食のみを持って走りました。

特にエブリサポートのような「経口補水パウダー」は、ウルトラでは必須だと思います。

含まれている塩分量が、スポーツドリンクや塩タブなんかとは大違いです。

脱水に伴う「低ナトリウム血症」を防ぐためにも、塩タブ1粒の10倍の塩が含まれてる経口補水パウダーを1時間に1本は摂っておくのがいいのではないかと思います。

 

dogsorcaravan.com

 

とは言え、「ウルトラでも塩分補給はあまりいらない。糖質が大事」という意見もあるんで、ホント補給に関しては「人による」としか言えないわけなんだかな。

 

ちなみにエブリサポート以外の、「梅茎わかめ」と「酢味噌」については

 

「梅茎わかめ」50点

悪くはないが、封を開けるのがめんどいし、ちょっと物足りない。

酸っぱさがもうちょい欲しいかなあと。

 

「酢味噌」120点

これは最高であった。濃い刺激的な味が、脳を覚醒させてくれたし、何よりパウチ状になっているので、好きなときにチビチビと摂ることができた。今回は1袋と1/4程度しか使わんかったが、次の100㎞レースでは4袋ぐらい用意してもいいかなあ。

(成分としては、1袋で塩タブ約6個分の塩分量)

 

ちなみに糖質の補給は、オフィシャルエイドで10㎞ごとにチョコ(ブラックサンダー、ビッグサンダー)を食べた程度。

一回当たり20g程度の糖質補給ですかね。

今回は私にしては緩めのペースだったので、この程度の糖質補給でも間に合ったと思うが、サブテンを目指すなら、心拍も上がってより体内の糖質を消費する形になるので、ジェルを使いながら、血糖値が乱高下しない程度に小まめな補給を心がける必要があるのかな。

その辺については、次回以降の課題にしよう。

 

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あと、あくまで個人的な感覚だが「マフェトン理論」と「ファットアダプテーション」は、やっぱり効くなあと。

「超ウルトラキャノンボールラン」のときと同様、シャリバテしたいう感覚は一切なく、胃腸障害も起こりませんでした。

これに「糖質制限食」を組み合わせれば、「脂肪燃焼体質」のよりウルトラに特化した「疲れ知らず」の身体が手に入るのではないかと、ニタニタ妄想する私です。

壱岐まで食生活を含め、色々研究し、試していきたいと思います。

 

まあ、撃沈したサロマ、色々後悔することもあるが、それはもう過ぎたこと。

この経験を活かし、しっかり前を向いて、10月の壱岐では「サブ11」ぐらいできっちり走り切り、必ずや来年のサロマにつなげていきたいと思います。

1年間モチベーションを保つのは難しいですが、まずは1日1日を大切にして、しっかり計画を立てて、2024年の6月30日は最高の笑顔で、まだ日の高いうちにサロマのゴール地点をまたぎます。

 

と、気持ちの整理はついたので、遅ればせながら後日レースレポを書いていこうと思います。

 

さようなら。