1.今この瞬間に集中する
「明日のことまで思い悩むな。明日のことは明日自らが思い悩む。その日の苦労はその日だけで十分である」(マタイによる福音書第6章34節)
あまり先のことを考えてくよくよしてはいけない。
一歩一歩前に進むことだけを考えよう。
24時間をひとつのかたまりとして考えるのではなく、1秒1秒を前へ前へと積み重ねていくのだ。
2.流れに身を任せ抵抗しない
現れる障害に抵抗するのではなく、その障害から学び、やり過ごし、受け入れる。
受け入れたときに、流れるように動くことができる。
3.頭ではない、心で走る
頭というのは非常に巧妙で、やめるための口実をいくつでも考えることができる。
そんな頭の声はすべて幻。
「どうしても先に進みたい」という心の声に従おう。
4.自分だけの力ではない、大いなる存在の力を利用しよう
「自分が」走るのではない。
見えない「大いなる存在」に走らせてもらっているのだ。
苦しいときは自分のことしか見えなくなるが、周りをしっかり見て、全体の状況を見つめ直そう。
きっと、何か「自分以外の支え」があるはずなので、それを信じよう。
5.ポジティブに
「足が痛い」→「足が熟成された」
「捻挫した」→「可動域が広がった」
(by tomoさん)
「雨の中走るのは嫌だ」→「雨はアイシングになる」
(by 84歳の100マイラー月岡さん)
今年の「UTMF」を完走されたチャーリーさんがブログで言及していますが、明日のレースのゲストランナーは、「人生100マイル100回」を目標としているtomoさんとこ井原知一さんだけではなく、「84歳の現役100マイラー」月岡金男さんもゲストランナーとして参加されます!
早速、お二人が登場されているトレラン雑誌を買って、「tomo&月岡イズム」を注入しているところです。
明日、明後日と、数字に現れる記録だけではなく、精神的なものについてもゲストランナーのお二人から大いに学ばせていただきたいですね。
昔、私が愛読した漫画に「動物のお医者さん」というのがありました。
その中で、菱沼さんというおっとりとした動作がスローモーな女性が出てくるのですが、彼女の父親が、菱沼さんに向かって言った言葉が印象に残っています(うろ覚えだけど、多分こんな感じ)。
「お前は昔から何をするのも遅かった。ただ、人より遅くしかできないのなら、それだけ人より長く生きればよい」
私は、昔、走るのが異常に遅い子供でした。
今や「サブスリー漫画」として、マラソン本を出されている「みやすのんき先生」同様、「小学校の運動会の徒競走はいつもビリ」「幼稚園のときの鬼ごっこは足が遅すぎて、捕まっても鬼にならないおみそ扱い」でした。
しかし、遅く走ることしかできないのなら、その分、長い時間走ればよいのです。
明日、明後日で24時間走り切るだけではなく、トレラン雑誌の見出しに出てきたように「90歳まで走り続ける」ことができるように、たくさんたくさん月岡さんの背中を見て勉強したいと思います。
「24時間走」で燃え尽きるのではなく、今回のイベントをさらなる燃料にして、怪我なく息の長いランナーであり続けたいものです。
さようなら。