ゴシラン

走ることについて語ります

24時間戦うための走り方

さてさて、今週の土曜に迫った「まちなかトレラン釧路大会」。

私が参加するのは「24時間の部」ということで、土曜の15:00から翌日日曜の15:00までひたすら走り続けるという、中止になった「サロマ湖100kmウルトラマラソン」よりも頭のおかしいイベントです。

 

一体、24時間戦い続けるために何が必要なのか、今回は走り方の面から考えていきたいと思います。

 

《ポイント1》股関節を使ったスロージョグ

 

24時間で一体どんくらいの距離を走れるのか、皆目検討もつきませんが、一応の目標としては「最低でも160km、願わくば180km」って感じで考えています。

やっぱ、トレラン界の巨匠である「ミスター100マイル」井原知一さんがゲストランナーとしてやってくるわけですから、少なくとも100マイルを目指すのが筋と言うものでしょう。

 

んじゃ、24時間で100マイル(≒160km)を走るために必要なスピードはどんくらいなのか?

単純計算すると「160÷24=6.6666…」ということで、時速約6.7km。

ランナー向けにわかりやすく言えば「キロ9分ペース」。

私の場合だと、ガチで走るフルマラソンの半分のスピードでいいってことになります。

なんかこんくらいならできるんじゃね?と、数字で考えると思ってしまいますね。

 

ただ、実際問題として24時間機械のように走り続けるなどということはできるわけがなく、食事や休憩で2時間ぐらいは削り取られるんじゃないかなあ。

いや、ひょっとしたら4時間ぐらいは削られるかもしれん。

まあ、ここは最大を見積もって「ロスタイム4時間」と考えることにしましょう。

 

そうすっと、160km走るためには「160÷20=8」で、時速8km。

すなわち「キロ7分30秒ペース」ですね。

おー、4時間休み取っても、フルマラソン5時間半ペースで100マイル行けるのか!

これはますます行けるんじゃね?なんて考えて、ここ2ヶ月ぐらい「わざとゆっくり走る」練習をしている私なのでありました。

 

ただ、ゆっくり走るのって思ったよりも難しいんですよね。

ついつい膝下だけでポンポン蹴って、末端の筋肉を使いたくなりますが、ウルトラランナー岩本能史氏曰く「足首やふくらはぎの小さな筋肉ではなく、お尻やハムストリングスなどの大きな筋肉を使う」のが、長く走り続けるためのコツです。

 


www.youtube.com

 

YouTubeの「タカヤマラソン」が「スロージョグの極意」について、わかりやすく説明されていますね。

足ではなく腰を前に出す」意識で、上体を倒し気味にして、極力筋力を使わずに重心移動で前に進む感覚がつかめれば、細く長く走り続けることができると私は思っています。

上下に跳ねずに、競歩チックにペタペタ走るって感じですね。

練習では最長60kmしか走っていませんが、練習の手応えや、過去のウルトラマラソンの経験から100kmは歩かずに走り続けられるのではないかなあと、楽観的に考えています。

そっから先は私にとっては完全に未知の世界ですが、歩きを交えながらでも、とにかく動き続けることですね。

遅くてもいいんで、止まる時間をいかに少なくすることができるかがカギなのではないかなあと。

 

《ポイント2》心拍数は130以内に抑える

 

2年前の「まちなかトレラン8時間」や、去年の「サロマ100kmオンラインチャレンジ」では、見事に途中失速してしまいました。

こんときは「心拍数150以上」と、フルマラソンよりちょっと低いぐらいの心拍数で突っ走ってしまったんですね。

今までのウルトラマラソンよりも、桁違いに長い時間動き続けなければならんわけなので、あまり心臓に過剰な負担をかけてはいかんだろうと。

 

んなわけで、最近は「110〜120」という余裕を持った心拍数で走る練習をしています。

マックスでもマフェトン心拍数である130を超えないようにしていきたいなあと。

ガーミンにアラートを設定して、「130を超えたら、脚が疲れていなくても、心拍が下がるまで強制的に歩く」ぐらいに厳格にやっていこうかなあと。

んで、ラスト3時間で「心拍数縛り」を解放してラストスパートをかける!

なんてことができれば最高なのですが、きっとそんくらいの時間帯になると、心拍を上げるぐらいの脚が残っていないんだろうなあ。

 

んなわけで、まとめますと

 

・「きちんとしたフォームで(ここ大事)」基本キロ7分ぐらいのペースで走る。

・膝下の筋肉を使わないようにして、股関節をしっかり使って前に進む。

・心拍数130超え絶対ダメ!

 

次回は「24時間戦うための補給」について考えていきたいと思います。

 

さようなら。