ゴシラン

走ることについて語ります

オホーツク網走マラソン参加記(その5)

gossy54200.net

 

さて、29㎞の大エイドでRimoジェラートも食ったし、あとはゴールまで走るだけだ。

調子も上がってきたし、一気にガーっと突き進んでいきましょう!

目指すは「サブ4.5」のペーサーだ。

 

 

能取湖を見ながら、再び網走市街地へと進んでいきましょう。

さようなら「レークサイドパーク・のとろ」。

エイドも風景も、マラソン大会とは思えないぐらい豪華であったよ。

ここはまた、マラソン大会とは関係なく訪れてみたいところだな。

 

さて、サブ4.5ペーサーに追いつくために、キロ5分20秒ペースでずんどこ進んでいきましょう。

最後尾スタートで、しかも序盤キロ7分ペースで走っていたので、こんくらいのペースになると抜く一方の展開になり、走っていて気持ちいいな。

 

終盤になって、ようやくスイッチが入り、一気に走り抜けたい気持ちもやまやまであるが、豪華エイドを見逃すわけにはいかない。

 

 

33.2㎞エイドで、ついに「網走牛」が登場!

いまだかつて、エイド食にステーキが当たる大会に出会ったことがあったでしょうか。

終盤の疲れた脚に、良質のたんぱく質を補給する絶好のチャンスです。

栄養学的に、この段階のステーキがどんくらい走るのに意味があるかは知らんが、こんな豪華なものが出てくれば気持ちも上がってくるというものよ。

フルマラソンの終盤は、理屈ではなく気持ちだ!

 

 

いただきます。

うぉー、肉汁が口の中にしたたり、うめー!

…と、言いたいとこだが、すいません、走るのに夢中で味は全然覚えていません。

その代わりと言ってはなんですが、返礼品が「網走牛ハンバーグ」となる「ふるさと納税」を、網走市に納めましたので、今回のところはこれで勘弁してください。

 

 

 

そして、今回は「10回記念大会」ということで、網走牛の他にも、ホタテを食べることができました。

 

 

いただきます!

うめーが、ちょっと物足りないかも。

ステーキにせよ、ホタテにせよ、マラソン大会のエイドでちょっとつまむというよりは、ディナーでゆっくりたっぷり楽しむものなのかもしれない。

このエイドは、マラソン大会でエネルギーとするものと言うよりは、「こんな名物があるので、大会後の晩御飯は是非これを食べて!」という意味合いが強いのかもしれない。

ごちそうさまでした。

これも「ふるさと納税」で、じっくり味わおうかなあ。

 

 

35㎞エイドでは、シャインマスカットが登場!

 

 

網走ではシャインマスカットが名産というわけではないのだが、姉妹都市である山形県天童市より提供されております。

いつか、お礼に天童市のマラソン大会に出ようかなあという気持ちにさせられますが、天童の大会は「ラ・フランスラソン」と、ぶどうではなく梨が目玉になっている。

なんでだ?

 

www.lafrance-marathon.com

 

まあ、梨を切ったり皮剥いたりするよりは、ぶどうをドンと用意した方が、マラソンエイド的には楽なのだろう。

よし、これでゴールまでの糖質は大丈夫だ。

ごちそうさまでした。

 

コースは右手に網走湖を見ながら、廃線跡を利用したサイクリングロードに入ります。

途中「イケメンエイド」なるものがありましたが、「サブ4.5のペーサーまだか~」と、かなり本気で走っていたので、じっくり見る余裕はなし。

エイドステーションで、「あっ、料理のうまそうな人がいる」と声をかけられ、「ん?」と思ったが、「ああ、コック帽かぶっているからか」と、自分がコック帽をかぶっていることを忘れるぐらいに走りに集中しておりました。

沿道からは「あのコック速い」と声をかけられ、「コック界隈最速」の走りを堪能していました。

7月半ばからずっと体調不良で思うように走れなかったので、「これは思いっきり走るチャンスだ!」と、調子に乗っていたかもしれません。

 

38㎞を過ぎたあたりで、前方に風船をつけた「サブ4.5ペーサー」が見えてきました。

ふー、やっと追いついた。

しばらくサブ4.5集団について、楽をしようなどと思っていたが、ずっと「キロ5分20秒ペース」で走っていたので、リズムが全然合わない。

えーい、面倒だ一気に抜かしてしまえ。

ワイは、コック界隈最速の男や!

序盤の温存が効いているのか、脚はまだまだ残っています。

 

40㎞地点を過ぎ、コースはサイクリングロードから外れます。

 

 

サイクリングロードから外れた大曲湖畔には、一面のひまわりがどーんと広がっていました。

いまだかつて、こんなひまわりに囲まれたゴール地点があったでしょうか。

いやー、走るのがもったいない。

ずっとひまわりを見ていたい気分だ。

 

 

ありがとう、ひまわり畑。

ありがとう、網走マラソン

 

ゴール地点では、スタート地点同様、赤いジャケットを着た水谷網走市長が出迎えてくださり、市のトップのこの大会にかける情熱を感じました。

すばらしい走る場を提供してくださり、ありがとうございました!

 

 

グロスで4時間28分、ネットで4時間14分と、「サブフォー復活」並びに「2025年サロマ100㎞挑戦」に向けて、希望の見えた大会でありました。

運営に携わった皆様、沿道で応援してくださった皆様、お声がけいただいたランナーの皆様、そして勝手に店名の書いたTシャツを使った「泉屋ソロ鳥取店」の皆様に、感謝を込めて、また新たな舞台に向けて挑戦していきたいと思います。

 

思えば今の体調不良の原因は、ろくに練習してないのに、網走で30㎞以降ガチで走ったことにもあるかもしれないと思いますが、これだけの舞台を用意してくださって、本気で走らないのは失礼にあたるので、これはこれで後悔はしていません。

 

ここまでご清聴ありがとうございました。

 

さようなら。