冬の観光資源が乏しい釧路地方でありますが、2000年より運行されている「SL冬の湿原号」は、今やすっかり冬の道東の風物詩となっており、多くの観光客を呼び込んでいます。
しかし、SLの老朽化が進み、去年は車両トラブルにより結局SLが使われることがなく、ディーゼル気動車が用いられた「DL冬の湿原号」となってしまい、多くの鉄道ファンはがっかりしたことでしょう。
まあ、私はこれはこれでSLと違った味わいがあってよかったと思っていますが。
今年は満を持して「2年ぶりのSL復活」ということで、昨日(1月21日)より「SL冬の湿原号」の運行が開始されました。
そこで「釧路マラソンクラブ」では、毎年行われている「SLラン」を本日行うことになったわけです。
昨日「サロマ練習会」で44kmとフルマラソンを超える距離を走ったにも関わらず、我がガーミンさんはスパルタで、休むことを許してくれず「キロ5分」のペース走を行えと、無理難題をしかけてきます。
そんなの無理に決まっとりますがな。
今朝の釧路は最低気温がマイナス17度と冷え込み、集合時間の10時なってもマイナス二桁気温でした。
ただ、風がない分、昨日より体感気温は高く感じましたね。
冬の寒さを決めるのは、気温じゃなくて風だなとしみじみ感じました。
東釧路駅より、SLが走る釧網本線沿いに通っている国道391号線を、遠矢駅に向かって走っていきます。
釧路川は郊外になると、川の水が完全に凍っていますな。
路面状況は昨日同様にガタボコ。
でもって、昨日よりも微妙にスリッピー。
転ばないように慎重に進んでいきましょう。
遠矢駅到着。
列車が通過する30分前にも関わらず、鉄橋には「撮り鉄」さんが集まっております。
これだけ人が来るんなら、JRはこの無人駅の遠矢駅に駅員派遣して、入場料取ってもいいんじゃないかと思ってしまった。
大赤字のJR北海道なんだから、こういう日ぐらい入場料取ってもバチは当たらんだろう。
クソ寒い中待っていると、SL独特の甲高い汽笛の音が響き、煙を吐き出しながら、力強く蒸気機関車がのっしのっしと姿を見せてきます。
間近に見るSLは迫力があっていいですな。
尚、冬の湿原号は、遠矢駅に停車することなく、そのまま標茶方面へと向かっていきました。
さようなら、冬の湿原号。
今年は見るだけではなく、1回ぐらいは乗ってみたいなあ。
SL冬の湿原号は、3月21日までの原則、金〜日曜、祝日に運行されます。
詳しいことについては以下のJR北海道のサイトをご参照ください。
SLを満喫しながら、今日は18kmの「観光ラン」。
タイムとか考えずに、こうして列車を見るために走りに行くのもいいものです。
昨日と合わせて62kmと、サロマに向けてよいセット練ができたのではないでしょうか。
本日もクラブの皆様、ありがとうございました。
サロマ練として、3月になって雪がなくなったら、50kmぐらい離れた標茶まで、「SLを見に行くラン」をやってもいいかなあと思っています
思うだけで、多分やらないと思いますが。
今日も走った後は、スーパー銭湯でサ活。
ここの銭湯は冷水風呂の温度がキンキンで、ととのい度が5%アップする。
さて、いい感じで身体もあったまったし、今日はさっさと寝て、また明日からの日常に向けてエネルギーを充填しよう。
さようなら。