ゴシラン

走ることについて語ります

ヴェイパー様で30㎞走

土曜日曜は「モデルナパワー」により、ほとんど寝たきり生活を送っていましたが、日曜の夕方になってようやく復活してきたので、ふらふらとキロ5分45秒ペースで10㎞ラン。

 

 

釧路の幣舞橋は「夕日スポット」で有名なところですが、私は日が沈んだ後の「マジックアワー」の時間帯の方が好きですね。

「紫立ちたる雲の細くたなびきたる」とか、そんな感じの国語の教科書に出てきたような表現がピッタリの空模様でした。

いや、でも、清少納言さんによると、その表現は夕方ではなくて、早朝の光景だったんじゃないか。

知らんけど。

 

んで、今日は平日であるが、職場は「お盆休み」ということで、めったにない貴重な平日の休日です。

土日を無駄にした分、今日は気合の30㎞走を行いましょう。

21日、28日と2週連続でレース入れてるんで、今月、ロングの練習ができる機会は今日しかないのだよね。

 

 

ヴェイパー様を使って、ちょっとガチ目に走ることにします。

レースペースのキロ4分半だと、ちょいキツイので、キロ4分50秒ぐらいのペースを目安にしようかなあと。

「モデルナダメージ」が、今日の朝になってもまだ残っているし。

 

 

いつもの運動公園で走ります。

晴れ、気温23度と、釧路民にとっては厳しい気候ですな。

それでも走り出すと、身体はダルさが残っているが、土日で脚は十分休めたので、軽めの足取りでずんずん進んで行きます。

さすが、ヴェイパー様。

ほっとくと「キロ4分35秒」ぐらいになってしまうので、30㎞の長丁場、ちょっと抑え目に行きましょう。

 

今回意識したのは2点。

 

・接地点を前にせず、重心真下。というか、むしろ後ろ気味を意識。

・上に跳ねずに、前に跳ぶ感じで。

 

ヴェイパーは反発力が強いんで、ついつい「跳ねた」走りになりがちですが、その方向を「上ではなく前」にすることが重要なのではないかと。

あくまでも私の感覚的なものでありますが、接地点が前だと「上に力が逃げる」感じがするんですよね。

むしろ、後ろ気味の接地意識で「前に押し出される」感覚が得られるような気がします。

(あくまで、これは私の感覚的なもので、万人に当てはまるものではありませんので、あしからず)

 

脚はそこそこ余裕がありますが、汗ダラダラで、身体のダメージはそこそこですな。

安全のため3回の給水を入れました。

それでも、走った後に体重測ると2kgぐらい減ってたんで、いくら釧路といえ夏のロング走は身体にかかるダメージが大きいですな。

 

今回のテーマは「ヴェイパー様でフルマラソンの距離を走りきれるか」ということだったんですが、ペースもレースペースより若干遅目ということで、特にハムストリングスがキツイとかそんな感じはなかったですね。

ヴェイパー様で一度に15㎞を超える距離を走るのは今回が初めてだったんで、ちょっと不安でしたが、ロングでも十分にヴェイパー様の恩恵にあやかることができそうです。

「これなら別海のフルマラソンはヴェイパー様で行けるかな」という手応えはつかめました。

あまり自分で蹴ったりして力を入れずに、シューズに身を任せるように走らせるのが、厚底カーボンの走り方のポイントかなと。

 

 

去年までほとんど出番のなかった「ヴェイパー様」も、なんだかんだで200㎞ぐらいの走行距離になりましたね。

自分ではフォアフットのつもりで走っていても、靴底は正直です。

見事に両方ともかかとの外側が削れていて、ヒールストライク気味の走りになっているようです。

感覚と現実にはズレがありますね。

まあ、それでも怪我なくスムーズに走れているんだから、無理して直さんくてもいいかとも思ってるがな。

 

 

終わってみれば、キロ4分40秒ペースと、本番1ヶ月半前の調整としてはよい練習ができたと思います。

気温の割には平均心拍数もさほど高くなく、心肺も少し余裕がありましたね。

この感覚なら、気温が低くなり集団走になると、もうちょい速いペースで押していけるんじゃないかなと。

 

平均ピッチは196、平均ストライドは109cm。

シューズの反発があるから、もうちょっとストライドが伸びてるんじゃないかと思っていましたが、全然でしたね。

反発はシューズに任せて、とにかく脚を前に回転させるという意識で走っていましたが、これだとシューズの性能を十分に活かしきれないのかもしれません。

恐らく支持脚の体重のかかり方がイマイチなのでしょう。

本番前にもう3回ぐらいヴェイパー様を履いて、シューズの特徴を活かした走り方を身につけていきたいものです。

 

 

釧路にしては暑い中、2時間以上走り、ランニング後は腕や脚から塩が吹き出し北海道マラソンに向けてのよい暑熱順化になったと思います。

お盆を過ぎると、北海道では「ストーブ」や「スタッドレスタイヤ」のCMが始まり、一気に朝晩の気温が低くなります。

暑いなどと文句を言わずに、残り少ない北国の夏をゆるりと楽しんでいきましょう。

 

北海道のランナーにとっては「北海道マラソン」まで、夏は終わらないのです!

 

さようなら。