ゴシラン

走ることについて語ります

北海道マラソン2024 参加記(その1)

2011年に初参加してから、今回が9回目の参加となる「北海道マラソン」。

2008年までは「午後スタート制限時間4時間」の「エリートレース」だったんですが、2009年からは制限時間が「5時間」に延び、「これなら完走できるかも?」と勘違いしたのが、私のラン生活の始まりでした。

 

その後、フルマラソンのタイムが伸びるにつれ、「クソ暑い北海道マラソンなんて、タイムが狙えないので出ない!」と、「サブスリー病」におかされた時期もありました。

しかし、年に一度、「チームかっぱちゃん」のラン仲間に会え、遠方の家族にも応援してもらえる貴重な機会である「北海道マラソン」。

タイム度外視でエンジョイを決め込む、すっかり私にとっては欠かせない「年中行事」のひとつとなりました。

 

思えば2011年、「北海道マラソン完走したら、もう走ることなんてやめてやる!」という決意がひっくり返ったのが、新川通での「アンパンマンランナー」との出会いでした。

 

 

あれから10年以上経って、まだアンパンマンと共に北海道マラソンを走るなんて、誰が予想していたことでしょうか。

 

 

そして「仮装ランナー」の輪が広がり、「チームかっぱちゃん」のメンバーがこんなにも増えるなんて、誰が予想していたでしょうか。

北海道マラソン完走を目指して走り始めたころには予想もつかなかった出会いは、自分の意志の領域を超えた、神のはからいなのではないかと感じさせてしまいます。

仲間を作るのが超絶下手くその私ですが、人間、真面目にやっていれば、報われるのである。

 

 

去年の11月にロードバイクで転倒し、「外傷性くも膜下出血」で入院していたワタクシ。

その後、順調に回復してきたかと思ったんですが、7月に入って体調を崩し、予定していた「釧路湿原ラソン」と「ビホロデュアスロン」をDNS

それでも「北海道マラソンだけはどうしても出たい!!!」と、8月に入ってから体調不良の身体にムチ打って走り出し、どうにか北海道マラソンのスタートラインにつくことができました。

 

恐らく根性なしの私のことですから、2011年当時のような「ボッチ状態」では、あっけなく「道マラDNS」を決めていたことでしょう。

恐るべしは、ラン仲間と家族の力です。

ラソン個人競技であるが、仲間がいるから頑張れる。

 

 

もう、スタートラインに立つことができただけで感無量です。

というか、これから走る42.195㎞のことなど、どうでもよくなり、「もう帰ってもいいですか?」状態なのであったが、コース上には待っている家族もいるので走り出しましょう。

42.195㎞の「長い散歩」が始まります。

 

例のごとく「最後尾スタート」の私は、前方で行われていたスタート前のセレモニーの様子などさっぱりわからず、「あー、はるか300mぐらい前でスタートの合図が切られたよ」と、その後もやる気なくトボトボ歩いていたのであるが、合図から6分9秒後の「8時51分」、スタートラインをまたぎ、私の「北海道マラソン2024」が始まりました。

 

 

さ、こっから楽しい「旅」の始まりだ。

 

(つづく)