去年の11月にロードバイクで落車し「外傷性くも膜下出血」になっていた私。
本日は事故7ヶ月後のフォローということで、脳神経外科を受診しました。
まずは受診前に「ルナサンダル」を履いて、8㎞ひとっ走り。
サンダルランだと、いい意味でスピードが出ないのですよね。
厚底カーボンシューズだと、高機能のシューズに合わせて「早く走らねば!」と気持ちも焦ってしまうが、サンダルだと「のんびり走ってもええんやで」と語りかけられているようで、ゆるゆると気持ちよく走れます。
心拍数も130ぐらいに抑えられ、今の「心臓をドキドキさせると具合が悪くなる」ような状態では、ちょうどよいのではないでしょうか。
スピードはいらないんで、まずは「ゆっくり長く」ですね。
ウォーミングアップが終わり、MRIを撮像してもらい、脳神経外科受診。
いや、受診するのに、8㎞走るなんてウォーミングアップ、いらないし。
ガンガンとドラム缶の中で音が鳴り響くようなMRI。
私は「ちょっとうるさいカプセルホテル」ぐらいに思っているので、そんなに気にならない。
15分ぐらいで検査を終え、診察を待ちます。
1時間ぐらい待って、結果は予想通り「前回と変わりませんね」と。
ただ出血の影響で、右脳に小さな梗塞ができたのも変わらず、それは元に戻らないみたい。
日常生活に大した影響はないみたいだが。
血管も画像上は異常なく、「もう治ったと言っていいでしょう。これから来なくてOKですよ」と、完治のお墨付きをいただきました。
「来年のサロマに出ちゃダメよ」と言われなかったので、これで安心して来年はサロマに申し込めますな。
いや、マラソン趣味ということは主治医に言ってなかったので、別に「サロマに出てもいいよ」とも言われなかったのだが…。
まあ、何はともあれ、一安心と言ったところです。
ここ2週間ぐらい、謎の体調不良が続いていたが、「治った」というお墨付きをいただくと、気分がどーんと大きくなって、具合も一瞬で治ったような気がしますな。
言葉の持つ力は大きい。
んなわけで、診察は午前中で終わったんで、午後はふらふらロードバイクで散歩することにしましょう。
釧路市街地は太陽が出ていたので、今日は天気予報をチェックするまでもないだろうと出発したのだが、北に進むにつれてポツポツ降り出し、しまいにはザーザー降りの雨になりました。
行程の半分ぐらい行ったところで雨が降り、雨宿りをするようなところもないと、もう先に進む以外の選択肢はないですね。
鶴居村へと向かう名もなき峠道を、えっちらおっちらと上ります。
このときが一番雨がひどかったですね。
しかし、雨が降っていると、そっちの方に気が取られ、上り坂はそんなに気にならないというメリットもある。
気がついたら、てっぺんまで来ていた感じでした。
40㎞地点のセイコーマートで補給休憩。
この前買ってうまかった「ダブルメロンのクリームパン」が食べたかったのだが、売ってなかったので、仕方なく「黒糖あんぱん」を食べた。
うん、これはこれで、沖縄っぽい味がしてうまかったよ。
沖縄は15年ぐらい前に行って、あんときは自転車で久米島を一周したんだなあ。
また沖縄に行きたいような気もするが、やっぱ行くのめんどくさいなあという気もする。
昔に比べ「旅に対する憧れ」が減ったのは、老化の現れなのだろうかね。
それ以前に、私の場合は旅に行っても、行動パターンや食べるものが普段と変わらんので、「それってわざわざ遠くにまで行ってする必要ないんじゃね?」と、ついつい遠くまで行くのに二の足を踏むようになった。
なんか今の私には、「旅はマラソンのついで」ぐらいのスタイルがちょうどいいのかな。
「ラスボス」の「湿原坂」を上ると。
そこは「湿原展望台」だった。
茶色の建物は金取られるので、私は入ったことがない。
展望台から、一気に坂を下って「湿原にダイブ」するような感覚が好きなのね。
ここが私にとって、釧路で一番自転車を走らせて楽しい道かもしれない。
この爽快感はランじゃなくて、自転車やバイクでないと味わえない。
釧路市街地に戻るにつれて、アスファルトは乾いてきたから、今日は東の方に行けば雨に降られなかったのかなという気もする。
まあ、去年の「ビホロデュアスロン」も雨だったし、たまには雨天走行を経験しておくのもいいだろうと思った62㎞でした。
帰宅して、前後輪外して、雨で泥だらけになった自転車をガッツリ掃除。
また、週末になったら働いてもらうことにしましょう。
来年の「サロマ100㎞」も大事だが、まずは今年8月の「ビホロ100㎞」を、自転車で80㎞ワープしながら、しっかり走り切れるように体調を整えていきましょう。
さようなら。