ゴシラン

走ることについて語ります

壱岐ウルトラに向けて峠走で再起動

先週のロードバイク落車後、宣言通り一週間ランオフしていた私です。

走る気になれば走れるレベルの怪我だったのですが、ついでなんで、美幌や道マラの疲労抜きをしようとダラダラ過ごしておりました。

まだ、左肩と左股関節に少し痛みが残るが、回復度は95%ぐらいと言ったところでしょうか。

 

んで、ほどよく疲労が抜けた土曜日。

せっかくだから先週行くはずだった「摩周湖」へ行ってみようと、朝早くから普通列車に揺られて弟子屈方面へと向かった私なのであった。

 

 

東釧路駅から、一両編成のディーゼルカーに乗り込みます。

2年前のコロナ渦のときはガラガラだったこの列車も、観光客がかなり戻ってきましたね。

座席はほぼ埋まっている状態でした。

 

一時間半ぐらいガタゴトと揺られ、本日の「スタート地点」である川湯温泉駅到着。

 

 

レトロな感じの駅舎です。

駅舎にはビーフシチューがおいしいレストランも併設されているのだが、営業時間外なので今回はパス。

いつかは行ってみたいと思いながらも、なかなか行く機会がないのう。

 

さて、本日のルートはこんな感じです。

 

 

先週ロードバイクで走るはずだった「道道52号線」を摩周湖展望台に向かって走り、そのまま弟子屈市街へと下って、ゴールは摩周駅となる「距離25㎞、獲得標高512m」の「峠走」です。

休養明けにしては少しハードなコースですが、1か月半後には「坂だらけ」の壱岐ウルトラマラソンも控えていることだし、起伏のあるロング走を積極的に取り入れていきましょう。

尚、使用シューズは「湿原マラソン」「道マラ」を共にした「ルナサンダル」。

 

昼の釧路行きの列車までは約4時間。

この列車に乗り遅れると、次の列車は5時間後と、地方のローカル線のダイヤは非常に利用者に厳しい。

絶対に4時間以内に摩周駅に着かないと、大変なことになってしまうのである。

 

 

黄山を見ながら、とっとと出発することにしましょう。

まずは国道391号線を1㎞ほど南下し、摩周湖へと向かう道道52号線に入ります。

 

 

10㎞ぐらいひたすら上りが続きます。

しかし、北海道の峠道全般に言えることですが、上りの距離自体は長くても、心を折るような激坂はなく、5%のぐらいの勾配がダラダラ続くといった感じで、ペース配分さえ間違えなければ、そこまでキツくはありません。

最大でも8%ぐらいの勾配だったんじゃないでしょうか。

 

 

ちょっと斜度のキツいところは、キロ8分台になってますが、「制限時間完走狙い」のウルトラの練習としては、こんなもんでいいでしょう。

今日のところは「歩かずに上る」だけで十分です。

平均心拍数は、ほぼ140前後をキープと、一定の出力で淡々と走れたのではないかと思います。

心拍数の上げ下げはウルトラ終盤の「大失速」につながりますので、上りではタイムは気にせず「一定の心拍を保つ」ことが大事だと私は思います。

 

ルナサンダルだと、ソールの反発が使えないので、上りをスムーズに走るには色々工夫する必要がありますね。

「揺れながら回るコマ」をイメージして、体軸を左右に揺さぶり、重心を前に崩しながら進むのが、「遅いけど脚が疲れない」上りの走り方のような気がします。

ロードバイクのダンシングのような身体の動きでしょうか。

100㎞ウルトラでは、サブテンや上位入賞を目指さない限り、速さは重要じゃないので、脚に負担がかからず、疲れにくい上りの走り方を研究していきたいものです。

 

 

約11㎞で「第3展望台」到着。

ここまで来ればこっちのもの。

距離的にはまだ半分以上残っていますが、こっから先はひたすら下りなので、私の中では8割方終わったという気分です。

 

 

こっから見下ろす摩周湖もいいですが、最初に通った硫黄山を見下ろす感じもいいですね。

 

 

鹿さんもひょっこり現れて、北海道らしさ満載の峠道です。

 

第3展望台から3㎞ぐらい下って、今度は「第1展望台」到着。

「第2展望台はどうなった?」という疑問もあるかもしれないが、そういう難しいことは俺じゃなくてGoogle先生に聞いてくれ。

 

 

土産物屋もあって、こっちの方がメジャーな摩周湖観光スポットですね。

車で来ると駐車料金500円取られますが、ランニングだと無料です。

ランニング最強。

 

 

摩周湖ブルーに合わせた色合いの「摩周ソフト」。

ソーダっぽい味でした。

観光地でそれっぽいものを食うのも、あんまり私らしくないが、ブログネタ的に、たまにはこんくらいのことをしてもいいだろう。

ごちそうさまでした。

 

第1展望台を過ぎたら、あとは弟子屈市街まで下っていくだけの単純なお仕事です。

とは言え、ルナサンダルだと下りはバタつく感じがして走りにくいね。

走りにくいゆえに、下りでもあんまり大腿四頭筋に負担がかからず、「実はルナサンダルはウルトラ向きでは?」とも思うわけだが。

 

 

下り区間は「キロ5分~5分半」ぐらい。

ウルトラのペースとしては、こんなものなのかなあと。

アップダウンの激しい壱岐では、いかに下りで筋肉のダメージを抑えるかがポイントになりそうですね。

 

 

列車の発車時間約30分前に、摩周駅到着。

あんまり早く着きすぎても暇を持て余すだけなので、今日のところはこんなもんで十分でしょう。

25㎞、Avg6:22/kmの「観光峠ラン」でした。

暑くも寒くもなく、絶好のランニング日和でしたね。

道東の9月はこうあるべきなのである。

 

 

最後は駅併設の「足湯」に入って、今日の疲れを癒します。

お目汚し失礼しました。

 

さてさて、先にも書いたように、100㎞の「壱岐ウルトラマラソン」まで残り約1か月半。

アップダウンの激しいコースということで、「距離」と「坂」を重点に、うまく疲労も抜きつつ、今日のような練習を「ポイント練習」として仕上げていきたいと思います。

 

尚、明日はクラブ練習会を利用して、今日の「セット練」として25~30㎞走る予定です。

 

さようなら。