2022年10月2日、3年ぶりに「別海町パイロットマラソン」が開催されました。
3年前は1200名ぐらいだったフルマラソンの参加者も、コロナの影響があったのか、今年は800名弱と、人数的にはちょっと寂しい大会となりましたが、なんのなんの、都市型のマンモス大会に負けず劣らずの非常に「熱い」大会でした。
当日は6時に釧路を出発し、途中セブンイレブンで朝食。
ミックスサンド、カステラ、オレンジジュースの「いつものフルマラソン3点セット」を車の中で食べ、別海へと乗り込みます。
私は米や餅よりも、パンの方が腹の中に残らないような気がするので、レース前の食事は「パン派」です。
以前、とあるマラソン本に書いてある通りに「レース前に餅を7個食べる」を実践したところ、腹がパッツンパッツンになり、マラソンどころでなかったという苦い経験があったもので。
こういうことは、マニュアル本などに頼らず、自分の好きなものを腹にたまらない程度に食った方がええで。
別海到着は7時半過ぎ。
スタートの10時には早過ぎるという話もあるが、体育館近くのいいところに車を停めたかったので、いつも早めに乗り込むようにしています。
中高生のボランティアの生徒さんが早くから、我々ランナーのために準備をしてくださっています。
地方のマラソン大会の運営は中高生頼みというところがありますので、休み返上で懸命に働いてくださる生徒さんには、本当に頭が下がる思いですね。
私が中高生だったころ、もし、こんなイベントに休みの日に駆り出されていたら、露骨に嫌な顔をして、しぶしぶと仕方なくやっていたことだろう。
今回は事前にゼッケンや計測チップは郵送されていて、受付はしなくてもいい状態だったのだが、コロナ禍以降の大会でスタンダードとなりつつある「健康チェックシート」の提出をしなければならず、結局、従来の受付と大して変わらん手間がかかり、事前送付の意味がどんくらいあったのかは不明。
参加者名簿などの冊子をもらって、車の中でゴロゴロしていましょう。
服装はこんな感じ。
別海は酪農の街で、牛がやたらと多いので、道マラのように仮装こそはしませんでしたが、牛っぽい感じの水玉模様の帽子をかぶりました。
8時半過ぎにトイレに行き、「大きな問題」を解決させ、9時に競技場のサブグラウンドで軽くアップ。
勝負シューズの「ヴェイパー様」を履いて、1kmぐらいジョグって、100mぐらいの流しを2本入れます。
このくらいの短時間のアップだと、調子はいいのか悪いのか、よくわかりません。
レース30分前の9時半に、アミノバイタルの赤いのと、攣り防止サプリ「2RUN」を入れて、レース前の補給はおしまい。
ついでなので、レース中の補給食も紹介しておくと、「メダリスト」2つと、攣り防止に効果があると言われているマグネシウムの入った「Mag-on」ひとつ。
「メダリスト」は手がべとつかないところがよい。
んで、「Mag-on」はカフェイン入りのものにしています。
いつも「メダリスト」と「Mag-on」をひとつずつだけ摂って、残りひとつは予備という形ですね。
以前はランパンのポケットいっぱいに補給食を蓄えておりましたが、3時間半を切るようになってから、そんなに補給食はいらんなと思うようになりました。
そんで、クラブの皆様と集合写真を撮影して、スタートラインへと並びます。
ローカル大会はスタート15分前になっても、閑散としているところがいいですな。
細かいスタートブロックなどというものはなく、「陸連登録者」「サブスリーを目指す人」「サブフォーを目指す人」「完走を目指す人」と、ざっくりしたブロック分けになっています。
私はサブスリーを目指していたわけではありませんが、なんとなく「サブスリーを目指す人」のところに並んでおりました。
まあ、最初に書いたように、800人弱の規模の大会だったので、どこに並んでもそんなにスタートロスはなかったんじゃないでしょうか。
ゆるい雰囲気の中、クラブの皆様と談笑しながら、リラックスしてスタートのときを待ちます。
シューズは、私の近くではNIKEの「ヴェイパー」かASICSの「メタスピード」が多かったかなって印象でしたね。
2〜3年前のように「ヴェイパー一色」って感じではなく、ASICSが巻き返しているような印象を受けました。
気温15度ぐらいで、曇り空、北東からの風がやや気になるが、そこまで強風でもないと、走るには絶好のコンディションです。
道マラのようにテレビ塔のカウントダウンなど派手なイベントはなく、「On your mark」のかけ声と号砲で、3年ぶりのパイロットマラソンは静かに、厳かに、そして熱く始まりました。
(つづく)