先月、ついうっかり覗いてしまったチャーリーさんのブログで存在を知った「マフェトン理論」。
マフェトン理論は平たく言えば
「180ー年齢」の心拍数で走れ!
と言うか、それを超えては絶対にならぬ!!!!!!
という理論である。
マフェトン曰く、「スピード練習で心臓をバクバクさせると、糖質が消費されやすい体質になる。体内に限られた量しかない糖質を使い切ってしまうと長い距離は戦えないぜ。スピードを落としてゆったりした心拍数で走ると、体内にたっぷりある脂質が消費されやすくなり、長い距離もバッチグーだぜ」ということである。
本物のマフェトンは「バッチグー」などという死語は使っていないが。
スピ練で心臓をバクバクさせるキツいトレーニングが嫌いな私は「これだ!」と飛びついてみることにした。
なんかネットで調べると、2000年より前に出されたマフェトン理論はオワコンで、医学的エビデンスのないトンデモ理論だという声もあるようだが、実際にこれで効果を上げている人もいるわけで、まずは試してみないことには始まらないだろうと。
マフェトン理論に関する新しい本は出ていないので、Amazonで古本を2冊買って読み込んでみた。
どっちの本も同じようなことが書いてあるんで、どっちか一冊読めば十分だと思います。
マフェトン理論に従ってトレーニングするときは、心拍数の他にもウォーミングアップやクールダウンも大事で、「まずは15分間ゆっくりとウォーミングアップしてマフェトン心拍数まで引き上げ、そっからマフェトン心拍数をキープしてトレーニングを続け、最後は15分かけてゆっくりとクールダウンして心拍数を落とすべき」となっている。
私の場合、マフェトン心拍数は「180ー年齢」より秘密の数字となるわけだが、普段鍛えていて故障もない人の場合は、それに「+5」してもよいということで、最高心拍数140を目安に、今月に入ってからだらだら走っている私です。
と言うか「180ー年齢」を秘密の数字にした意味が全く無いですね。
大体、最近のトレーニングはこんな感じです。
いい調子になってきたなあと、ちょっとペースを上げると、すぐに「心拍数上げすぎでっせ」とガーミンに設定したアラートが鳴り、これはこれで人によっては物足りないと感じるトレーニングなのかもしれない。
しかし、どういうわけかガーミン測定のVO2maxは上がっており、マフェトン理論を取り入れてから57を安定して示すようになってきた。
3月の故障前のときよりも、むしろパフォーマンスは高いと言えよう。
私の場合、レースやスピード練習など強度の高いランニングをすると、ガーミン測定のVO2maxがガッツリ下がる傾向にあるので、マフェトン理論のゆるランでじわじわVO2maxを上げていき、スピードに耐えられる心肺機能をつけていくのが「急がば回れ」で、ひょっとしたら近道なのかもしれない。
まあ、今年もフルマラソンをガチで走る機会はなさそうなので、コツコツとマフェトン理論で心肺機能を強化させ、脂肪を燃焼しやすい身体づくりに専念するのもいいだろう。
まずは来月末に行われる「第2回まちなかトレラン」で、8時間動き続ける身体づくりができるかどうか、マフェトン理論を実践して人体実験していきたいと思います。
あと、マフェトン理論は心拍数だけに目が行きがちだが、「糖質制限」も結構重要なキーワードなんだよな。
グルテンフリー生活をやめてから、ちょっと太りやすくなってきたので、糖質制限をしっかりやって、せめて体型だけは大迫傑レベルを維持していきたいと思います。
食生活については、また機会があったらまとめていこう。
「30年連続のサブスリーランナー」である「マーク・ククゼラさん」という方が、マフェトン理論を実践しており、彼の書いた本が最近日本語で出版されたようですね。
kindle版も出ているので、この本も読み込んでいこうかなあと思います。
さようなら。