姜葱醤。
読み方は「ジャンツォンジャン」である。
業務スーパーで売っている超人気の「万能調味料」である。
私は生姜の味付けはあまり好きではなく、ジンジャーエールも好きではない飲み物だったのであるが、姜葱醤のうまさは脳天がかち割られるレベルである。
「おー、うめーうめー」と、サラダ、野菜炒め、肉、魚、何にでもかけて食べていました。
んで、私が本格的に「姜葱醤ジャンキー」となったのは、味覚障害になってからである。
味覚障害を発症してからは、どんな調味料も「不味い」「味がしない」としか思えなかったのだが、唯一「うまいっ!!!」と感じたのが姜葱醤なのであった。
とは言え、一人暮らしで大瓶650gを2週間で1本ペースで使うのは、さすがに使い過ぎですな。
正直、ちょっと反省している。
しかし、コイツがなかったら、本格的に食べることが嫌いになって、拒食症になっていたかもしれなかったので、姜葱醤には本当に感謝している。
姜葱醤は油がめっちゃ多いんで、健康のために油のないチューブ生姜で十分かなと思ったときもあったのだが、やっぱチューブ生姜だと物足りず、姜葱醤をドバドバかけてモノを食うのであった。
特にうまいのは餃子ですね。
餃子に醤油、リンゴ酢、姜葱醤をかけたものが、今は焼き肉よりもおいしいと感じます。
経済的でよい。
北極探検家の荻田泰永さんは、自著の中で
「探検中は毎日同じものを食べる。美味しく感じるようになるのは、体の消耗のためなのか、それとも味覚の問題なのか判断しやすくするためであった」
と書かれているが、私が味覚障害の中で姜葱醤を食べ続けるのは、味覚障害の回復具合の確認という意味もあるかもしれない。
毎日同じものを食っていても、「微妙に味が異なる」というところに、味覚障害の面白みがあるとでも思わんとやってられんな。
さて、話はころっと変わって、いよいよ2日後に迫った「別海アイスマラソン」。
明日は講演会で荻田さんが、別海に来られます。
選手だけではなく一般町民の方も参加可能ということですので、お話を聞きに来られてはいかかがでしょうか。
…と、こんなブログで宣伝したところで、誰も来ないとは思いますがな。
ちなみに私は去年、荻田さんのお話を聞いて、「おお、この方は面白い!」と、思わずKindle版で著書を2冊ポチりしてしまいました。
私は北極探検のような、命を懸けた冒険には尻込みするタイプのビビりですが、人としての生き方という意味では興味深く、世界を広げるためには一度読んでみて、「極地を疑似体験」するのもいいのではないかと思います。
機会があれば、荻田さんが経営する「冒険研究所書店」にも足を運んでみたいですね。
昨日のブログに書いた高野秀行さんもそうですが、こういう自分には真似できない「破天荒」と思われる生き方をする人に憧れる私です。
なんか自分で書いていて、姜葱醤の話なのか、荻田さんの話なのかよくわからなくなってしまいましたが、今日はまあこんなところです。
さようなら。