去年11月の「外傷性くも膜下出血」の後遺症で悩まされているのが「味覚障害」。
ただ、主治医曰く、「この出血で味覚障害が出るわけがない。コロナにでもかかったんじゃないの?」と、まるで相手にされませんでしたが。
一時期、亜鉛サプリを導入して、よくなってきたかなあという手ごたえを感じたのだが、年が明けてから、また「何を食べても砂の味」になりつつあるんだよね。
一体、何が悪いんだろうか?
うまそうなラーメン屋の前を通りかかると、「おー、食いてえ!」という匂いがするので、嗅覚には異常がなさそうだ。
と言うか、「匂いと味のギャップ」で、実際以上に食い物が不味く感じられるのかなあ。
ふと、昨日気づいたことは「舌の先のざらつき」。
こいつが悪さをしているんじゃないのかなあ。
知らんけど。
この「ざらつき」を取るためには「舌磨き」をした方がいいのかなあと、「味覚障害 舌磨き」のワードで検索をかけたら、「舌磨きもやり過ぎると、舌が傷つき、味覚障害になるで」という恐ろしい一言が。
とは言え、もうすでに味覚障害になっている身としては、失うものは何もない。
とりあえず試してみようと、「舌ブラシ」「舌ジェル(舌用の歯磨き粉みたいなもの)」をドラッグストアで買ってみた。
とりあえず晩飯前に、舌ブラシと舌ジェルを使ってみた。
舌ジェルは歯磨き粉のような味がしない。
「ホントに効果あるのかこれ?」って気もするが、信じる者は救われる。
あまり強くない力で、2~3分、なでる程度に磨いてみた。
では、飯を食おう。
いただきます。
おお!味覚が復活したぁぁぁ!
などと、どんぶりを天に突き上げて言うことができれば、漫画みたいな展開で面白いのだが、残念ながらそんなことはなかった。
でも、舌の先で引っかかるようなものはなく、前よりは食べやすかったかも。
味はあんまりしないけど。
ごちそうさまでした。
ちなみに、味覚障害になってからのお気に入りのメニューは「ごはん、納豆、もずく酢」を混ぜ混ぜしたものと、経済的にも栄養的にもやさしいものなのである。
いっそのこと、味覚障害が治らない方が、経済的、身体的にはよい生活を送れるのではないかと思ったりしさえする。
酢のモノの酸味は、味覚が壊れる前はキツく感じたが、今となってはちょうどいいと思えるようになった。
まあ、あと「疲れているときは味覚が落ちる」ってのもある。
よーく考えたら、年末年始、5連荘で走っていたので、それもよくなかったのかもしれない。
ということで、仕事始めの本日は、華麗にランオフを決め込んだのであった。
身体も舌もしっかり休養を取って、本来の味覚でモノを味わえるようになれればいいですな。
実際の効果があるかどうかはわかりませんが、「継続は力なり」で、舌磨きは少なくとも1ヶ月は続けていくつもりです。
さようなら。