ゴシラン

走ることについて語ります

走れるサンダル「台湾サンダル」

6月に買った「ルナサンダル」。

ルナサンダルを買ってからすっかり「サンダルラン」の魅力に取りつかれてしまい、先日の釧路湿原ラソン(30㎞)をサンダルで走り、周りから奇異の目で見られていた私です。

 

hikyaku-bashiri.com

 

んで、サンダルで走る人のブログを徘徊しているうちに見つけたのが「台湾サンダル」なるもの。

上の記事によると富士五湖ウルトラマラソンでも、これを履いて走る台湾の方が多数いらっしゃったとのこと。

 

xiaobubenpu.stores.jp

 

「台湾サンダル何者よ?」と、購入方法を調べてみたら、日本では「小部本舗」という会社が代理店になっていって、基本こっから通販する以外では買えないようです。

小部本舗のHPを見ると、「ウルトラも行ける」「1000㎞走っても大丈夫な耐久性」「フルサブスリーで走った人もいる」と、魅力的なフレーズが並んでいる。

でもって、注目すべきは価格。

ルナサンダルが15000円近くしたのに対して、台湾サンダルは、かかとつきタイプでたったの3600円

別途送料が1400円かかるが(北海道の場合、他地域は知らん)、それでも計5000円と、最近価格が高騰し続けるランニングシューズと比べても、極めてリーズナブルだ。

これは買うべし!買うしかない!

 

 

買いました。

なんか「ラ〇ステ」から訴えられそうなロゴだが、そんなことはどうでもいい。

まずは中身をチェックするのだ。

 



重量は115gと、ヴェイパーフライなど目でない驚異的な軽さ!

これは走る前から期待大である。

 

では走り出しましょう。

 

おお、ふわふわ!

でもって、ルナサンダルと違って反発力もしっかりあるぞ。

ベアフット系というよりは、「アッパーのないランニングシューズ」って感じですね。

さすが「走れるサンダル」を謳っているだけある。

 

ただ、フィット感はイマイチですね。

左のかかとはカパカパだし、右のかかとの外側は擦れるし、さらに致命的なことは、ルナサンダルではなんでもなかった鼻緒部分が恐ろしく痛むということだ。

今朝9キロ走っているうちに、見事に流血するぐらいの痛みになってしまい、「こりゃしばらくサンダルランは封印だな」というぐらいのダメージを負ったのであった。

うーん、慣れないアイテムでいきなりスピードを出して走ったのがいけなかったかのう。

ちょっと鼻緒部分にクッションをつけるなど、工夫する必要がありそうだ。

 

ルナサンダルと違って、ひもを使ってフィットさせるということができないので、個体によって当たり外れがありそう。

そんなに左右で足の大きさは変わらないはずなのだが、左右でやたらフィット感が違うのだよな(左はカパカパで、右はちょいキツイ)。

3600円のサンダルに、そこまでの精度を求めるのは酷というものだろうか。

 

 

ルナサンダルとの比較。

ペラペラのルナサンダルに比べ、台湾サンダルは、かかとの部分が明らかに厚く、今どきの「厚底シューズ」みたいな感じですね。

 

 

ペガサス38との比較。

むしろ、台湾サンダルはこっちの方が近い形状だな。

ペアフットで足の裏の感覚を感じながら走るのではなく、最近のランニングシューズの延長上にある履物のような気がします。

ウルトラマラソンで爪が死ぬのは嫌だけど、ある程度のクッション性は欲しい」という、極めてニッチな層にはよろしいのではないでしょうか?

 

万人におすすめできるアイテムではありませんが、「人と変わった履物で走りたい」「サンダルでもクッションのあるランニングシューズ感覚で走りたい」という方にとっては、悪くないアイテムだと思います。

 

なんか「怪我を防ぐ」という目的で始めたはずの「サンダルラン」でしたが、結局、擦り傷ながらも怪我をする結果に終わってしまい、なんだかなあという台湾サンダルでありました。

慣れて足になじんでくると、また評価は変わるかもしれんがな。

 

さようなら。