ゴシラン

走ることについて語ります

サブスリーなんかは目指しません!

今、北海道で一番ホットな話題はこれでしょう。

 

日本ハム新庄監督爆誕!!

 

私は道民のくせに、なぜか「横浜DeNAベイスターズファン」というひねくれ者なのでありますがね。

子供のころから「テレビを見るたびに巨人にコテンパンにされて、弱くてかわいそうだから」という理由で「大洋ホエールズ」を応援していた私。

北海道にプロ野球球団ができたからと言って「今日からファイターズファンになる」なんて浮気することはできないのですよ。

私は慈悲深く、浮気などしない一途な男なのである。

惜しむらくは、その慈悲深さや一途っぷりが、恋愛では一切報われないことなのであるが。

 

まあ、ベイスターズや恋愛のことはどうでもいい。

今日の本題は「新庄監督」もとい「ビッグボス」の記者会見である。

 

一番心にささったフレーズはこれ。

 

優勝なんか、一切目指しません。

 

高い目標をもちすぎると選手っていうものはうまくいかないと僕は思っているんですよ。1日1日、地味な練習を積み重ねて、シーズン迎えて、それで何気ない試合、何気ない1日を過ごして勝ちました。勝った勝った勝った勝った。それで9月あたりに優勝争いをしてたら、さあ!優勝目指そうって、そこの気合いの入り方っていうものが違うと思うので、そういうチームにしていきたいなと。優勝なんかは目指しません。はい。

 

派手で大風呂敷を広げるイメージがある「ビッグボスSHINJO」だが、これは地に足のついた発言なのではないだろうか。

一日一日を積み重ねて、少しずつ手応えを感じながら、「よし!ここだ!」と自信を持ったところで一気に高い目標に突き進む。

これはプロ野球の世界だけではなく、いろんなことに当てはまると思う。

 

そう、例えばフルマラソンだ。

 

自分の現在地とはかけ離れた目標を立てて、例えば「サブスリーでは1km3分40秒のインターバル走を7本こなさなければならない」と、自分に高いハードルを課して、「こんなの無理」って一気にやる気なくなったり、挙句の果てには故障して走れなくなったなんてのは、市民ランナーブログによく見られるような気がする。

私も数年前、サブ3.5も達成してなかったのに「よーし、サブスリーだ」と高すぎる目標を立てて、「1kmインターバルでキロ4分も切れない」という現実に嫌気がさし、「サブスリー無理やわ」と、一気にやる気が萎えていった記憶がある。

 

一気に高みを目指してはいけない。

1日1日のジョグを大切にする。

週2回のポイント練習で、地道にスピードとスタミナをつける。

10kmレースで結果を出す。

ハーフマラソンで結果を出す。

そういう積み重ねを経て、「お、10km38分切れた。ハーフマラソンも1時間25分切れた」と実力がついてから、「さあ、サブスリー目指そう!」と目標を持つと、気合の入り方が変わるのではないだろうか。

 

「まず結果が先。成果を上げなければ!」と、「結果を追い求める」のではなく、1日1日地道な努力を積み重ねて、ちょっとずつ実力をつける。

そのちょっとずつが、最終的には「結果を呼び込む」のではないだろうか?

知らんけど。

 

そんなわけで、私は高らかに宣言します。

 

サブスリーなんかは目指しません!

 

1日1日、少しでも「楽に」「長く」「速く」走れるように努力はしますが、だからと言ってサブスリーには固執しません。

結果よりも、少しでもよくしていこうという過程を楽しみたいものです。

 

でもって、いつになるかはわかりませんが、北広島にできる新球場で「三浦ベイスターズ VS 新庄ファイターズ」の日本シリーズが見られることを楽しみにしています。

 

さようなら。