「ランニング中の心拍数が高過ぎて困っちゃうわ」と思われている方はいらっしゃいませんでしょうか?
例えば、チャーリーさんとかチャーリーさんとかチャーリーさんとか……(しつこい)
今回はそんなチャーリーさんのために、「ランニング中の心拍数を下げる秘訣」を大々的に書いていきたいと思います。
ちなみに私はこの方法で、2年前まではキロ5分半ペースで140ぐらいだった心拍数が、130ぐらいで走れるようになり、当時52〜53だったガーミン測定のVO2maxも、56〜57ぐらいに上がりました。
きっかけとなったのは以下の一冊の本です。
これを読んだ2020年の4月から
ランニング中に口を開けるのはやめて「鼻呼吸」で走ることにしました。
(ただし、スピード練習やレースのときは除く)。
「鼻呼吸ラン」を始めたばっかりのころの記事では、「うわー鼻呼吸苦しいし、VO2maxも下がったじゃないか!」と書いているが、1年2年の長いスパンで見ると、確実に心拍は下がりVO2maxも徐々にではあるが上がっていき、全くもって「鼻呼吸様様」なのであった。
尚、上のパトリック・マキューン氏の本によると、「鼻呼吸」の利点には以下の点があるとのことだ。
・吸い込んだ空気が肺に入る前にいらないものを取り除き、温めて湿気を与える。
・心拍数を下げる。
・一酸化窒素が肺に送られ、気道と血管が広がる。
・酸素が全身に効率的に行きわたる。
・動いている筋肉にたくさん酸素が送られるので、疲労物質の乳酸が減少する。
書籍「BORN TO RUN」に出てきた、メキシコ北部の「走る民族」として知られる「タラウマラ族」は祖先の鼻呼吸をそのまま受け継いでいて、フルマラソンでも1分間で130の心拍数で走れるとのこと(欧米のマラソン選手の平均は160〜180)。
「鼻呼吸」はパフォーマンスを上げたいランナーに必須の呼吸法なのである!!!!!
とは言え、私は長年「口呼吸」の習慣がついていたので、最初のうちは鼻呼吸への移行に苦しんだ。
私の中で、呼吸を「口から鼻」にするのに役立ったのは
寝るときに口にテープを貼る
ということだった。
ドラッグストアに行けば、以下のような「鼻呼吸矯正」のための専門のテープが売っている。
ただ、コスパがよろしくないので、私は「3Mのサージカルテープ」を使っています。
これを使って3ヶ月ぐらいしてから、かなり呼吸は改善され、口を開けなくても息苦しさを感じなくなりました。
ということで、今日のポイントをまとめると。
・ランニング中、口で呼吸しない。
・口呼吸をしないと苦しいようだったらペースを落とす。
・呼吸改善のためには「就寝時に口にテープを貼るのが最強」
ということです。
まあ、この内容について興味のある方は、このブログの記事を鵜呑みにすることなく、紹介した本を参考にしてみてください。
マラソンと言えば、「どんなフォームで走ればいいか」とか「どういうペースで練習すればいいか」ってことばかりがクローズアップされる風潮がありますが、長距離走は「有酸素運動」であるという本質を忘れてはいけません。
よって、酸素を取り込むための「呼吸」というプロセスが実はものすごく大事なのではないかという気がします。
ここまでご清聴ありがとうございました。
さようなら。