VO2max、すなわち「最大酸素摂取量」。
ガチでフルマラソンを走る人間にとっては気になる数字である。
VO2maxが高いと、身体中に酸素を送り込む能力が上がり、マラソンでは有利に働く。
実際にVO2maxを測定するには、採気用マスクをつけてトレッドミルに乗って呼吸ガスを分析するという大がかりな装置が必要であるが、ガーミンでも簡単に計測することができる。
どのくらい正確かは知らんけど。
で、私のVO2maxはどの程度かと言うと、半年前に55を記録してからは全く進歩がなくというか、衰退の一途をたどっていて、10月下旬ごろには50まで落ち込んだこともあった。
ところが気温が氷点下になったあたりから、どういうわけかVO2maxは再び上昇傾向を示し、今月になってからは54から55を記録することが多くなった。
そして、ついにマイナス12度の中を走った昨日の朝、新記録を達成したのであった!
このVO2max56は、私にとって大きな意味を持つのであった。
それは、このVO2maxをもとに計算された「予想タイム」にある。
ふふふ、ついにガーミン様は私のフルマラソン予想タイムを「2時間56分32秒」と、ようやくサブスリーの数字を示したのである。
これで私は大手を振って「サブスリー目指してます」と高らかに宣言することができるだろう。
一般的にVO2maxを向上させるには、インターバル走が有効と言われているが、私はインターバル走などほとんどやったことがない。
自分でもどうしてVO2maxが上がったのかは大いに謎なのであるが、強いてあげれば以下の2つが要因なのだろうか。
1.気温の低下により、運動時の心拍数がかなり下がったこと。
2.ジムで「傾斜10%以上のトレッドミル」や「バイクでのタバタ式トレーニング」でゼーハーするようなトレーニングをするようになったこと。
※ タバタ式トレーニングとは「20秒全力で鬼漕ぎ+10秒レスト」を8セット繰り返すトレーニング。心肺機能が飛躍的に向上すると言われている。
なにはともあれ、サブスリーを目指すだけの心肺機能を手に入れたので、春マラソンで派手にサブスリーを決めてやるぜ!などと思っていたのであるが…。
来年の洞爺湖マラソンの中止がすでに発表されていて、北海道の地では、来年も春のフルマラソンは行われないことになってしまったのであった。
ただ、さすがに来年の秋には道内でもフルマラソンの大会が行われるだろうということで、気の長い話にはなりますが、このVO2maxを維持し、いや、むしろ上げていくつもりで、どうにかモチベーションを保っていきたいと思います。
さようなら。