ゴシラン

走ることについて語ります

ドウシシャの焼き芋メーカーで、さつまいもに溺れる日々

スーパーで売ってる焼き芋ってうまいですよね。

 

 

私は北海道民ということもあって、ずっと「さつまいも派」ではなくて「じゃがいも派」だったのだが、最近の焼き芋って違うのよな。

ねとーっとしていて、それでいて、ふんわりした食感で、めっちゃ甘ったるく、これはもう「スイーツ」と言ってもいいレベルである。

「家でもこんないもが食いたい!」と、私の焼き芋に対する欲望はMaxになっていたのだった。

 

で、ネットで調べながら、タジン鍋や電子レンジを駆使して、それっぽいものを作ろうとしたが、どうもパサパサしてイマイチだ。

料理の才能ゼロの私に、本格的な焼き芋は無理なのだろうか。

 

「技術がなければ、道具に頼ればいいじゃない」

という、のび太くん的発想により、ドラえもんに秘密道具を出してもらうような、藁にもすがる思いで、「焼き芋メーカー」なるものを年末に衝動買いした私なのであった。

 

 

ドウシシャって「同志社大学」と何か関係あるのかね?

別にどうでもいいが。

 

さて、このドウシシャの「焼き芋メーカー」。

焼き芋の他に、焼きとうもろこし、あとプレートを変えればホットサンドも作ることができるのだが、こんな汎用性の低い、昔はやった「餅つき機」みたいなものを買ったところで、絶対すぐ使わなくなるだろう。

頭で考えれば、こんなものを買わずに、スーパーの半額時間帯を狙って焼き芋を買う方がコスパがいいのはわかっているのだが、一度「焼き芋熱」に浮かされた私を止めることは誰もできない。

まあ、7000円ぐらいなら、そこまでの金額でもないし、ブログネタにしても面白そうだしということで、「エイヤッ」とポチってしまいました。

 

 

我が家に焼き芋メーカーがやってきました。

 

 

早速、スーパーで、「ねっとりとして濃い味」ということで評判の「紅はるか」をゲットして、焼き芋メーカーにセットしました。

さつまいものサイズは、長さ22cm、直径6cmまで入ります。

まあ、入んなかったら切ればいいわけなので、テキトーにトレイにみっちり入るぐらいの大きさのものを選んで買えばいいんじゃないでしょうか。

 

いもをセットしたら、あとはタイマーをセットして、待つだけ。

20分もしたら、なんともいえない焼き芋の香りが部屋の中に漂い、まるでドン・キホーテのレジ近くにいるような気分になる。

 

説明書によると、タイマーの設定は40分ということになってますが、個人的に「5〜10分」長めにした方がおいしいと思います。

 

んなわけで、50分にタイマーを設定して完成。

 

 

パカッと2つに割りましょう。

おお!ねっとりしていて、めっちゃ柔らかい。

皮には蜜がべっとりついていて、パサパサ感は全く無く、これは期待大だ。

 

いただきます。

う、うまい!!

これだよ。これ。

夢にまで見たスーパーの焼き芋が家で味わえるとは、感無量である。

人生捨てたもんではない。

なんて安っぽい夢なんだって気もするが、夢は大きいよりも小さい方が、手軽に達成感を得られ精神衛生上よい。

 

ねとっとした食感、ちょっとくどいぐらいの甘さ。

ふー、満足満足。

もう一回使っただけで元は取ったなと思ったぐらいの、焼き芋メーカー様なのであった。

 

ついでなんで、色んな種類のいもで試してみます。

 

 

シスクスイート。

名前の通り、もちっとしながらも、絹のように上品な滑らかさがある。

甘さも紅はるかのようにはくどくなく、「大人のさつまいも」という食感であった。

 

 

安納芋。

これは「紅はるか」同様のねっとり感があるという評判であったが、焼き芋メーカーのトレイに合わない形状が難点なのか、ちょっとパサパサしていてイマイチであった。

丸っこい形状の安納芋は、ドウシシャの機械には合わないのかもしれない。

 

 

鳴門金時。

ねっとり系というよりはホクホク系ですな。

焼き芋よりもふかし芋の方が向いているのかも。

ちょっと細めのものだったこともあり、トレイの形状に合わず、万遍なく焼かれなかったのか、真ん中の方はちょっとパサパサ感があった。

75点。

 

 

ノーブランドで安く売っていた茨城産のもの。

これは全く期待していなかったが、トレイの形状に合う太さがよかったのか、中までねっとりしていて、「紅はるか」に匹敵するような味わいであった。

 

《まとめ》

 

・マニュアルでは「焼き時間40分」となっているが、50分ぐらいに延ばした方がうまい。

・おいしさは芋の種類よりも、大きさの方が重要だと思う。「トレイにみっちりとおさまる」ぐらいの大きさのいもを選ぶべし。細いものや安納芋のような丸っこいものは「ねっとり感」が薄くイマイチ。

・私の主観的な評価は「シルクスイート>紅はるか>鳴門金時>>>安納芋」。特にシルクスイートは一晩おいた冷めたやつでもうまい。

・すぐ飽きるとは思うけど、焼き芋好きなら一回は試してみ価値がある。と言うか、一回だけでも「元は取れた」と思うぐらいに、完璧なスーパーレベルの焼き芋ができる。

・そこそこでかいサイズのさつまいも2本は、一人暮らしだと余してしまう。じゃあ2本入れずに1本だけで作れって話もあるが。

 

3連休は焼き芋を6本も食ってしまい、すっかり増量してしまいました。

今後は「週末の楽しみ」として、一週間に2本ぐらいに抑えて、ほどよい距離感を持った「焼き芋生活」を送りたいと思います。

さつまいもは食物繊維が豊富で、お通じによさそうだし、確かに糖質は高いが、GI値は低いし、少なくとも菓子パンよりは身体にいいだろう。

 

おすすめ度 ★★★★☆

 

さようなら。