大晦日の夜は紅白を見ることもなく、深夜バスで釧路への「年越し移動」をしておりました。
バスの中でうつらうつらしながら、気がつけば年は明け、1月1日の早朝に釧路着。
あけましておめでとうございます。
移動ですっかり消耗したので、帰宅してすぐに眠りたいところであったが、日の出の時間も近いので、もうひとふんばりして、海の見えるところで「初日の出ラン」に出かけることにしましょう。そうしましょう。
まだ薄暗い釧路川河川敷。
釧路のシンボル「幣舞橋(ぬさまいばし)」からの釧路川。
東の空がほんのりピンクに染まり、日の出の時間が近づいてきています。
幣舞橋にも初日の出を見ようとしている人がそこそこいましたが、どうせなら水平線から上る朝日が見たいなと、海岸の方へスタコラ走ります。
厳島神社。
あんま神社のことはよくわかんない私だが、多分、広島の厳島神社と何らかの関係があるんじゃないかな。
日の出まで時間はないし、ここは明後日のクラブ練で「初詣ラン」として参拝する予定なので、今日はパス。
弁天ヶ浜到着。
踏切はありますが、もうここに線路はありません。
数年前まで、石炭を運ぶ列車が通っていたのですがね。
鉄路の廃止により、踏切は一旦撤去されましたが、地元の有志の方々によって再現されました。
やっぱ踏切あっての弁天ヶ浜かなあと。
野次馬のように初日の出を見るために駆けつけた人たちと共に、太陽が完全に顔を出すのを待ちます。
普段はひっそりしている弁天ヶ浜であるが、多分、元旦のこの時間が一番賑わいを見せるのだろうなあ。
水平線にほんのりかかっていた雲から、太陽が完全に顔を出し、2023年のスタートが切られました。
太陽が出ると、あれだけ集まっていた人たちが、蜘蛛の子を散らすように去っていき、諸行無常の響きあり、ひとへに風の前の塵に同じとなった弁天ヶ浜なのであった。
このまま真っ直ぐ帰るのもあれなので、無駄に遠回りして、すっかり湖面が凍った春採湖に寄ってみたり
貝塚大橋から釧路川を眺めたりして、ニューイヤー駅伝が始まるまで、16km走っておりました。
路面は一部ツルツルでボコボコのところがありますが、トレイルランのつもりでバランスを取りながら、転ばないことを優先に進んでいきます。
釧路のランナーは、こういう路面を走ることによって、バランストレと体幹トレを同時に行うことができるのである。
知らんけど。
帰宅して、ニューイヤー駅伝を見ようと思っていたのだが、あまりの眠気にテレビをつけたまま気を失い、気がつけばどこが優勝したのかもわからないうちに、どうでもいいバラエティー番組に切り替わっていたのであった。
もう年なんだから、深夜バスの移動はほどほどに控えた方がいいな。
あんな疲れるものに乗ると、一回乗るたびに三年寿命が縮みそうだ。
年末、何を勘違いしたか「焼き芋メーカー」なるものを買ってしまった。
なんか最大瞬間風速的に「焼き芋熱」が高まり、「家でドン・キホーテやスーパーで売っているような石焼き芋が作りたい」と、発作的にポチりしたのであった。
プレートを替えると、ホットサンドを作ることもできます。
んなわけで、元旦なのに、おせちも雑煮も食わずに、焼き芋やホットサンドと全く正月に関係ないものを食っている私であるが、今年もこんな感じで、世の中の空気に飲まれずに「やりたいことを好きなように」やっていく所存でございますので、本年もよろしくお願いいたします。
さようなら。