ゴシラン

走ることについて語ります

さようなら2022年

いよいよ2022年も残すところ数時間となってしまいました。

 

 

今年も豪雪地帯である帰省先で、のんびりと大晦日の日を過ごしております。

雪は思ったよりも少ないですな。

とは言え、これ以上に雪の少ない釧路の生活に慣れちゃうと、この程度でも「はぁ〜」とゲンナリするものがありますがね。

老後は太平洋側の雪の少ない地域で過ごしたいものです。

 

 

今年は故障することなく、毎月300km以上の距離を走ることができ、よいランニングライフを過ごせたと思います。

尚、今年も年間走行距離×10の「45160円」をユニセフに募金する予定です。

私は子無しの気ままな独身生活を送ってるんで、せめてちょっとでも世界の困っている子どもの力になれればと。

偽善と言われればそうなのかもしれませんが、「ランニング募金」という形で、ランニングへのモチベーションを保つというやり方もあるのではないでしょうか。

 

一年を振り返ると、記録に残るものとしては、6月の「まちなかトレラン」で「24時間100マイル」を達成したことや、3年ぶりのフルマラソンで自己ベストを更新したことがありますが、そういったものよりも、毎日のように淡々と走れる喜びを感じられる方が大きい一年だったと思います。

「無事これ名馬」の精神で、2023年も「記録を目指すこと」よりも「楽しむこと」に重点を置いて走り続けたいと思います。

 

ランニング生活にどっぷりハマっていき、「レースで自己記録をバリバリ狙うぜ!」と高い目標を持ってしまうと、どうしても自分自身に肉体的精神的に負担をかけてしまいます。

 

メジャーリーガーのある投手が「年間30勝」という目標をシーズンまでに立てました。

ところが、その目標を達成するためには「中3日」で登板し続けなければならず、彼はとうとうパンクしてしまいました。

その中で、彼は「人間が目標をコントロールするのであって、目標の方が人間をコントロールするようになってはならない」という教訓を得たのです。

 

フルマラソンで「サブスリー」とか「サブ3.5」などの目標に追い立てられていませんか?

「この目標なら、この距離をこのペースで走らなきゃダメだ!」と、自分にプレッシャーを与えて、自分の力量をはるかに超えることをやっていませんか?

 

ちなみにシーズン30勝を達成することができなかったその投手は、考え方を変えて「勝利は確かに喜びを与えてくれるが、今ではいいピッチングができた1イニングでも、もっと言えば1試合にたった1,2球しか納得のいくボールが投げられなくても、僕は喜びを感じることができるようになった。全身全霊を込めて、自分のすべてを発揮しなければならないような1球を投げることに、僕はとても満足できるようになった」と言えるようになったのです。

まさに「一球入魂」ですね。

我々ランナーも、距離やタイムの数字に追い立てられるのではなく「一歩入魂」の気持ちで、一歩一歩、丁寧に走っていきたいものです。

そして、「一歩入魂」の精神が、集中力を生み出し、結果として望んでいる目標へ、つながっていくのではないかと思います。

まずは「満足できる一歩」を踏み出していこう。

 

尚、以上のことは下の本の受け売りです。

スポーツに限らず、メンタルを鍛えるにはオススメの本です。

 

 

2022年も、クラブの皆様、はてブロランナーの皆様、はてブロじゃないランナーの皆様、そしてランナーじゃなくてもこのブログをご覧になっている全ての皆様に、心より感謝を申し上げます。

2023年も、一歩一歩は小さいですが、愚直にそれを積み重ねていき、走ることで心を鍛えていきたいと思います。

 

よいお年を。

 

さようなら。