ゴシラン

走ることについて語ります

「スローラン〜豊かな人生を〜」市橋有里講演会

4/22(土)、本別町中央公民館で「ほんべつクロスカントリー大会」ゲストランナー市橋有里さんの講演会がありました。

 

 

バリバリのランナー向けの内容というわけではなく、むしろ普段運動不足の「非ランナー」向けの内容でありました。

しかし、さすがオリンピアンだけあって、現役を引退された後も、走ることに対する情熱はすごい。

「ランニング真理教の教祖」かってぐらい、走ることの素晴らしさをこれでもかというぐらいに余すところなく伝え、普段走らない人でも「明日から走るのは無理でも、まずウォーキングから始めようかなあ」と思わせるような、グイグイと引き込まれる内容でした。

 

豊かな人生を送るために重要なことは「目標を持つこと」。

で、その目標で大事なことは

 

目標は低めに設定する

 

ということである。

 

例えば、事前に「この日はポイント練習で1km×5のインターバル走をやる!」とか「ロング走30kmをやる!」などと計画を立てたはいいが、いざ、その日になってみると、「1mmもやる気が出ない」などというのは、私も含めよくある話で。

 

そんなときは、思いっきり目標を下げてみてはどうでしょうか?

 

走りたくないけど、とりあえずランニングウェアに着替えることはできるんじゃないか?

もう今日は着替えただけで勝ち組だ。

と、ポイント練習のことは忘れて、目標を下げてみます。

 

よし、着替えた。

どうせ着替えたなら、外に出た方がいいよなあ。

うん、外に出た。

なんか太陽が出ていて、外は気持ちいい。

せっかくだからちょっと歩いてみようか。

お、ちょっとスイッチが入ってきたかな。

ここでちょっと目標を上げます。

 

うん、1kmぐらいなら走ってもいいか。

テクテクテク。

意外と今日は行けるかもしれんなあ。

よし、もうちょいスピード上げてみるか!

 

って感じで、最終的にポイント練習の内容がこなせれば言うことないのですが、仮に「外を歩く」「1km走って終わり」でも、それがトレーニングとして意味があるのかないのかというのはおいといて、「あ、今日は1mmも動けないと思ったのに、ちゃんと動くことができた」と、低い目標を達成することによって自己肯定感が得られ、「次はもっとできるのではないか」と前向きなマインドになっていくということです。

特に「自己肯定感」の重要性を、市橋さんは強調していましたね。

 

思うに、私が子供の頃。

短距離長距離を問わず、走るのが誰よりも遅く、体育の時間は「自己否定感」を増強させる場以外の何物でもなかったわけであるが、大人になって、マラソン大会に出るようになって、「あ、ビリ近くでも走ることって楽しいんだ」(当時はハーフで2時間半ぐらいかかっていた)と、価値観が変わった記憶があります。

そうして、「小さな自己肯定感」を積み重ねた結果によって、20年以上かけて、ようやく「サブスリー」という高い目標を持てるようになった私であります。

 

まあ、自己肯定感を得る手段は何でもいいのでしょうが、成長を距離や時間などの数字によって実感できるランニングは、日々の人生に潤いを与える手段としては、かなりよろしいのではないでしょうか

と、甚だ僭越ではありますが、市橋さんに代わり、私が伝えておきます。

 

あと、「アスリートフードマイスター」の資格をお持ちの市橋さん。

疲労回復に効果があるものとして、以下の3つを挙げていました。

 

・豚生姜焼き

・冷奴

・わかめときゅうりの酢の物

 

 

んなわけで、日曜のレースの帰路で寄ったコンビニ「セイコーマート」で、早速、わかめときゅうりの酢の物を買って食べた私です。

 

北海道を代表するコンビニ「セイコーマート」。

「コンビニ食=ジャンク」というイメージがありますが、セイコーマートの惣菜は、野菜を使っているものが多く、しかも分量も1人分としてはちょうどよく(というか少し物足りなく感じるぐらい)、食い過ぎを防ぐことができ、栄養バランスが偏りがちな単身者にはいいのではないかと、再評価した私です。

北海道旅行の際は、カニだのウニだのジンギスカンだの、色々うまいものはありますが、そういうごちそうばかりではなく、セイコーマートの惣菜でバランスを整えるのもよろしいのではないかと思います。

 

さようなら。