ついこの前冬至でかぼちゃぜんざいを食べたばっかりと思ったら、早くも春分の日となり、そろそろスーパーで売れ残りのおはぎが安くなってるのかなあと思ったりしています。
釧路市内はすっかり雪がなくなり、外で思いっきり活動できる季節になってきましたが、まだまだ朝方の気温は氷点下で、外に出るにはちょっと勇気がいるような日々が続きます。
怪我の回復具合もイマイチだし、今週末は家でおとなしく過ごしていようかなあと思っていましたが、朝目覚めてカーテンを開けると、ピーカンの晴れ模様で、これは外に出ないともったいなあと。
歩くのはまだ少し脚を引きずりながらではないと無理であるが、自転車なら大丈夫だろうということで、折り畳み自転車ブロンプトンにまたがって、釧路市内をポタポタしておりました。
北風がやや強く、指先に冷たさを感じますが、写真を見る限りでは絶好のサイクリング日和と言ってもいいでしょう。
先週の段階ではまだ雪の残っていた釧路川河川敷も、すっかり雪がなくなりましたね。
ランニングにも支障のない路面になりました。
怪我が治ったら、またこの道を日々淡々と走っていきたいものだ。
南大通りを通って、米町公園に到達しました。
灯台の形をした展望台が、米町公園のランドマークですね。
高浜虚子の歌碑と共に、海を見下ろします。
釧路では、かつて釧路新聞社に勤めていた石川啄木の資料が展示されている記念館もあり「啄木押し」というイメージがありますが、高浜虚子も釧路にゆかりのあった人だったのか、へえ。
とは言え、私の中で高浜虚子は「中学校の教科書に出ていた人」というイメージしかなく、どんな俳句を書いていたかということも知らんのだが。
もうちょい私に歴史や文学の素養があれば、こういった「街中さんぽ」も5倍は楽しめると思うのだがな。
正月に初日の出を見に行った「弁天ヶ浜」へと向かいます。
2年前まではここに石炭を運ぶ列車が走っていたのだが、廃止となり、それと同時に踏切も撤去されたのであるが、地元の有志によって踏切だけが再現された形となりました。
うむ、やはり、弁天ヶ浜は踏切があった方が趣がある。
線路が通っていたところは立ち入り禁止になっています。
かつての雄別鉄道のように、サイクリングロードとして再現してくれるとありがたいのだが、予算的に色々厳しいのだろうなあ。
太平洋を見ながら春採湖へと向かうこの道は、よい観光道路になるのだろうなあとは思うのだが。
20キロぐらいの距離をものすごくゆっくりとしか走っていないので、大して腹も減っていないのだが、適当な飯屋があったら入りたくなるのが人情というものだ。
「スパゲティハウス ピレネ」
店内はオールディーズが流れる、60年代のアメリカチックな雰囲気を感じるよい店である。
ハンバークアメリカン(1100円)。
「ハンバーグ」「ナポリタンスパゲティ」「ライス」「サラダ」と揃っていて、これで何カロリーになるかなんて計算もしたくない。
本能のおもむくままに、腹いっぱいたいらげるのだ。
60年代のアメリカンな店に、「減塩」とか「糖質制限」とか「薄味」を求めるのは野暮というものである。
週に一度ぐらいなら、こうした「生活習慣病予備軍一直線」の食事を味わうのもいいだろう。
土曜の午後の一人飯を力いっぱい楽しめる幸せ。
ふー、食った食った。
やはり私には石川啄木や高浜虚子よりも、アメリカンなスパゲディの方がよく似合う。
こういうのがいいんですよ。
ごちそうさまでした。
今は正直スパゲティも見なくないぐらい満腹であるが、また3ヶ月ぐらいしてスパゲティのことを忘れたら来る。
釧路のスパゲティの店は「泉屋」が全国的に有名でありますが、「ピレネ」の方がコスパがよろしくおすすめです。
「泉屋」同様に「スパカツ」や「泉屋風」を模したメニューもありますし。
摂取カロリーに対して、消費カロリーが圧倒的に少ないような気もするが、今日のところは故障中のリハビリライドということで、こんくらいで勘弁してやろう。
ぶっちゃけサブスリーランナーが走るよりも遅いスピードなのであるが、逆に言えば、まともに歩けないような人でもサブスリーぐらいのペースで移動できる自転車というのは素晴らしい乗り物なのである。
4月になったら輪行も交えて、50〜100km程度の小旅行をブロンプトンで楽しみたいものですね。
そのぐらいになったら、怪我も治って、またランニングの方に意識が行っているのかもしれないけど、まあ、そのときそのときで興味のあること好きなことをダラダラとテキトーにやればいいのではないでしょうか。
さようなら。