ゴシラン

走ることについて語ります

甘善のくるみ大福を求めて33km

釧路マラソンクラブ「大福部部長」の中氏より(肩書は今勝手に作った)、「甘善のくるみ大福はんまいっ!」と勧められたので、どんなもんか食いに行こうと思ったわけです。

 

amazen-kushiro.net

 

どうせ食うなら、めちゃくちゃ腹を空かせてから行った方が、より美味しく食べられるだろう。

ということで、ランナーらしく、わざわざ遠回りして20km以上走ってから甘善に入ろうと、今朝も7時半から走り始めた私です。

 

この日の釧路も天気は晴れているのですが、西風が強いですね。

今日の作戦としては、往路はあえて向かい風となる西方面に進んで、そんでもって復路は逆方向に戻って追い風に乗るという「行きはコワイが帰りはヨイヨイ」作戦を取ることにしました。

そんな私は、イチゴのショートケーキのイチゴは最後に食べる派です。

美味しいものは最後に取っておくのだ。

 

 

走り出しの気温はマイナス7度。

いつものように、手袋は2枚重ねの防寒体制です。

冬枯れのサイクリングロードをずんどこ進んでいきましょう。

この辺りは尿意が激しく、脚の疲れや寒さよりも、膀胱が暴れないように全神経を集中させていました。

 

どうにか漏らすことなくトイレにピットインすることに成功し、外環状を進んで大楽毛方面へ。

大楽毛は難読地名と言うか、おもしろ地名ですね。

読み方は「おたのしけ」です。

地名の由来については、知りたい人は勝手に調べてください。

 

 

大楽毛駅。

駅の隣にある「かもめ食堂」は、釧路に来た7年前から一度行ってみたいなあと思いながら、一度も行ったことはない。

多分、一生行かないで終わりそうな気がする。

 

 

「甘善」は、釧路市内に鳥取大通と大楽毛の2店があります。

大楽毛の「甘善」は駅の近くにあるのだが、まだ開店前なのでスルー。

いかにも「昔からやってます」って感じの店構えがいいですね。

 

こっから約6km走って、鳥取大通の「甘善」に行きましょう。

風は追い風で楽チン。

往路はキロ5分40〜6分ペースで走っていましたが、復路になってからキロ5分10〜20秒と、風に押されて勝手にペースアップしていきました。

 

 

2時間10分ぐらい走って、お目当ての鳥取大通「甘善」に到着。

時刻は10時15分ぐらい。

大福餅食うために25kmも走るアホも、なかなかいないであろう。

 

ガラガラガラ、こんにちは〜。

 

中はいかにも「餅職人」って感じのマスターがいて、「うちの餅はスーパーやコンビニで売ってるのとは違うで」と顔に書いてあります。

これは期待大である。

 

とりあえず25km走って腹が減っていたので、「餅入りラーメン」を頼もうと思ったのだが、「ラーメンは11時からなんですよ、ごめんなさい」と言われてしまった。

ガーンだな。

出鼻をくじかれてしまった。

 

気を取り直して「くるみ大福(150円)」を頼みます。

ラーメンもやっているぐらいなので、店内で食べることができ、お茶とセットでテーブルに運ばれてきました。

 

 

いただきます。

 

お。

おお!

おおおおおおおおお!!!!!!

 

なんだこのあんこは!

餅がうまいのはもちろんであるが、あんこが素晴らしく上品だ。

私は「つぶあん派」であって「こしあん」は正直あんまり好きじゃないんだが、このこしあんは別格でっせ。

なんだろう、絹のように柔らかと言うか、キメが細かいと言うか、スルッと口の中に入っていく。

クリーミーで口の中でとろけるような感じ。

でもって、とろけるようなこしあんの食感に、くるみがよいアクセントとなり、口の中はすっかり「サクとろ」の甘いハーモーニーを奏でていて……。

 

いや、無理にグルメレポーターっぽい文体で書くのはやめよう。

単刀直入に言えば「すごくうまい。もう一度食いたい」ということである。

150円でこのクオリティは素晴らしい。

今度は11時以降に入店して、今回食べられなかったラーメンとセットで食べることにしましょう。そうしましょう。

 

ごちそうさまでした。

 

 

甘善を出てからは、大福のカロリーを消費するために、無駄に遠回りして釧路川河川敷を8km走って、この日は3時間33kmでおしまい。

今週も、大福を餌にして、よいロング走の練習をすることができました。

今んとこ、今日ぐらいの「心拍数130ぐらいでキロ5分半30km」が、私の「コンフォートゾーン」というところでしょうか。

こっから「コンフォートゾーン」を外した、ちょっとキツイ刺激を入れることによって、どこまで伸びていくのか、もうちょい伸びしろを追求していきたいものです。

「47歳で頭打ち」などという某ランニング雑誌の戯言を真に受けてはいけない。

結果が出るかどうかは知らんが、年齢を重ねても挑戦を重ねていくことに価値があるのだ。

知らんけど。

 

 

先週まで1ヶ月「週末待機生活」で、休みの日も携帯に縛られていた生活を送っていたため「サ活」はお休みしていたのだが、今日は久々に我がホーム銭湯である「ふみぞの湯」でサ活。

やっぱランニングなどの有酸素運動は、「締めのサ活」を含めてこそナンボのものと思うわけであります。

ふー、今日もととのい椅子で、頭を垂れながらうたた寝をして、すっかりととのったでござる。

 

北海道の西半分と北部の方はすっかり雪が積もり、除雪等大変なことになっているようだが、「そんなの関係ねえ」と他人事のように見ていた釧路民の私。

しかし、そんな平和な釧路も、今晩から明日の朝にかけて雪がそれなりに降って積もりそうですな。

明日のクラブ練はついに「雪上ラン」となりそうです。

雪にときどき負けることがありながらも、それなりに釧路の冬を楽しみたいと思います。

 

さようなら。