私の心は極細ポッキーよりも折れやすい。
フルマラソンやウルトラマラソンを走るぐらいだから、持久力系の心はそんなに折れやすくないと自分では思っているが、対人関係の心はいとも簡単にボッキリ折れる。
ここでは詳細は書かないが、あまりの精神的ショックのあまり、1週間ほど朝起きることができず、朝ランをサボってしまったぐらい、私の心は弱い。
しゃーないよな、これは私の生まれ持った性格であり、直しようがない。
なんて、イジイジしていた日々を送っていたが、いい加減ちょっとは「心を鍛える」訓練をした方がいいのではないだろうか。
わたしゃ、子供の頃は「運動神経なんて生まれつきのものだ」と、足が遅いことを才能のせいにして、努力を最初から放棄していたが、大人になってコツコツとゆっくりでもいいから走り続けることによって、気がつけば3時間15分程度でフルマラソンを走れるようになっていた。
ひょっとしたら、心もマラソンのように、コツコツとトレーニングをすることによって鍛えられるのではないだろうか。
なんてことを考えて、ちょっくら精神修行をしようと思ったわけです。
その精神修行の手段は
瞑想
今は、瞑想というよりも「マインドフルネス」って言葉の方がいいのかね。
瞑想というと「東洋の仏教とかヨガ」というイメージがあるが、最近は、あのスティーブ・ジョブスも瞑想をしていたとか、グーグル社でもマインドフルネスを取り入れているとかで、西洋にも瞑想の波が流れてきている。
瞑想によって、頭の中のゴミをすっきり掃除して、悪い方向への「思い込みの癖」を排除し、何事にもとらわれない強い心を作るのだ!
これは日常生活はもちろんのこと、マラソンレースの終盤でもきっと役に立つに違いない。
ということで、以下の2冊の本を参考文献に、突発的に「就寝前10分瞑想」を始めてみました。
やることは単純です。
・スマホでタイマーを10分にセットする
・座布団に座る
・呼吸をしながら、頭の中でマントラを唱える
・雑念が沸き起こったら、「あ、雑念だ」と気づき、またマントラに戻る
・タイマーが鳴ったらおしまい
私なりのポイントは
・雑念に気づいたとき、「うわー、俺は集中していない!ダメだ!」と評価しない。何事もなかったように、マントラに戻る。
・腹式呼吸で、お腹の動きを意識する。
ってとこですが、多分そんなものは人それぞれだと思うので、好きなようにやればいいんじゃないでしょうか。
要は、10分間考え事をしないで「頭を休ませる」ことができれば、とりあえずはOKなんじゃないかと思います。
寝る前に、考え事をせずに頭をクリーンな状態にしておくと、心なしか寝付きもよくなり、睡眠の質も上がったんじゃないかなあという気がします。
気がするだけかもしれませんが。
瞑想の効果かどうかわかりませんが、10日ほど休んでいた早朝ランも、月曜よりいつものコースで無事復活することができました。
折れた心は、また真っ直ぐにすればよいのです。
「骨折した骨は、治ると元の骨よりも強くなる」と、よく言われるではありませんか!
(これは医学的には大ウソなのだが)
筋トレやランニング同様に、きっと心の方も毎日の「瞑想トレーニング」を積むことで、どんどん鍛えることができるはずです。
「性格は生まれつきのものだから仕方ない」と諦めずに、コツコツと日々できることを続けていき、今回のことが私をより強くするきっかけになればと思います。
才能のない私は「続けること」に活路を見出すしかないのです。
継続は力なり。
ピンチはチャンス。
強くなろう。
さようなら。