ゴシラン

走ることについて語ります

釧路はつとめて

道東の朝は早い。

5月に入って、日の出の時間が4時10分台になり、3時半ぐらいからもう空が白み始めている。

気温は相変わらず一桁と肌寒いが、むしろ走るにはちょうどいいぐらいかもしれない。

 

今年に入ってから早起きになるまで気づかなかったが、釧路の早朝は晴れていると、太陽の光と朝もやのコントラストが絶妙の空気になり、なんとも幻想的な風景になる。

 

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こんなぼやーっとした明るさが正に「朝ぼらけ」って感じなのだなあ、昔の人はうまい言葉を考えたなあと思いながら、テクテクと歩を進めます。

写真も私の頭同様にボケてしまっているが、そこは勘弁してください。

 

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釧路湿原のゴールデンタイムは、朝の5時ぐらいなのかもしれない。

時間が経って、この靄が晴れてしまうのがもったいないと思うぐらいの、幻想的な湿原であった。

 

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釧路湿原もよいが、春採湖からの「朝ぼらけ」もまたいとをかし。

湖面にぼんやり映る朝日の姿もあはれなめり。

 

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幣舞橋は澄んだ空気のくっくりはっきりした夕日もいいが、ちょっとぼんやりした感じの朝日も捨てがたい。

 

色々と行動が制限される昨今の情勢でありますが、こうして身近なところにほんのりとした喜びを感じる生活も悪くない。

恐らく、昨年までのように「休みの日は昼まで寝てる」ような生活を送っていたら、この朝の釧路のよさに気づかなかったことであろう。

 

家から5km程度で、日常とは離れた自然を感じられる釧路のランニング環境は素晴らしい。

あまりに素晴らしいので、どうか皆様、今しばらくは釧路には来ないでくださいと、声を大にしてお願い申し上げる次第でございますm(_ _)m。

 

さようなら。